テーマ:天然石のある生活(460)
カテゴリ:メキシコ産
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別館サイト「虚空座標」を更新しました。 本ブログの雑記を収録し直したアーカイブ的サイトです。 石を産地別に分けているので、ちょっとは見やすいかと思います。 ブログの過去雑記を読んでいくのはややこしい! ……という場合は別館サイトもどうぞ。 石(鉱物)の名前にはいくつものパターンがあります。 色にちなむもの(例:ラピスラズリなど)、 色のイメージを形容するもの(例:ロードクロサイトなど)、 人名にちなむもの(例:モルガナイトなど)、 地名にちなむもの(例:アフガナイトなど)……と、実にざまざまです。 また、英名に対して和名があり、 英名よりもイメージが広がるのではないかという名前があるかと思えば、 (例:ワーベライトに対して「銀星石」なと) 成分や結晶の形は一目瞭然だけれども、実用一点張りの名前もあったりします。 (例:ロードクロサイトに対して菱マンガン鉱) 中にはオケナイトに対してオーケン石のように、「そのまんま」なのもあります。 「そのまんま」なのは、英名と和名がバラバラにならないという意味では、 一番シンプルなネーミング方法かもしれません。 しかし、石によってはちょっと悲しい事態になります。 「そのまんま」なのだから、文句の言いようがありませんが、 ちょっと気の毒かもと思ってしまう石…… ダンビュライトです。 この名前は、この石が初めて発見されたアメリカコネチカット州のDanburyという地名からきています。 そのこと自体は、何の問題もありません。 ……が。 ダンビュライトという名前が「そのまんま」和名になると、 ダンブリ石。 これはどうしたってドンブリ石に聞こえてしまうのは、 私だけでしょうか。 お茶目なんだか、お笑いなんだか、ちょっと微妙な名前のダンブリ石ですが、 その輝きはすばらしく、1900年代前半にはダイヤモンドと偽って売られたこともあったそうです。 写真の石はメキシコ産。 メキシコ産には淡いピンク色のものもありますが、この石は無色透明。 結晶の形もきれいでノーダメージです。 慎重に角度を調整し、条線を輝かせて写すと、その姿はまるで光のラインがつくったかのよう。 先端の透明な部分にちょっとだけ入っている霧状のインクルージョンにうまく光をあてると、 まるで星くずのように輝きます。 マダガスカルやミャンマーでは、淡黄色~金色のものが採れるそうです。 金色のダンビュライト……ちょっと見てみたい気がしますね。 最後に、ダンビュライトについて調べていて、意外だったこぼれ話をふたつ。 ダンビュライトを鉱物学的に見ると、なんと、トルマリンの兄弟のようなものだそうです。 もう一つ。この石を宝飾品などに加工する際、バーナーの直火では溶けてしまうのだそうです。 その際は美しい緑色炎を伴うのだとか……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
実は、すごい綺麗なダンビュ、海外に昔のものが、あって、日本産らしいです。
今は、掘れないか出ないみたい。 海外コレクター保管しとるみたいよ。 ロシアとメキシコじゃ、メキシコ産がやっぱきれいみたい。メキシコ産って結構キラキラあるよね^^ (2005/04/21 08:34:46 PM)
まー@石好きさん
>実は、すごい綺麗なダンビュ、海外に昔のものが、あって、日本産らしいです。 >今は、掘れないか出ないみたい。 >海外コレクター保管しとるみたいよ。 > >ロシアとメキシコじゃ、メキシコ産がやっぱきれいみたい。メキシコ産って結構キラキラあるよね^^ ----- 日本産のきれいなダンビュライト、あるみたいですね。 輝安鉱と並ぶ、日本度代表するきれいな鉱物標本なんだとか。 見てみたいです……。 (2005/04/22 09:35:07 AM)
あまくりーさん
>すごく透明感があるダンビュライトですね。 >うっとりです。 >日記リンクさせていただきました。 >今後ともよろしくお願いします。 ----- 日記リンクありがとうございます。 ことらこそ、どうぞよろしく。 このダンビュライトは2.5センチくらいのおちびさんです。 この石は結晶の形がきれいなので選びました。 もう同じくらいのがあるのですが、こっちは根本まで透明なのに、結晶の形はちょっと欠けあり。 形か輝きか、悩むところではありますね。 (2005/04/22 09:37:43 AM) |
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