2006/11/08(水)11:11
K先生、どうしましょう
K先生を訪問する前の晩、ダンナからのメールが。
「今日はタクシーになりそうなので、先に寝てください」
や、やばい・・・。 私は腹をくくった。こりゃあ、帰ってこられないかもしれない。1人で行かねば(T_T)
朝7時。起きたら、そこにダンナの姿はない。やはり徹夜か・・・と思ったそのとき、「ただいま~」とダンナ登場。
8時半前にには家を出ないと約束の時間に間に合わない。ダンナは、40分寝て、お風呂に入って、へろへろの状態で再び家をあとにした。
私が悪いわけじゃないけど・・・ ごめんよ、ダンナ・・・。
でも、やっぱり、1人で行くより良かった(^^)
K先生の事務所に着く。
こじんまりとした事務所を入ると、打ち合わせテーブルにYチェア。 さて・・・
先生にこの工法でとお願いしていたSE構法について、先生が調べた内容を聞く。
うん。やっぱり、耐震性とかを考えるといい工法だ。
で、先日外観を見に行った青山の家の間取りや写真を見せてもらった。
施主の希望がどうだったのかとかを聞いたら、その質問の意図が伝わらなかったようで、微妙な空気が流れた。
「ん~、オトナ二人の家なので、LDをとにかく広く。あとは、場所が目立つので、大きな窓がいいんじゃないかとか、折角なので楽しいことをしようということで吹き抜けを・・・」
「・・・なるほど・・・」
施主の希望がどうのこうの、っていうより間取りの説明ってことだ。
ここから何をどう判断すればいいんだろう?(私の思考も停止中)
私たちの予算の話になった。私の田舎なら、十分な家が建つ。
が・・・「ローコスト住宅ですね」って言われてしまった。 ローコスト・・・(T_T)?
ローコスト住宅にするには、なるべく職人さんが作業をしやすいものにするということが大事なんだそうな。つまり、外形はなるべく箱にするとか、素材を統一するとか。
私たちも「そうなんですか~」って「うん、うん」とうなづいて聞いてしまったので、話がなんだか「ローコスト住宅の建て方」みたいな話に。
スキップフロアも、設計としてはできなくないけれど、空間に使いにくい部分ができたり、段差がある分、基礎を二度打ちすることになって、コストアップにつながるとのこと。
アンティークフィニッシュも、できなくはないけれど、やはりコストアップになる。
玄関ドアをアウトレットで買ってきて設置してもらうというのも、できるけれど、施主支給だと取り付け後にドアが反ったときに取替えが全部施主の持ち出しになるからお勧めしない、とのこと。
一つ一つはごもっともな話で。なんせ我が家はローコスト住宅を目指さねばならない身・・・(すねている私)。
内装には、あまり夢がもてなくなった。でも、木造にして非常に頑丈な構造は魅力。その頑丈さゆえに、地震保険も一番いいランク(つまり掛け金が安い)。
間取りは・・・あまり変わったことはしない、ってことが分かった。ローコストにするためには、シンプルな作りが一番ってことで。
気を遣って、言いたいことがなかなか言えない私。
人当たりのいいダンナ。あまり突っ込んだことは言わない(というより、予備知識がなさすぎて、言えない?)
打ち合わせは大体3~4回もあれば大丈夫なんだそうな。それだけ間取り作成には自信があるってことかな。頑丈な家はできそうだ。 私が内装へのこだわりをどこまで妥協できるかにかかっている、という感じだ。
信用できないわけじゃあない。甘言ばかり言わないってのは、誠実なんだろうと思う。
でも、やっぱりなんとなく安っぽく感じる家にはなるかもしれない。
(なぜってそれは、ローコスト住宅だから。 ・・・まだスネている私)
そして、高さがある割には高さを感じない家になるかもしれない。(これは結局原因不明。天井高3mって言っていた先生の自宅は、あまり容量の大きさを感じない部屋だった)
構造がしっかりしているし、スケルトンが可能だから、将来的な間取り変更もしやすいだろうし、ダンナ希望のガレージも取れそうだ。
間取りは、「あっ!」と驚くような斬新な発想は出てこないだろう。依頼しなくても、なんとなくこんな風になるんだろうな~って、想像がついた(笑)。シンプルにしなくちゃいけないから、あまり工夫のしようがない、からだ。
ローコストで建てるには、最初から「ローコストにする意識」が必要なんだそうな。
IHだ、エコキュートだ、って言ったら先生は苦笑していた。
フラメンコのタブラオだの、輻射式冷暖房器って言ったら、固まってしまうかもしれない(笑)
先生には、「今月中には結論を出すつもりでいる」と一応伝えた。
ダンナも「もう先に進みたい」感じになっている。
さあ、次はN社だ。