カテゴリ:アフガニスタン・パキスタン
ラピス・ラズリのタンブルです。 以前にも一つ紹介しています。 今回は、パイライトの美しさが秀逸。 何とも写真に撮りにくい、ラピス・ラズリの青に泣かされながら撮りました。 青を写そうとするとパイライトが写らず、石の真ん中にピントを合わせると、 ラピス・ラズリの青にならない……。 パイライトは、ラピス・ラズリが天然か練りかを見分ける重要ポイント。 安価な練りにはパイライトは入っていないし、 入っていたとしても見るからに不自然です。 このタンブルは、流れるようにバランス良く入るパイライトの輝きが魅力です。 もちろん、色も濃くて文句なし。 アフガニスタン・パキスタンの石(個人的)ブームのおかげで、 ラピス・ラズリを見る機会が増えました。 ちゃんと気を付けてみると、ラピス・ラズリといっても実にさまざま。 パイライトと母岩の白が縞模様のようになっているもの。 黒に近く見えるほど色が濃いもの。 明るいけれど、やや色の深みに欠けるもの。 色の深みと、青である鮮やかさを兼ね備えたものは、 探し出すと意外にないのです。 特に色が淡くて白っぽく見えるものは「デニム・ラピス」と呼ばれて インディアン・ジュエリーに用いられることもあるようです。 私個人としては、全体的に色が浅いよりも、 母岩の中にくっきり青が混ざる方が好みかも。 こちらのロシアン・ラピスラズリなどはその良い例ですね。 さて……今回、しつこく「ラピス・ラズリ」と書いておりますが、 最近、なるべく「ラピス」と略さないように心がけています。 なぜなら「ラピス」は石、「ラズリ」が青という意味なんです。 だから「ラピス」と呼んでしまうと「石」と言っていることに……。 それじゃ、ちょっと悲しいかも、と反省して「ラピス・ラズリ」と呼ぶことにしました。 「ラピス」がつく石だと、「ラピス・ネバダ」という石もあります。 チューライト、スキャポライト、セリサイト(絹雲母)、ダイオプサイト、 エピドート、長石、水晶、ゾイサイト、クリノゾイサイト、アクチノライト、 アパタイトなど11もの鉱物からなる石(岩石)で、ラピスとついていても、 当然のことながら青くはありません。 度地rかと言うと「桜餅」カラー。 「ラピス・ネバダ」の名前の通りに、ネバダ産の石。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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