カテゴリ:東ヨーロッパ産
昨日に続いてストロベリー・クォーツ。 今度はルース。 産地は同じカザフスタン。 ストロベリー・クォーツが透明な水晶にゲーサイトが内包されることによって 赤く色づいていることがよくわかります。 ルースの長さは15ミリほど。 それをこれだけ大きくアップにして、 なおかつゲーサイトがこれだけ細かく見えているということは、 実際のようすがいかほどか、想像がつくでしょう。 この繊細さが、愛らしいとしか言いようがないあの色合いを生み出し、 「ストロベリー」の名前が付けられだのだと思うのです。 このかわらしくスイートな感じを見てしまうと、 レピドクロサイト入りはゴツい! やはり、苺ちゃんは、かわいらしくなければ。 さて、今回のルース、昨日の原石ストロベリーがなかなか手に入らなくて、 待ちきれずに買ってしまったもの。 もう一度写真をよくご覧ください。 ルースの先端から真ん中あたりにかけて、 筋状にやや色が濃い部分があるのが見えるでしょうか。 また、ルースの下部、丸い方は透明になっています。 筋状に濃く見えるのは、原石の時のエッジ(面と面と合わせ目の角)の部分。 つまり、この石は透明な上にゲーサイトの層が被さった、 ファントム状のストロベリー・クォーツなのです。 磨いてあっても、原石の時の表情を残しているのが、 さらにかわいい。 メキシコ産のストロベリー・クォーツにも出会ってみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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