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あんさんぶるおとまつ代表ブログ

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2014.06.06
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カテゴリ:演奏活動(団体)
(※長文注意です)

オーケストラetcの楽団ではよく口にする、「合奏」という言葉ですが、

改めて難しいことだなぁと実感しているところです。


今、参加しているボランティアイベントオケでのこと・・・

クラシックとポピュラーを織り交ぜたプログラムが予定されています。


その中に、ベートーヴェンの交響曲第7番の第1楽章があるのですが、
ベートーヴェンの交響曲の中でも特に攻略が難しい楽章です。

付点8分音符+16分音符の、
3:1のリズムを織り交ぜた6/8のリズムに特徴があります。

ちなみに、俗に3:1の付点のリズムを「タッカ」のリズムとか言いますが、

この言い方だと2:1のリズムとして刷り込まれやすいうえに、
ありもしない16分休符が表現されてしまっているので、私は嫌いです。

この言葉で付点のリズムを教えることには百害あって一利なしでしょう・・・


ちょっと話が脇にそれましたが、このリズムがヒジョーに刻みづらくて、
楽章を通して楽譜のとおりのリズムを奏で続けることは相当な困難を伴います。


特にテンポが速い演奏だと、
プロオケでも最初から最後まで正確に刻み続けるのはほぼ不可能です。

生演奏はともかく、

テイクを重ねて録り直しをするレコーディングにおいてすら、
現実にこの曲のリズムを正しく刻めている演奏は皆無だと思いますよ。

少なくとも私の知る範囲ではひとつもありません。


そんな曲をアマチュアが、
しかも、寄せ集めのイベントオケがやろうってんですから・・・

ハナから、どこに妥協点を見出すかの戦いにならざるを得ません。


実は、私自身は、
昔からベト7のリズムを正確に刻むことに強いこだわりがありまして、

その時々の所属オケでの何度かの演奏機会に、
完璧とは言わないまでも、少しでも近づけようと頑張ってみたんですよ。


でも、ダメですね。

楽譜上は1小節4/4(=1)を基準にして、

八分音符=1/8
付点八分音符=1.5/8
十六分音符=1/16

なので、ベト7第1楽章の1小節の基本形のリズムは、

(1.5/8+1/16+1/8)+(1.5/8+1/16+1/8)=6/8となるわけですが、

どれだけ頑張っても、実際に鳴り響くリズムは、

(1.5/8+1/16+1/4)+(1.5/8+1/16+1/4)=8/8=4/4

のように聴こえてしまうんですね。

ちょっとリズム感のある人が注意深く聴けば、

ベルリンフィルやウィーンフィルのような名門オケの演奏CDでも、
そうなってしまっていることが聞き取れるはずです。


それで自分の中では、ベートーヴェンの交響曲第7番は、
“アマチュアオケは手出無用の曲”に仕分けられてしまったわけです。


だから今では、自分の所属オケでベト7やろうよって話がでると、
私は基本的に反対に回ることにしています・・・演奏不可能だよって。


さてそれで今回のボランティアオケではどうしようかって話ですが・・・


私が応募した段階で既にベト7をやることが決まっていました。

ですが、

応募の理由が「被災地に今行かずしていつ行くのか!?」だったので、
ベト7をやるのなら応募はしない・・・という選択肢はありませんでした。


しかし、これまでの経験から言えることは、
自分がいくら6/8のリズムに拘って練習しても周りと合わないでしょう。

なので、

個人練習ではどこまでも正確なリズムを徹底的に追求することにして、
合奏では他の方達がなんとなく多数決で収斂しそうなリズムに合わせる。

そういう作戦を立てました。

そして・・・
つい先日のリハーサルでも、そこをうまく立ち回ったつもりでいました。


ところが・・・メンバーに公開されたリハの録音を聴いて愕然としました。


第1ヴァイオリンのパートのリズムが、どんどん前のめりになって、
そのせいで、オケ全体の合奏からかなり浮き気味になっていたんです。

リズムの正確さへのこだわりを捨てることで、
私自身もパートの演奏が走ってしまうことに加担している様に聴こえます。


これは非常によろしくない。

こういう演奏って、
お客さんに居心地の悪いスリルを味あわせてしまうことになりますから。


そこで急遽、作戦を変更することにしました。

第1ヴァイオリンのパート内のリズムが少々不統一になってしまっても、
オーケストラ全体の中で浮かないことのほうが大事と考えて、

本番直前までってことになるとは思うのですが、しばらくの間、
私自身は6/8のリズムをキープすることを優先しようと思います。

よりよい合奏のためにすべきことは、
その時その時の状況に応じて変化していくものなんでよすね。

改めて勉強になりました。


私自身はもともと、
練習を録音でふり返ることは、弊害のほうが多いという考えています。

ですが今度のことで、
たまには良いこともあるものだと少し考えが変わりました。

特に今度のような寄せ集め&短期決戦のオケでは・・・


長々と失礼いたしました。





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Last updated  2014.06.06 18:44:42
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