2008/03/27(木)22:02
これもオパール!?
石です。
掌の上に乗ります。
でも、人間の背丈くらいに大きく拡大して公園等に置いて、
「現代美術の作品です」と言っても、誰も疑問に思わないのではないでしょうか。
念のため申し上げますが、自然の形です。
人工的に作った形ではありません。
でもってこれはオパールです。
……少なくともオパールの一種。
メニライトといいます。和名は珪乳石。
綴りはMenilite。
ジュディ・ホール氏の「クリスタル&癒しの石」に
メナライトとして掲載されているのと同じ石です。
実は、この本を見たとき、メニライトの誤植? と思ったのですが、
最近出た「クリスタル百科事典」でもメラナイト。
しかも綴りが「Menalite」。これならメラナイトと呼んでも仕方がないですが……
検索してみると、Menaliteでもヒットしますが、
ヒット数だけなら「Menilite」の方が断然多いです。
なので、やっぱりメニライト(Menilite)ということで。
不純物が多いオパールであるとか、
プランクトンの一種である珪藻の殻が溶けてコロイドとなり
脱水してオパール質の珪乳石となったとか、
珪藻土の珪酸成分が分離し沈殿したのだとか説明されています。
生き物めいた形をしているので、
別名を「こぶり石」「仏石」「菩薩石」とも言うそうです。
手触りは、オパールと言うより石膏(鉱物のじゃなくて「石膏像」の)っぽい。
石だと思って持つと、予想よりは軽いので、
その点はなるほどオパールかもと思えます。
でも……オパールどころか、石にすらみえませんねえ……この形。
誰も見ていない間にぐにょ~ん、でろ~んと動いていそうです。
動いていそうというよりも、いっそ動いて欲しい。
動いても驚きません。
そんな感じの、変な石。
気持ち悪い?
……私はどちらかというと好きですね。
この形。このライン。この質感。
よくぞ自然でできあがったものだと感心します。