創意無限に、生きてみた。

2007/11/12(月)11:40

変貌。

ご無沙汰してます。 この挨拶を読む相手は、自分しかいないのは重々理解しています。 だがあえて書く。 ここに復活を申し立てる。 自堕落を極め、まさに廃人の名にふさわしい男となった今だからこそ。 あまりに多岐にわたる変化が、この4月から立て続けに起こった。 それは高校から大学への変化は除き、自分の心境の移り変わりにある。 その最大にして最悪の変貌は、夢の消失である。 受験時代に、まるで全ての正論の如く語り述べた夢はいとも容易に消えうせた。 というのは単純なもの。 映画と言う存在自体を否定しかねないが、私一個人として、芸術は一人で作り上げるもの。 そう捕らえている。 それ故、自分の作品に意見は不満を述べ、変更を差し迫ることに極度の苛立ちを覚える。 もちろん、幾人もの意見が個人のみからしか生まれない固定された感性を崩し、新しい見解を与える事に否定はしない。 だが、それはあくまで企画段階の話であり、作業開始、または極めて正確な想像が出来た後には一言邪魔である。 だから、鼻から多数で表現しなければならない映画、というものを私は履き違えており、到底私が空想していた世界など描けそうにも無いのである。 また、その考えを加速させるように私の前に現れたのはデザインの存在である。 物心ついた頃から絵を描く、ということが好きで、大学生になった今でも授業中のノートは落書きだらけである。 それが今年の夏、ある意味昇華され興味を助長した。 まだキツイ事には、ゲーム熱の再発である。 受験で一時は完全に冷めたものだったが、Xbox360を買ってからというもの、ゲーム熱全盛期を思わせるほどに嵌ってしまっている。 それだけなら趣味で終わりえたはずなのだが、HALO3の予約特典の開発陣の映像が収録されていた。 当然彼らの仕事は、プレッシャーと際限のない苛酷な労働環境である。 にも関わらず魅力的に見えてしまったのだ。 これは中学時代を髣髴させる。 将来を意識し始めてから中学までの夢はずっとゲームディレクターである。 そして東京に着てから、長編アニメ映画というものに興味を抱く。 連続アニメには一向に興味が無いのだが(攻殻機動隊はマトリックス故の特別)今敏との出会いはでかい。 ここまで語れば分かるだろう。 将来の道の不安定化だ。 デザイナーとして、一人のデザイン家となるか、ゲーム会社やアニメスタジオの一員となるか。 ゲーム会社に勤め、ゲームディレクターまたはゲームデザイナーとなるのか。 はたまた長編アニメを撮るためにアニメ映画監督となるのか。 何故ここにきて迷いが出たのかは分からない。 だがこのままではいけない。 夢を確固たるものに強制する必要は無いだろう。 だがいつまでも軸をぶらつかせていては、将来はまさに夢で尽きるだろう。 将来起こる事は夢ではない。目標で無ければならない。 目標が理想であってはならない。 確実に一つずつこなせるもので無ければならない。 だからこそ今、思い立った今、行動を開始する。 受験の苦痛を忘れぬ為に、歪んだ将来像を再び鮮明にするために。 その記録こそ、彷徨日記の名に相応しい。

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