ホームページ奮闘記
言うまでもなくビルダーと格闘中。最初のうちは、「ほほー♪ フリー素材っていっぱいあるんだ!」と喜んでいたのですが、使ってみると帯に短したすきに長し。結局ビルダーの「ウェブアートデザイナー」という機能でちまちま作っています。フリー素材を見ていくと、石好きさんとおぼしき方がフローライトなどの結晶の写真を使ったボタンなどを配布されていて、とても惹かれてしまうのですが、私の作っているHPの雰囲気には合わないようです。さて、ここのところ台風の被害のニュースで三重県の宮川村というところが話題になっています。実は、私の出身は三重県。宮川村ではありませんが、ここはなんどか行ったことがあります。ニュースでは流れていない補足情報をちょっとご紹介しましょう。宮川村は宮川という大きな川の源流部にあたり、その最上流部は、日本でも有数の多雨地帯です。そこに「宮川ダム」というダムがあり、ダムのさらに上流部は「大杉谷」という、手つかずの自然が大変美しい渓谷なのですが、ここは「年間400日雨が降る」と言われるほど、雨の多いところなのです。そこで山荘を経営していらっしゃる方のお話では、「(日本列島全体が入る)広域の天気図の端っこに台風が入ってきたら、ここではもう雨が降る」のだそうで、宮川ダムでは、梅雨時期でも貯水率を8割ほどに抑え、いつ大雨が来てもいいように貯水の余力を残すようにしているほどなのです。ところが!今回の大雨では、いくら放水しても降雨量の方が多く、ついに宮川ダムが溢れたそうです!ダムの管理事務所の方は、命からがら避難したとか……。そんな多雨地帯の村なので、川はみごとなV字谷。山が急角度でそそり立っています。そこにあんな大雨が降ったら……。建設省の依頼で毎日推量を観測していらっしゃった方にお話をお聞きしたことがあるのですが、宮川の下流の方は、「水位が7,8メートルになると、川がゴーッとうなるみたいに音がするんや」上流の宮川村の方は「台風では風より水がこわい。すぐに増えてくる。川の水は、少ないうちはザーッと音をたててるんですが、だんだん増えてくると音がせんなるんです」とおっしゃっていましたが、今回の台風ではご無事だったかどうか気になります。これまでの台風では6メートル前後の水が最高だともおっしゃっていましたが、今回はそれどころではなかったでしょう。被災地の一刻も早い復旧をお祈りします。