AVENSIS DIARY

2006/02/14(火)19:08

きいた話

その他(135)

先日、公開講座の懇親会のときに、今月11日に京都であるイベントに私も行きますという話をして、そのとき出演される佐原さんから催しの内容についていろいろ伺うことができました。 実は私、内容もわからずにそれに行こうとしてたんですよね(^^ゞ 「竹田の子守唄」は、京都の竹田にある被差別部落に生まれた歌で、1969年にフォーク・グループの赤い鳥によってレコーディングされ大ヒットしましたが、被差別部落の歌であるとして放送ではその後流れなくなったようです。 被差別部落では生活が大変で子供を養うことができないので、小さいうちから子守に出され、その子供が赤ん坊の子守をするのに唄われたのが「守り子唄」だそうです。「守り子唄」は労働歌でもあって仕事の辛さを忘れるためのもので、「竹田の子守唄」もそういったものなのだそうです。 現在も被差別問題は根が深く、地域によっては酷いんだよといったお話を聞くことができました。 私も興味をもって調べてみましたが、赤い鳥の「竹田の子守唄」は、歌詞の中に「在所」という言葉が入っていて、これが差別用語だとして放送側が自主規制をしたもののようです。 今、またこの唄が唄われるようになった背景は、今の世の中があるからでしょうか・・・ 【原歌詞】   こんな泣くぅ子よ 守りしぇと言うたか   泣かぬ子でさい(さえ) 守りゃいやにゃ   どうしたいこーりゃ きーこえたーか   この子よう泣く 守りをばいじる   守りは一日 やせるやら   どうしたいこーりゃ きーこえたーか   来いや来いやと 小間物売りに   来たら見もする 買いもする   どうしたいこーりゃ きーこえたーか   寺の坊んさん 根性が悪い   守り子いなして 門しめる   どうしたいこーりゃ きーこえたーか   久世の大根飯 吉祥(きっちょ)の菜飯   またも竹田のもん葉飯   どうしたいこーりゃ きーこえたーか   盆がきたぁかて 正月がきぃたて   なんぎな親もちゃ うれしない   どうしたいこーりゃ きーこえたーか お寺を頼れば締め出され、難儀な親では盆も正月もうれしくないというこの歌詞は当時の子守の本当の心情を映し出していたように思われます。みんながみんなそうとはいいきれないかもしれませんが、マッチ売りの少女を思わせる救われない話だとも思いました。 明治・大正期というとそう遠い話でもないんですよね。。。 私の住んでいる所だと、被差別部落の話は聞かないし、ピンとこないのですが・・・でも、古謝さんたちは、いいお仕事選ばれてされてるなぁと思いました。 つづきの記事

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