新宿メモ
今回の新宿ショーのレポート……というほどくわしくないのですが、気が付いたことをメモ的に記しておこうと思います。●ものすごい人!確実に去年より多い。なんったって初日は、通路を歩くのも一苦労。初日参戦の人は、目当てのお店を絞って即ゲットすべし。●フローライトが不作?意外にフローライトが少なかった感じ。フローライト好きの人が残念そうでした。●インド&中国インドと中国のお店がイマイチ元気がなかったような。いいのがあったら悩もうかと思っていた、インドのエレスチャルも不作。沸石類もぱっとせず。●今回のオドロキ!あるお店でお店の棚三段分を丸ごとお買いあげの方がいらっしゃったそうです。私は現場を見ておりませんが、すごい人がいるものです。●今回見つけた変なもの昨年末の池袋では、「水晶エネルギーチェッカー」なる、珍品を見かけましたが、今回珍品ナンバー1は個人的にコレ。隕石の招き猫。中には隕石の彫刻屋さんなんてものあって、巧妙に動物などをほってあるものを並べていましたが、初日一日だけの出店で、早々に店じまいしてしまった隕石屋さんには、コンドライト(小さい粒が集まった石隕石)を招き猫に彫ったペンダントヘッドがありました。なぜに招き猫?●チェルミガイト(tschermigite) をお買いあげの方へ今回、ロシアのお店の多くがチェルミガイト(チャーミガイト)をあつかっていました。一見フローライトのようにも見える、透明感のあるピラミッド状のきれいな結晶がいくつかくっついたものです。母岩にくっついているので天然に見えますが、人工の結晶です。(こちらのサイトさまに画像があります)この石は和名をチェルマーク角閃石といい、天然のものも存在します。天然のものは無色透明か黄色っぽい色で、ショーで売られていたような大きな結晶はないそうです。フローライトの仲間だとしているサイトもありますが、全くの別モノです。私が見たお店ではちゃんと「synthetic」と記されていましたし、お店の人も「synthetic, OK?」と確認していましたが、一応、「人工モノ」であることをご紹介。硬度は2弱と、フローライトに比べてもずっと柔らかく傷が付きやすいです。そして何より注意していただきたいことは、これ。この石は、水に溶けます。みるみるうちに溶けてなくなるということではありませんが、水洗いしただけで、表面がぬるぬるしたという話を聞きました。まずは水洗い、とか、水で浄化は厳禁です。ご注意を。●ギベオンなど、鉄隕石(特にスライスやみがき)を買われた方へギベオンのスライス、きれいですよね~。しかし、これらのモノは要するに鉄。放っておくとサビてきます。さびたら最後、元には戻せないのでご注意を。時々油をうす~く塗るとよいそうです。ハンドクリームなどは、化粧品の成分がダメな場合があるので、ワセリンなどがいいそうです。ロシア産のイミラック(鉄隕石の中にペリドットが入ったパラサイト隕石)の中には、透明ラッカーかニスでコーティングされているものもあります。こうしておけばさびないかもしれませんが、見た目はイマイチ(個人的に)。石も、隕石もイチオシはナチュラルかなあ……。