旧Ozriko Journal

2005/10/26(水)05:56

パリでおうち探し

フランスでの事務手続き(14)

パリの住宅難は有名で、一般におうち探しは相当大変なようです。 そんなこととは露知らず、パリにきた私達。 予定としては、最初の2ヶ月は夫の勤める研究所の宿泊施設に滞在し、 その2ヶ月間で今後数年落ち着く先を探すことにしていました。 2ヵ月後の家を今から探す、というと、 「すぐに動いた方がいいよっ!」とほとんどの人に言われました(笑。 そう~?と思って初めてみると、その大変さが身にしみました。 まず、自分の条件にあった物件を見つけ出すのが至難の業です。 日本と違って、フランスの賃貸契約は、不動産屋を通さない個人間契約の比率が高いよう。 しかもパリの場合借り手はいくらでもいるので、条件のいい物件は口コミ情報で集まってきた人の中から大家さんが借り手を見つけることが多いのだろうと想像します。 一般的な探し方は、新聞や情報誌、掲示板のアノンスで探す方法。 フランス語の新聞には大抵豊富な物件情報が掲載されてます。 もちろん私達の場合、フラ語で交渉などできるはずもなし(涙。 と、いうことで、主に日本語の情報誌を使うことになりました。 すべてネットで最新情報を見ることができます。 主な日本語情報誌↓ ・Paris-Tokyo  隔週木曜発行。 ・OVNI(オヴニ)  毎月1日と15日発行。ネットでは発行日の朝10時。 ・フランス・ニュースダイジェスト  毎週木曜日。ネットでは火曜日に最新版を公開。 他にも探せばいろいろ↓ ・フランスなんでも掲示板 ・在仏日本人会 掲示板は、オペラにあるBOOK-OFFや日本料理店にあります。 家探し中は、情報誌は発行日に手に入れ、掲示板は小まめにチェック。 めぼしい物件を見つけたら即電話。 電話してもすでに決まっている確立はかなり高く、 見に行くところまでなかなか行きません。 不動産屋さんにも足を運びましたが、物件が少なくて高い・・。 特に日本人相手の物件は高めの価格設定が多いよう。 手数料も払わなくちゃいけないし。 その分安全で条件がよいし、対応してくれた人も親切だったし、 安心感はありましたが。 リッチな駐在員さんには便利なのかも・・。 条件に合う物件があまり見つからず困ったな~と思っていたところ、 夫の同僚が数ヵ月後に今のアパルトマンを引き払うとのこと。 なんと今まで見てきたどの物件よりも安くて条件もよくて、 パリ風の素敵なアパルトマンでしたっ! しかもオーナーも職場つながりだったので、普段は必要な保証人がいなくてもOK。 やはりここはフランス、コネ社会ですな。 おうち探しをしていることをみんなに伝えておくこともとても大切ですね。 結局2ヶ月後すぐにはそのアパルトマンに引っ越せなかったので、 短期のアパルトマンをその後必死で探しました。 これもきっかけは情報誌だったものの、結局はその物件がらみで連絡を取った人から教えてもらった場所に決まることに。 ここでも口コミ、恐るべし。 4ヶ月で2回も引っ越すことになりましたが、今のアパルトマンには満足してます。 よかったよかった。 他の友人も、最初は苦労してますが結局はみんなどこかしら見つけます。 みんなが一様に、現実を知って徐々に条件を下げていきますが(笑。 でもパリはどこに住んでもそれなりのよさがあるようで、 みんなそれぞれに気に入っているよう。 気力があれば、賃貸契約についても書こうかと思います。 そのうちに・・。

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