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2008/09/16
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合体技

アフガニスタンはクナル産の水晶です。
ちょっと前に紹介したアフガニスタンのモリオンと言いたい水晶と一緒に買ったもの。
同じかごに入っていて、よく似た風情で、おそらく同じ産地、
ひょっとしたら同じ晶洞あるいは鉱脈から出たんだろうと思える水晶です。
ただし、こっちはモリオンではなくてスモーキー。光に透かすときれいにコーヒー色に透けてくれます。

この水晶の最大の見所は、透明水晶がくっついていること。
無色透明ではなくて、厳密には淡いスモーキーかもしれませんが、
下の濃いスモーキーと比べればその差は歴然の透明さ。
表面にうっすら付着物があってもやっぱり透明なのがよくわかります。

……で、こういう水晶を見ると不思議なんですが。
これだけ色が違う。
くっついたように見える。
だとすると、スモーキーが成長して一段落(?)したあとに、
透明水晶がそのうえで新たに正当したのでしょう。
では、透明水晶がこれだけの大きさに成長している間、
なぜスモーキー部分はそのままだったのか?

透明部分がこれだけ成長したということは、
つまり、この石は水晶が成長できる環境下にあったということ。
ならば、スモーキー部分も成長したっていいはずです。
スモーキーの上に透明な層が成長するとか……。

あら? そうすると、透明水晶部分がスモーキー部分にめり込んだようになってしまうわけで、
そうなっていないということは、スモーキー部分はあまり成長していないということで……
やはり謎。

これで、結晶の中に別の小さな結晶が完全にない補されている「マニフェステーション」だと、
水晶が成長している途中に、小さな結晶が熱水に流されてきてくっついたものが
内包されてしまったのかもしれないと説明されていますが、
いくら何でもこんな大きいものが「流れてきた」とは考えにくい。

そんなに珍しいものでもなくて、時々見かけるけれど、どうやって成長したのでしょう?


……さて、以前に「なぜだ」「不思議だ」と問題提起ばかりして、
ちっとも「答え」を出してないと言われたことがあります。
それはまあ、その通りなんですが。

必ずこたえを出さなければならないものでしょうか?
それもすぐ?

私はとりあえず「疑問を持つ」ところからはじめたいと思っています。
軽い気持ちで見ていたときは気が付かなかったこと、
知識がないためにおかしいとも思わなかったこと、
それが「あれ?」と思えるようになったということは、私の中では小さな一歩。

「変だなー」「不思議だなー」といいつつ、それを覚えておいて、
その答えを探し続ける。
それが「変」でも「不思議」でもなく、「そういうことか」と思えるようになれば
さらに小さくもう一歩。

がちがちの鉱物系でもなく、何でもありのパワーストーン系でもない、
独自路線の隙間系の道を行くならば、とりあえずちまちま自分の足で。

それに、「変だ」「不思議だ」と意志表明していると、
「それはね」と親切な方に教えていただける可能性も高まります。

……ということで、これからもたくさん疑問をまき散らしていくことにします。






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Last updated  2008/09/17 03:10:48 PM
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