古~い、れこーど
もう10日も経ってしまいましたが、父の日のこと。今年は実家にケーキを持って参りました。ケーキは自分も食べられるからいいよね~。(そんなことを考えているのは私だけ???)ケーキのあと、父が何を思ったか、「昔のレコードがまた聴きたいなぁ。」と言い出しました。父は音楽がとても好きで、ジャズとか軽音楽とか昔はよく聞いていたようです。いまだにレコードがたくさん家に残っているのです。「そういえば、実家には10年以上使っていないレコードプレーヤーがあるなぁ。多分、まだ使えると思うけど、電源入れてケーブルつなげば音が出るのだろうか?」一人、オーディオルームに行き、プレーヤーの埃を落とし、ケーブルをアンプにつなぎ、電源を入れてみた。電源のランプは点灯した。「だけど、うんともすんともいわなかったらどうしよう。なんせ電源入れること自体15,6年ぶりだからなぁ・・・。」期待と不安の中、playボタンを押してみた。「カチッ。」と音がした後、ス~ッとアームが動くではあ~りませんか。「おぉ、動いた!こりゃ行けるかも。」不安だった私はまだレコードはプレーヤに乗せていませんでした。ははは・・・。「どれを掛けよう?」一旦、部屋を出て、居間へ。「何が聴きたかったの?」と父に聞いてみた。「Nat King Coleのこれを聴いてみたいんだよ。」と棚から出してきたのは、私自身初めて見た彼のアルバム(題名忘れました。今度アップします。)で、購入したのは35~6年前とのことでした。こういうものが綺麗に残っているということ自体に私は感動してしまいました。「こないな古いレコード、まだ音がなるんだろうか?」時間が経ったからといってレコードの溝が消えてなくなるわけでもないから、保存状態が良ければ、鳴るはずなんだけど、なんとなく不安になるのだ。「ちょっと借りるよ。」とまた部屋に戻る。プレーヤーに恐る恐る置き、playボタンを押してみた。結果は・・・、ちゃんと鳴りました~。おめでたう!久しぶりに聞いたアナログの音。やわらかい感じの音がした。しかもレコードらしく、「ボツッ、ボツッ」と回転に合わせて入るノイズ音。なんともなつかしい~。早速父を呼んできた。「おぉっ!なつかしいなぁ~。やっぱりまだ聴けるんだなぁ。」やっぱり父上も聴けるとは思っていなかったらしい・・・。でもしみじみと聴いている父はとっても嬉しそうでした。30年以上時を経ても、良いものは良いですね。Nat King Cole、私は「Unforgettable」が大好きです。私が以前住んでいたSan Diegoのテーマソングなんですよね。どういう意味かというと、学生の頃、東京にある日米教育委員会(だったと思う)でSan Diegoの紹介ビデオがあって、そのときのテーマソングが「Unforgettable」だったのです。文字通り、San Diegoは「Unforgettable」でした。この辺りのお話はまたいずれできればと思います。話がそれちゃいましたが、なかなか良い父の日でした。