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2025年9月、日本を代表する3つの医学会(日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会)が、今秋から始まる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの定期接種を「強く推奨する」との共同見解を発表しました。


高齢者の方々にとって、新型コロナウイルスが依然として大きな脅威であり、インフルエンザ以上に警戒が必要な状況であることを示しています。


このプログでは、この見解のポイントをわかりやすく解説し、今年のワクチン接種をどう考えればよいかをお伝えします。


◎高齢者にとってのCOVID-19、依然として高いリスク


COVID-19による死亡者数は、2024年に国内で3万5,000人以上に上りました。


これは、同年のインフルエンザによる死亡者数の約12倍にもあたります。


2022年のピーク時からは減ったものの、依然として多くの命が失われているのが現状です。


特に、60歳以上の方の入院患者数は2025年だけでも3万7,000人を超えており、人工呼吸器が必要となるほどの重症者も多く見られます。


3学会は、高齢者にとってのCOVID-19はインフルエンザと同等か、それ以上に重症化リスクが高いと警鐘を鳴らしています。


◎なぜ毎年ワクチン接種が必要なのか?


新型コロナウイルスは、数ヵ月ごとに変異を繰り返しています。


この変異によって、以前のウイルスに対する免疫が効きにくくなり、感染力が強まる傾向にあります。


そのため、インフルエンザワクチンと同様に、その年の流行株に対応したワクチンを毎年接種することが、感染と重症化を防ぐための鍵となります。


2025年度の定期接種では、最新のオミクロン株「LP.8.1」や「XEC」に対応したワクチンが供給される予定で、過去に新型コロナに感染した方も、時間の経過とともに免疫が弱まるため、冬の流行に備えて新しいワクチンを接種することが推奨されています。


◎感染後の後遺症(long COVID)や合併症の予防にも


新型コロナワクチンの効果は、重症化予防だけではありません。


最新の研究により、ワクチン接種は後遺症(long COVID)のリスクを軽減する効果があることもわかってきました。


また、感染後1年間にわたって増加する心臓病や呼吸器疾患、認知機能の低下といった合併症を予防する効果も期待されています。


◎ワクチンの安全性について◎


ワクチンを打つことに対して不安を感じる方もいるかもしれませんが、これまでの大規模な研究から、ワクチン接種が死亡リスクを増加させるという関連性はないことが示されています。


発熱や倦怠感といった一時的な副反応は起こることがありますが、これらの症状は回数を重ねるごとに軽くなる傾向にあると報告されています。


まとめ:科学に基づいた賢明な判断を


新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いたように見えますが、高齢者の方々にとっては依然として注意が必要です。


3学会は、科学的なデータに基づいてワクチンのメリットとリスクを正しく比較し、かかりつけ医など信頼できる医療従事者と相談した上で、接種を検討することを呼びかけています。


ワクチンは感染を完全に防ぐものではありません。


接種後も、適切なマスクの着用や換気、手洗いといった基本的な感染対策を続けることが大切です。


今年の秋、ご自身の健康を守るために、ワクチン接種を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。


ワクチンを接種するか否かの判断は、正しい知識を身に着けて各人が判断されることです。








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最終更新日  2025.09.09 08:00:06
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