~2050年 日本の旧システムは終焉を向かえ… ~ 新しい国づくり
先日、九月に施行される金融商品取引法の勉強会に出席しました。感想は 難解極まりない割には 金融庁が金融システムをどうしたいか、というコンセプトがわからない…というのが印象です。例えばコンプライアンスの強化は 米のエンロン事件後にできた SOX法をそのまま真似て日本版SOX法が導入されます。現行の証券取引法は金融商品取引法に一括されます。
金融庁のビジョンを考えた時、基軸を失い、主体性がない、追いついていけないのでは?という印象を受けました。
金融業界に入って一年近く。日本の金融システムが自らの身体・生命で分かり、意識で整理することが出来てきた感があります。
脆弱で保守的。
これは会社の体質にも近いかもしれないけれども…。詳しいことは書けないけれど、今の会社が日本の中核を担う面を持っており、結集したものを整理すると 理解出来て来るような感覚なのです。
官僚的・保守的・傲慢。すべての人がそうではありませんが、自らの生活を守るために守りに走り、倫理的なもの欠落、また 日本社会全体に言えることかも知れませんが精神性の衰退…。体制自体が人の命に染み付くのかな…。
空気としては、年功序列を乱したら 厳しくメールでなじられ、自由にもの言えぬ空気…。仕事を教える時、 「何の為に」ということがわからないと私はよくミスをします。しかし、もの聞けぬ環境…
問えば嫌がられるし、論理を押しつけ、筋が通っていないことが多々。巷の報道に恐れを抱き、失敗やミスに神経質になり 監視の目を走らせる。
保身、内向き。
闘うものを間違っていないのか…と疑問に感じることが多々。
一方で、「世界」と「未来」に目を向けると日本の国力を含め、大変な事実が存在します。
2050年 -
現在の新興国と言われる国々(俗に言うBrics,ViSTA等)の消費量は現在の4倍となり、その2050年には地球の存続が危ぶまれると言われています。既に日本は世界で47位という経済大国としては落ち目とも言える様相を呈する中で 内に目を向け 守り、次世代のことを考えるといった風潮は感じられない…。ちなみに今日知りましたが、日本の会社で98年に創設されたあのgoogleの時価総額を抜くのはTOYOTAだけなのだそうです。日本の競争力の衰退を目の当たりにするような事実。
私自身、仕事との相性は良いものの これらの体質になじめず…という状態なのですね。
「理念不在」
循環していない。これでは若い人が育たない…。益々国力の低下を低下を招く。不況下において、散々私達の世代(1975年頃~)を派遣や日雇い派遣に追い込み、バブルを経験した世代はその痛みを知るよしもない。
昨今のグッドウィルの日雇い派遣問題にしてもしかり。
僻みではないけど、バブル世代は 今も割と給与もよく 安定している(ように見える)、が、若い人を育てようとする意志がないように感じるし、彼らの子供達が育ち学校で給食費を払わない、等を筆頭にした問題が露呈。バブルは『自分だけよければいい…』という意識を作り出したように思えるのです。
バブルの真相は世界の金融を操る いわゆる悪魔側に仕組まれた罠であったとも知らず…。
では どう生きていったら良いのか?
日本の社会を そして 世界の未来をも救うのは 日本人が精神を取り戻すこと。
聖徳太子の「和」の精神
精神は 英ではスピリット、独語は ガイストと訳すそうです。
-米を少し剥ぐと青に 磨いてゆけば 神がくる -精神
神道 は 祓い・清め
があります。また、武士道の精神があります。
暮らし 人間関係 社会での仕事 …
日本人であることを誇りに 未来へ向かおう…というところです。
掃除を毎日して
魂を磨いて …
(掃除は自律なんだそうですよ)
次の波、第四の波を創る---新しい国づくり
最後に。
国のために 命を落としていった 戦死者の方々 …
日本に来る時 海に沈んでいった 先祖の同胞の方々 …
たくさんの犠牲あり、今、自らの命があることを自覚出来、また感謝して、希望の光として強く成ります。