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2004/12/06
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カテゴリ:その他
写真を撮ると、パソコンに取り込み、
色の補正をかけます。
人間の目というのは不思議なもので、太陽光が若干黄色みを帯びていたり、
背景の紙の色の反射が石に写り込んでいても、
無意識のうちに調節してほぼ正しい色を捕えているのですが、
デジカメはそれらすべてを律儀に写し取り、
時には強調してしまいます。

それを調整するべく画像処理ソフトを使用するのですが、
色とコントラストをいじるのは、肉眼で見た印象に近づけるためなので、
故意に色を変えたり、傷を隠すなどのレタッチはしていません。

それとは別に、
完全に色や大きさを変え、切り張りし、
写真を構成して遊ぶこともあります。

印象

これはパイライト化したアンモナイトのスライスを
黒い紙の上に置いて光を反射させて撮った写真をもとに
つくったもので、
幾重にもレイヤーをかけ、切り取り、重ね、透明度をいじり、
再び螺旋を作っています。

言うなれば、これはアンモナイトのもう一つの印象。

アンモナイトという種を生み出してきた時の流れと、
その種が滅びに向かった時の流れと、
かつて生命を持っていた有機物が、
大地のそこでパイライトという向きブルに置き換えられられていった時の流れ、
それが人の目にとまり、掘り出され、加工され、私の手の中に落ちた、
幾重にも重なった偶然の螺旋。

……そんなイメージです。

螺旋を何重にも重ね合わせながら、

「進化というフィルムを巻き戻し、もう一度繰り返したとしても、
現在に至る同じストーリーにはならない」

という、ある学者の言葉を思い出しました。





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Last updated  2004/12/07 11:05:56 AM
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