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2012年05月08日
テーマ：ＴＶで観た映画(3798)
 『沈黙の戦艦』の純然たる続編。 No.7 【初心者向け】 暴走特急 UNDER SIGE 2 アメリカ（1995年）99分 ■ 監督 ジョフ・マーフィ ■ 出演者 スティーヴン・セガール/ エリック・ボゴシアン/ エヴェレット・マッギル キャサリン・ハイグル/ モリス・チェスナット ................................................................................................................................... 今月は、『 スティーブン・セガール作品一挙レビュー！をお送りしております。 レビューを読む際、幾つか説明事項がありますので 順を追ってご説明致します。 １．ブログ主はセガール作品になると作品の内容同様に、本気か冗談か判別不能の レビューを書く癖があるので、あまり真に受け無いようお願い致します。 ２．今回セガールレビューは、 制作順を示す為に作品に通しナンバーを導入しました。 番号が増す程、鑑賞する難易度も増す、一つの目安にして頂ければと 思います。 ３．セガール作品を見る事が出来る（耐えられる）視聴制限枠として ３段階のレイティングシステムを設けました。順番に説明しますと 【初心者向け】 鑑賞した作品が代表作の 『沈黙の艦隊』 程度の、 映画にも一般的な常識を求めがちな、良識ある鑑賞者の方向け。 【セミプロ用】 代表作以外にも鑑賞経験があり、ある程度の知識と、 ある程度の事情を理解出来る 寛容な鑑賞者の方向け。 【プロ仕様】 ほとんどの作品を鑑賞し、事情に精通し、通常なら甘受出来ない内容にすら 突き抜けを求める様な非常に寛大な度量を持つ、稀有な鑑賞者の方向け。 順番に作品を攻略する予定の方は参考にして頂くと、 事情を分からぬままどこかの宇宙に飛ばされるような 不本意な感覚を体験される確率は劇的に減少する事と思います。 それでは今回も始めましょう。 ................................................................................................................................... -STORY- 豪華列車グランド・コンチネンタルが武装集団にハイジャックされた。 持ち込んだハイテク機器によって衛星軌道上のレーザー攻撃衛星を掌握した 彼らは、それを世界中の武器商人に高く売るために非道なデモンストレーションを 決行した。 壊滅する中国の工場地帯、塵と化す航空機。そして攻撃衛星のシステム 設計者であった主犯デインは、最後の目標をペンタゴンとその地下の 原子炉に定めた。ワシントン崩壊へのカウントダウンが始まったのだ。 だが完璧で用意周到な犯人たちの計画には唯一の誤算があった。 それは、その車内に戦艦ミズーリを救ったあの男 ケイシー・ライバックが乗っていたことだった……。 ................................................................................................................................... -解説- さて、今回セガールが叩きのめすのは 軍事衛星を乗っ取り、宇宙からワシントンを火の海にしようと企む テロリスト軍団です ジャケットのセガールは、 乗客乗員を人質に取りワシントン攻撃を目論むテロを単身阻止するという サスペンスフルな内容にしては 特急列車の客車に涼しい顔して張り付いてますが 正にそういう映画です。 【初心者向け】とは言え、何時だってセガール映画は気を抜けません。 当然セガール映画【プロ】を目指すなら 『暴走特急』は既に通過 済の案件でしょう 本作の悪漢一味は 軍事兵器を強奪してテロ行為に及ぶのはいつも通りなのですが ハイテクを駆使した乗っ取り行為に 体育会系料理人のセガールは 単身 手も足も鍋も出せない様な危機に陥ります 今回セガールは パテシエとしてスイーツ作りを振るったその腕で 早速厨房からテロリストを放り出し 悪人を料理して行きます 前回同様キッチン材料で作る爆弾は 日々のストレスを抱えた主婦の方々なら レシピを抑えておきたい所で必見です この辺の力技を見せるだけで ハイテク軍団だってセガールには手も足も出ないだろうと 錯覚させてしまう所がセガール映画の強みであり 絵に描いた餅を喰う様なミラクルも納得出来る 寛容な鑑賞者が 次々と造られて行く 温床 なのだと思います 前作からの続投として 嫌味なCIA職員が最登場します 今回はどんなヘボをやらかしたフラグが見え見えの場面ですが ここは見なかった事にするのが、セガール映画鑑賞のルールです 映画冒頭では 空軍基地を電光石火で制圧する テロリスト一味の屈強さに圧倒されますが 敵が屈強であればある程、圧倒的で ふてぶてしくあればある程 セガールに蚊トンボのように投げ飛ばされる前フリである事が 【初心者】にでも理解出来る やさしい作りは従来通りで【初心者】の方も安心です しかし映画が進むとセガールは 悪漢を確実に掃討する為一旦列車の屋根の上に登り まるで新宿御苑でも散歩するかの様に 列車の屋根を移動して行きますので 片時も気を抜く事は出来ません その後もジャケットにある様に 列車に張り付いて縦横無尽に移動しては 一人 又一人と悪漢を退治していきますが スパイダーマンではないので それなりに列車から落ちます これに関しては作品に 正当に物理の法則が適応されたと 評価出来る場面と思われます その後 悪漢達との格闘で 列車から放り出されたセガールは 山道を車で飛ばして列車に飛び移る離れ業を披露します しかし通常なら ジャッキー・チェンの映画の様な命がけのスタントを披露する所ですが こちらは本当に演ったら即死です 谷の上の道を車で激走して列車に追いつくと 車から飛び降り、車そのものは列車を通り越して谷底に落下しますので 画そのものはど派手な場面となっております そんな折角のアクションシークエンスの流れを断ち切る様に セガールは改めて谷の上に一旦立ち止まるとジャンプして列車に飛び乗るので 車の落下って必要か？と 思う所ですが そういう映画です。 一人屈強な風貌の人物がキャスティングされていますが 嬉々としてセガールに立ち向かっては 蚊トンボのようにやられる様は セガールファンならニヤニヤしながら見る所でしょう セガール映画に 絶対やられないサイボーグ的な魅力を感じている方には 期待を裏切らない仕上がりとなっております 一方、『トーク・レディオ(1988)』のエリック・ボゴシアンは、 典型的な雑魚キャラの風貌の身の上で 無謀にもセガールに席巻する暴挙に出ます MPがたりないボスキャラでありながら 一度は足に掴みかかり電波系の意地を見せ付けます 意外な粘りを見せますが軽くセガールにあしらわれ、 火達磨になって落下する末路は なぜか作品中最もド派手な退場シーンとなりました ここは性格俳優の面目躍如と言える所でしょう 大仕掛の見せ場も用意され、前作以上のスケールで展開するストーリーは それだけでも充分見応えがあります オススメの一作です。 是非ご覧あれ！ ................................................................................................................................... 『ゲームって言ったら 結局、下にあるヤツみたいなのが 盛り上がるんだよっ！！』  【DVD】暴走特急 [スティーブン・セガール ] 価格：1100円（税込、送料無料) (2022/8/13時点) お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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