旧Ozriko Journal

2005/08/07(日)23:21

研究者ビザとその同行家族ビザ

フランスでの事務手続き(14)

フランスへの長期滞在の第一歩は、日本でビザを申請することから始まりました。 学生ビザや研究者ビザの情報なら多少ネット上にあるのですが、その家族ビザについては情報がほとんどなく、私はとても苦労したので書いておこうと思います。 これは2005年3月の情報ですので、時間が経つと必要書類も変わる可能性があります。 最新の情報は在日フランス大使館のページを見て下さいね~。 大使館への問い合わせについて 電話受付もありますが、時間は短くいつもお話中でなかなか繋がりません。 ですからFAXでの問い合わせをおすすめします。 それに電話と違って、FAXの返信用紙がそのまま証拠として残りますしね。 (人によって微妙に言うことが違うことがあるので、そのときのために) 研究者ビザ必要書類 1. 長期ビザ申請書(青色) 2部 2. 証明写真 3 枚 (同じ写真でカラ-のみ) 3. 保険加入誓約書 1部(大使館窓口に備え付け) 4. プロトコール・ダキュイ オリジナル1部 *フランス側から出される保証書(当館の用紙を使用のこと) これにフランスの受入れ機関のサインと捺印、及びフランスでの研究機関が所在する県の県庁の捺印が必要 5. 日本の所属機関からの推薦状か証明書(英または仏文) オリジナル1部コピー2部 6. 戸籍謄本(同行家族がいる場合のみ) オリジナル1部コピー2部 7. パスポート(残存期間が3ヶ月以上あるもの) 8. ビザ料金 14000円前後 9. 書留送付分の600円切手を貼った返信用封筒 ・4は受け入れ先の研究所が用意してくれました。  夫曰く、この取得にも様々な提出書類が必要で大変なようです。  特にポリオと破傷風の予防接種のために東京検疫所まで行きました。  このせいかどうかわかりませんが、ポリオの予防接種後、夫は   高熱を出して寝込みました(笑。 ・5は、夫の場合ポスドクとして渡仏するため、  渡仏中は日本に所属機関がなく用意できず。  それを大使館に問い合わせたところ、なくても可とのことでしたので  提出しませんでした。 ・これ以外に、日本で海外駐在用の保険に入りその証明書(フランス語)を  持って行ったところ、それのコピーも提出することになりました。 ・戸籍謄本は前もって大使館指定の翻訳会社で翻訳してもらう必要があります。 ・返信用封筒を提出しておけば、出来上がり後郵送してくれます。 研究者の同行家族ビザ必要書類 研究者の同行家族は、シェンゲンビザを申請します。 シェンゲンビザは本来、日本に滞在する外国人がシェンゲン諸国(フランス、イギリスやスイスなど)へ観光へ行くためのビザなので、大使館のHPに記載されているシェンゲンビザの必要書類とは多少異なりました。これも大使館にFAXで問い合わせました。 1. 短期ビザ申請書(シェンゲンビザ申請書)1部 2. 証明写真 2枚 (同じ写真でカラ-のみ) 3. フランス以降にシェンゲン諸国に滞在予定の場合は、それらの国のビザ  4. 飛行機の予約書もしくは、往復航空券 5. パスポート(残存期間が3ヶ月以上のもの) 6. ビザ料金 約6000円 7. 海外旅行保険 8. 戸籍謄本 9. 書留送付分の600円切手を貼った返信用封筒 ・3はフランス以外の国に長期滞在する予定はないので提出せず。 ・4は準備しましたが、提出は求められませんでした。 ・8は夫と共通で1通でOKでした(コピーは必要)。 並んだ時間は別として、書類の提出自体はかなりスムーズに進み ビザもきっかり1週間で手元に届きました。 ただ、フランス大使館のビザ受付コーナーには、机の上に申請用紙が置いてあるだけで、ペンも糊も何もありません。コンビニも少し歩かなければならないので、必要と思われるものはすべて、必要書類は確実に確認して持って行った方がいいかと思います。 オリジナルしか持って来なくて、コピーをしにコンビニまで走る人たちがちらほら。 研究者ビザ、その同行家族ビザ共に有効期限は3ヶ月。 その3ヶ月の間にフランスで滞在許可証を取得し、初めて長期滞在が可能となります。 が、次の関門は滞在許可証の取得です。みなさんこれには苦労することが多いようなので、ビザはできる限り渡仏直前に取得した方が時間に余裕ができると思われます。 滞在許可証取得に関しては後ほど。

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