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2021年05月23日
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​​
今回は・・・
●モノ作り日本を利用する中国の台頭、
●オタク文化を見下す邦画界の斜陽


世界から取り残される日本のお話をします。

​​​​​​​​​(※イラストで描かれた家族はフィクションで、実在のものではありません。)


​■■■■■■■■■■■■■​

​​​おうち時間日本映画
日本アカデミー賞と​​​

世界有数の独特な日本映画界が内包した
オタク文化との関係性に至る​
​今後の日本映画のあり方と
モノ作り日本の斜陽に触れながら
​​妄想を込めた切り口で​​

大いに語る? の巻​
​■■■■■■■■■■■■■​
​日本が中国の下請けに!!?​


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​□目次□​

■1.INTRO (序幕)


​​■2.異例づくしの授賞式​​


​​​​​​​​■3.苦言反論すり替え無関心​​​​​​​​


​​​​​​​​​​■4.「良い映画」基準ずる圧力
閉口​する​人気作​​​​​​​​​​



​​​​​​​​​​■5.独自基準世界基準での
屈辱​を​上書きする日本映画​​​​​​​​​​



​​​​■6.映画、放送業界終わり始まり​​​​


​​​​​​​​​​■7.世界見据えた作品
「凡庸」さに思惑​​​​​​​​​​



​​​​​​■8.製作委員会方式餌食となった
『けものフレンズ』と​​​​​​

​​​​監督降板劇「真」真相​​​​



​​​​​​​​■9.独自国民性価値観
巨大化した中国市場​​​​​​​​



​​​​​​■10.『翔んで埼玉』海外ヒット予測出来ない​​​​​​
​​都心型目利き近視眼的思考​​



​​​​​​​​■11.既得権益行使しながら文化国日本​​​​​​​​


​​​​​​■12.情報共有する姿勢裏側個人主義​​​​​​


​​​​​​​​​​■13.「サービス」具現化した
「お・も・て・な・し」うさ​​​​​​​​​​



​​​​■14.「安い日本」利用する中国資本​​​​


​​​​​​​​​​■15.アニメ、オタク日本文化めない
映像業界斜陽と​​​​​​​​​​

​​​​「見たこともない景色」せられる未来​​​​



​​​​​​​​​​■16.OUTRO (終幕)



▲目次へ▲


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​​■1.INTRO​​ (序幕)


この様に、高倉健作品を観る時は
​​​正座​号泣​​​
​​​しい鑑賞法​​​となります。(※違います)


コロナ禍の自粛中は録り溜めたビデオと
Amaz○nPrimeビデオで映画鑑賞しておりました



さて
今年も 3月19日ホテル新高輪 国際館パミールで
第44回日本アカデミー賞受賞式が行われました。

昨年同様コロナ禍に於いては、ソーシャルディスタンスを保った上で
若干名の観客の来場の中での開催となりました今年は、

草なぎ剛主演作『ミッドナイトスワン』が最優秀作品賞を、
同作品での主演となった草なぎ剛が最優秀主演男優賞を

その他の受賞は、
関連サイトを参照していただくとして・・・

数々の話題作が受賞し幕を閉じました。




という訳でこんにちは、
半年近くのご無沙汰となりましたVoyager6434です☆




毎回大量文章でユーザーを疲弊させながら独自の記事更新を続ける
楽天でも唯一無二の不人気を誇る当サイトながら、

こう見えて映画ブロガーの端くれとして
長い間映画の記事を更新してきましたが

まさか「日本アカデミー賞」の記事を
当サイト随一の毎回テーマに則りながら或いは無視しながら
果てし無く脱線を繰り返す

世界でも類を見ない自由なエッセイ、
『ヘタレ絵日記』の枠内でチャチャっと取り上げる事になるとは

夢にも思いもしませんでしたW



とは言え、

近年 脱線してもすぐ軌道修正出来て話がまとまると評判の、
会議の内容を絵で描く「グラフィックレコード」
略して「グラレコ」が注目される中、


限りなく脱線しながら着地点が着々と移動して行くという、
軌道修正する気が毛程も感じられないという点では

少しばかり毛色は違いながらも

開設当初から現在も不定期更新するコンテンツで、
記事の内容に沿ったイラストを扉絵にして貼スタイルで
エッセイを更新するウチの『ヘタレ絵日記』は

そう言う意味では​7年も先取り​だったと
自負しております。(人気ゼロですが~wwwwwww)






という訳で今回は、

3月19日、ホテル新高輪で開催された
第44回日本アカデミー賞に付いて・・・では無く、

昨年2020年3月6日、グランドプリンスホテル新高輪で開催された
第43回日本アカデミー賞の授賞式に付いて振り返りながら

これらの作品が受賞した背景に付いて、に加えて

世界の映画界の中でも独特の様式を持つ日本映画界に付いてなど、

更には今後の日本映画のあり方に付いて、
オタク文化との関係性を考察しながら

「モノ作り日本」が陥った あり得ない顛末など、


観覧者が疲弊する様な 楽天ブログ最大級の文字数を駆使した
8万1千文字もの、出版級の文章をお見舞いしながらW

いつのも偏狭で多分に妄想の混じった切り口で
お送りしたいと思います。



▲目次へ▲


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​■2.異例づくしの授賞式​


ここで、なぜ
今年の日本アカデミー賞では無く

今更、このタイミングで去年の日本アカデミー賞の記事を更新するのか
ですが


まず、この記事は いつもの映画評論のガチの記事ではなく

『ヘタレ絵日記』という、多分に妄想が入った
楽天ブログ随一の自由過ぎる個人エッセイに於いての記事というのが

ひとつとw


当然、昨年の授賞式に合わせて記事更新するつもりで記事を執筆していた所
思いの外、いつもの事ながら、大量文章となり、機を逸したという

至極当然の理由のほか、


近年、というかその前から
獲るべき作品がノミネートすら無く

観ていてもドキドキも無く
関係者が観ても受賞作品に納得できない様な


多くの人々が疑問を抱いてきたのが
「日本アカデミー」の「及び腰体質」なので、


そんな今年の日本アカデミーも、
話題賞ほぼ確実と言われた問題作
三浦春馬主演作『天外者』を見事にスルーし

もう間違いなく
アニメ作品賞が『鬼滅の刃』が獲り
主演女優賞が『マザー』長澤まさみが獲り

震災から10年の節目となった今年は、
関連作品の『Fukushima50』から渡辺謙が助演男優賞を
『浅田家!』から黒木華が助演女優賞をそれぞれ受賞となり、

そして主演男優賞が、例の国民的アイドルグループ解散で
超有名アイドル事務所を退所した後、

その某アイドル事務所への忖度から
長年芸能界から干されるという憂き目にあいながらも

苦境にもめげずに、
地道に活動を続けてきた3人組の一人

草なぎ剛のノミネートがあった時点で

未だ大手事務所への忖度を続ける、日本の芸能界に対しての
批判の意の表明としての最優秀主演男優賞となり
作品賞も草なぎ剛主演『ミッドナイトスワン』が受賞する事が

見え透いているという、


そんな風に予想というか、妄想していた所
本当にそうなったので www


気が抜けたというか、日本アカデミーもいよいよ
本国のアカデミー賞のやり方に近づいて来たのかという事と


少なくとも本国のアカデミー賞は、毎回予想を裏切る事で
話題となってきた事に対して、




・・・まずは本記事が、

震災の哀悼の意や、社会性を汲んだ受賞となったという点に於いて
多分に私情が入った公正を欠いた選考だとして意を唱える様な、
その様な類の記事とは性質が違うことを

まずはご理解くださいますよう、お願いするとして・・・




日本の「忖度体質」に対しての批判の表明を
多くの人々が望んでいるという意を汲む事も

ある意味世論に対しての「忖度」となったというw

余りにも分かりやすい「及び腰」選考となった所に

今年の「日本アカデミー」授賞式には
すっかり興味を無くしたという理由からスルーするとしてw


昨年行われ、非常に興味深い授賞式となった
第43回「日本アカデミー授賞式」を

振り返ってみたいと思います。






さて、2020年3月6日に行われた第43回日本アカデミー授賞式は

コロナウイルスの影響で史上初の無観客で開催され
かつて無い緊張感の中での進行となりましたが

式典はトラブル無く滞りなく進行し

望月衣塑子原作のベストセラー小説を原案に脚色した
『新聞記者』
東映、東宝、松竹の大手3社の作品を退けて
作品賞、主演男優賞、主演女優賞の最多3冠に輝き

監督賞はGACKT主演の話題作『翔んで埼玉』武内英樹監督が受賞
助演男優賞、助演女優賞は共に『キングダム』に出演した
吉沢亮長澤まさみが受賞し

最優秀アニメーション作品賞は新海誠監督作『天気の子』が受賞
という結果となり

令和初となる記念すべき授賞式となった今回は、
コロナウイルスの影響ばかりで無く

コミックス系作品がベストセラー作品を抑え、
独立系作品が大手を退けて、
これらの作品で主要部門を独占するという

全てが異例づくしの中で幕を下ろしました。




▲目次へ▲

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2012年トロフィー(監督賞『八日目の蝉』成島出)(画像参照: wikimedia)


​​​​■3.苦言反論すり替えと無関心さと​​​​


異例と言えば、北野武監督の苦言ですが・・・


遡る事6年前の2014年10月に、
普段は タレントとして活躍してタレントとして発言してきた
ビートたけしが、異例の映画監督の立場の北野武監督として

『日本アカデミー最優秀賞は大手3社東宝、東映、松竹、たまに日活の持ち回り。
それ以外 (インディーズ、独立系)が獲ったことはめったに無い。』

という、日本映画界に苦言を呈した発言が
話題となりましたが


元東映の社長で 日本アカデミー協会会長を長年に渡り勤め上げ
生涯を日本映画振興に捧げ

昨年11月18にこの世を去った岡田裕介氏は
この意見に対して反論し


問題となっている大手偏重のアカデミー会員となっている事を
「数パーセントに過ぎない」として、これを否定しました。

後に北野監督はこれを認めて謝罪しました が、



・・・岡田会長の反論が本当かどうか、
故人に鞭打つ様な仕打ちかもしれませんが・・・



「作品賞持ち回り疑惑」を確認するため
過去、43回の作品賞の制作会社がどこかを

全て調べ上げてみました




「故人に鞭打つ様な仕打ちにマジで引いた」
「入念に調べ上げるその執念が怖い・・・」
「その前に、一年前に済んだ様な
既に興味も失せた様な内容の記事を持ち出し
大量文章で更新する様な
その神経に驚く」



という声が聞こえてくる様ですが・・・w



アカデミー賞のときも言いましたが
調べるのが単に好きなだけですっつ


以下がその結果です。



松竹(13作受賞)

第1回(77年)『幸福の黄色いハンカチ』(山田洋次監督)

第2回(78年)『事件』(野村芳太郎監督)

第3回(79年)『復讐するは我にあり』(今村昌平監督)

第6回(82年)『蒲田行進曲』(深作欣二監督)

第15回(91年)『息子』(山田洋次監督)

第17回(93年)『学校』(山田洋次監督)

第18回(94年)『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(深作欣二監督)

第26回(02年)『たそがれ清兵衛』(山田洋次監督)
『たそがれ清兵衛』が第20回での『Shall we ダンス?』に次ぐ12冠を達成

第27回(03年)『壬生義士伝』(滝田洋二郎監督)

第31回(07年)『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(松岡錠司監督)
樹木希林は本作の好評価および各賞受賞への異議を唱えた。

第32回(08年)『おくりびと』(滝田洋二郎監督)
『崖の上のポニョ』(宮崎駿監督)

第35回(11年)『八日目の蝉』(成島出監督)
地上デジタル放送でステレオ放送開始。
『八日目の蝉』が10冠を達成、
授賞式時点で故人の原田芳雄が最優秀主演男優賞を受賞。


第37回(13年)『舟を編む』(石井裕也監督)
『舟を編む』6冠を達成。アニメーション賞『風立ちぬ』(宮崎駿監督)


東宝(19作受賞)

第5回(81年)『駅 STATION』(降旗康男監督)

第10回(86年)『火宅の人』(深作欣二監督)
問題作だった『海と毒薬』をノミネートから外し
特別賞枠にしたとする問題。


第11回(87年)『マルサの女』(伊丹十三監督)

第12回(88年)『敦煌』(佐藤純彌監督)

第14回(90年)『少年時代』(篠田正浩監督)
​(平成2年)黒澤明監督は『夢』での作品賞・監督賞ノミネートを受諾したものの
無冠に終わる。​


第16回(9年2)『シコふんじゃった。』(周防正行監督)

第20回(96年)『Shall we ダンス?』(周防正行監督)
史上最多の13冠を獲得。

第21回(97年)『もののけ姫』(宮崎駿監督)
アニメとして初めて作品賞にノミネートされ、最優秀作品賞に。
『うなぎ』(今村昌平)がカンヌ映画祭でパルムドール受賞する


第22回(98年)『愛を乞うひと』(平山秀幸監督)

第24回(00年)『雨あがる』(小泉堯史監督)

第25回(01年)『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)
話題作 宮藤官九郎脚本『GO』は監督賞他受賞
高倉健が『ホタル』での優秀主演男優賞を
「後輩の俳優に道を譲りたい」として辞退する。
特別ゲストとしてアーノルド・シュワルツェネッガーが登場し話題に。


第28回(04年)『半落ち』(佐々部清監督)
社会現象となった矢口史靖監督『スウィングガールズ』は脚本賞受賞。
『世界の中心で、愛をさけぶ』出演の長澤まさみが、
すべての部門中で史上最年少となる17歳での最優秀助演女優賞受賞。


第29回(05年)『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督)
第26回での『たそがれ清兵衛』に並ぶ12冠を達成

第33回(09年)『沈まぬ太陽』(若松節朗監督)
アニメション賞『サマーウォーズ』(細田守監督)
カメラマン出身の監督 木村大作 『劔岳 点の記』は監督賞他受賞
鳩山由紀夫内閣総理大臣が現役総理として初めて授賞式に出席し、
『沈まぬ太陽』のモデルとなった「日本航空123便墜落事故」を起こした
日本航空の経営再建問題を絡めたスピーチをし話題となる


第34回(10年)『告白』(中島哲也監督)

第38回(14年)『永遠の0』(山崎貴監督)
アニメーション賞『STAND BY ME ドラえもん』(山崎貴監督)
脚本賞 土橋章宏 『超高速!参勤交代』
助演女優賞 黒木華 『小さいおうち』
『永遠の0』が8冠達成
『永遠の0』主演の岡田准一は最優秀主演男優賞を受賞し
『蜩ノ記』でも最優秀助演男優賞を同時受賞し話題となる


第39回(15年)『海街diary』(是枝裕和監督)

第40回(16年)『シン・ゴジラ』(庵野秀明監督・樋口真嗣監督)
『この世界の片隅に』(片渕須直監督)
『シン・ゴジラ』が7冠を達成。
国民的話題作となった『君の名は。』アニメーション作品が最優秀脚本賞を受賞する


第41回(17年)『三度目の殺人』(是枝裕和監督)6冠を達成


東映(4作)

第7回(83年)『楢山節考』(今村昌平監督)
カンヌ映画祭でパルムドールを受賞し
日本アカデミーでも5部門を独占しながら
なぜか作品賞にノミネートされなかった問題作『陽暉楼』に対して
日本アカデミー協会の保守的体質が問題視される。


第9回(85年)『花いちもんめ』(伊藤俊也監督)

第13回(89年)『黒い雨』(今村昌平監督)

第23回(99年)『鉄道員(ぽっぽや)』(降旗康男監督)


独立系(6作受賞)

第4回(80年)『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順監督)
(製作:シネマ・プラセット 配給:リトル・モア)
「権威が無い」発言で第4回『影武者』のノミネートを辞退した黒澤明に
俳優 丹波哲郎は「バカの骨頂」と激しく避難し
映画界のドンと知られる岡田茂氏からは
「日本アカデミーは日の当たらない映画人達に
スポットを当てて上げるのが狙いでもある。
対して黒澤明クラスの人物が辞退すれば
関係者もそれに倣うしかなくなる。
もう少し考えてほしい。」との批判のコメントが寄せられ
「日本アカデミー協会」発足の是非に対して議論となり話題となる。



第8回(84年)『お葬式』(伊丹十三監督)
(製作:ニューセンチュリープロデューサーズ/伊丹プロダクション
配給:ATG 日本アート・シアター・ギルド)

第19回(95年)『午後の遺言状』(新藤兼人監督)
(製作:近代映画協会・配給:日本ヘラルド映画)
『午後の遺言状』で主演した乙羽信子は
1994年(平成6年)12月22日午前、肝臓癌による肝硬変で死去。享年70
映画製作はその事を承知の上の決行だったと
夫でもある監督の新藤兼人が授賞式での壇上で語り話題となる。


第30回(06年)『フラガール』(李相日監督)
(製作・配給:シネカノン)
(細田守監督)『時をかける少女』アニメーション部門新設後初の受賞作。
『武士の一分』の木村拓哉が優秀主演男優賞を辞退し物議を醸す。


第36回(12年)『桐島、部活やめるってよ』(吉田大八監督)
(制作:日テレアックスオン/映画「桐島」映画部・配給:ショウゲート)

第42回(18年)『万引き家族』(是枝裕和監督)
(制作:フジテレビ/AOI Pro.・配給:ギャガ)

第43回(19年)『新聞記者』(藤井道人監督)
(制作:The icon/『新聞記者』フィルムパートナーズ
配給:スターサンズ/イオンエンターテイメント)




岡田元会長の「これ程厳正な投票によって行われているものはない」
という発言の真意はともかくとして、


これがたけし発言の反論とするならば、

たけし発言の争点となるのは岡田会長の主張する
「厳正性」にあるのでは無く

投票の趣旨が大資本がモノを言う大手映画会社の台頭による
「持ち回り」となったのか否かであったはずなので、


例えば、岡田氏の発言の中に
「持ち回りと取られても仕方が無い」などの
一言があればまだしも、

授賞式が43回に対して東宝作品が19回受賞
ほぼ半分を占めているというこの事実に対して
全く言及しない所に、


岡田氏の発言は問題をすり替えている様にも取れる事になります。


又、
現在のアカデミー公式サイトに掲載された名簿を見るだけでも
アカデミー会員 全3959人に対して、

大手3社だけで松竹289名 東宝298名 東映281名、
合わせて877名という

映画関係者の比率は実に22パーセントにも達し、


会員の投票で2割以上もの組織票が動く可能性を考えると
「数パーセントに過ぎない」という

岡田氏の反論は成り立たない事になります。



加えて、「賛助法人」と称する 1631名の中にも
東宝、東映、松竹3社の社員が含まれており

その内訳も定かで無いなど
意見のズレもあり、

当時からこの「アカデミー協会偏重問題」は
米国「アカデミー協会人種偏重問題」同様の由々しき事として
関係者の間で問題視されてはいました。


しかし、
会員の補充という形で人種偏重解消をはかった
米国アカデミー協会とは異なり


日本アカデミーの場合、
6年前の2014年度の会員数が3934名に対して、
映画大手3社からの会員数は、合わせて686名という

全体の17.4%だったという事実から


日本アカデミー協会大手偏重問題は、
ここ数年でより進んでいる事になり

それは日本アカデミー協会がこの問題
(問題視しているとするならばですがw) に対して


何の対策も取ってこなかった事を意味する事が分かります。



従って、
関係者の間でも、映画ファンの間でも、

日本アカデミーは大手3社が有利になるのは当然の事という認識の
偏重は規定の事実という形で語られてきた所がありました。


故に、
米国アカデミー協会が協会会員偏重問題を真摯に受け取り
組織改革に踏み切った事に対して


6年経った今も日本アカデミー協会の問題は未だ
「放置」され続けているのは


岡田氏の6年前の発言によって北野監督発言が公に否定され
世間一般にはそれが協会批判への火消しとなったとの認識となり

それによってこの問題が終結したものと捉えられている事と、


米国アカデミー協会の問題が、現在も国が二分されたままでいる
人種問題が根底にあった事に対して

偏重問題と言われても、

それはあくまで企業の力関係に根差した、
映画界業界内の問題に過ぎないという、


事情を知らない一般層にとって、実態が見えずピンとこない
更には、映画業界がどうなろうと、

一般人には何の関係もない


社会にも生活にも何の支障もない
様な事に映った所から


世論が協会への批判へと動かず、無関心となった所に
「放置」された要因があったと思われます。



要するに、
日本映画界と日本アカデミー協会の体質がどれだけ問題視されようと
世論が動かない限り・・・というより、

それこそ・・・
厳正な判断基準が望まれるスポーツの世界で
奈良の判定や危険なタックルで世の中に波紋を呼んだり

人気お笑いタレントが闇営業問題を起こしたり、
人気タレントが不倫問題を起こしたり と

世間が「不祥事」と取る様な問題が起これば、ともかくとして・・・


昨年には6億枚作られた筈のマスクが店頭に並ばず
何の関係も無いトイレットペーパーがデマに踊らされて店頭から消え
現在も不要不急の自粛が求められる様な非常事態が起こっている今、


日本アカデミー協会程度の体質には
世論は 無関心である・・・

という事なのでしょう・・・w(゚∀゚)(゚∀゚)アヒャ



▲目次へ▲


【Blu-ray】新聞記者 [松坂桃李 / シム・ウンギョン]
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​​​​​■4.良映画ずる圧力
閉口する人気作​​​​​



無関心と言えば・・・w


近年、映画ライター達が「日本では良い映画の基準が違う」と
具体的にどこへ向かって訴え何に対して行動する訳でもなく、
こぞって念仏の様に唱え続ける苦言の



「良い映画」の「良い」とはって「何」? 
と 考える事に対してですが・・・w



昨年の日本アカデミーは、
GAKCT主演の話題作『翔んで埼玉』が有力視される中、

都合の悪い真実を隠蔽し改ざんする政治の欺瞞に対して、
その立場となり苦悩する松坂桃李演じる官僚の青年と
シム・ウンギョン演じる女性記者の姿を通して
権力の暗部を描いた

社会派サスペンス『新聞記者』が作品賞に輝きました。


この作品は、主演男優賞を獲った松坂桃李の言及にもある通り
映画化まで5転も6転もした、制作そのものが危ぶまれた
曰く付きの企画で、

現政権下で起こった公文書改ざんや某学園問題など​の
様々な​​​​​​​​​​​​​​​​事件、問題、疑惑、をモチーフに
内閣情報調査室の暗躍を描いた、

制作する関係者も演じる俳優もキャリアが危ぶまれる様な
リスク覚悟の衝撃的内容の作品だった為

日本の女優が尽くオファーを断る中で
韓国版『のだめカンタービレ』で主演した韓流スター
シム・ウンギョンが日本人女性記者の役を務め、

映画のプロモーションも、TV局側の いわゆる文字通りの「忖度」により
全く出来無い状態での公開、 などと言った話だけからも、



映画制作公開に向けての圧力が尋常では無い中で
この作品に関わった全ての関係者達が
映画人生命を掛けての映画制作が行われた事が伺えます。



つまり、この映画が作品賞を獲った背景は


かつて、昭和の時代を代表する
山本薩夫、熊井啓、野村芳太郎、大島渚、の様な映画人達が
国を相手とってでも社会に切り込む作品を世に輩出してきた

いつしか失われた気骨ある日本映画黄金時代の精神を現代に継承した


称賛に値する「良い」作品として、
日本アカデミー協会が圧力に屈せず映画人としての意地を見せた受賞・・・


と日本中が感じた というのがまずひとつ、
大きな理由としてあると思います。


とは言っても、これは米国アカデミーの時と同じで
表面的な理由に過ぎなく、


事情はもう少し、深い(※逆に浅い?)所にある様でしたw





・・・所で、この記事は『日本アカデミー賞』の受賞の意味を考察する
評論記事、では無く

一つの話題を元に脱線に脱線を重ねて
ゆる~い内容の妄想を、意味なくディープに掘り下げる

エッセイの名を借りた、当サイト随一の偏狭な独り言
『ヘタレ絵日記』なのでW


記事を頭の良い感じの内容にした所で
ネットにはその様なサイトは星の数ほど存在するので、
そんなものを追随した所で、ウチに取って何の意味もありませんし、


何よりもそんな記事を書いても、
ウチも面白くありませんので


ココからはなるべく偏差値を下げてW
子供と一緒に映画館に行き、ドラえもんの主題歌が流れると同時に始まる
子どもたちの大合唱に思わず参加したくなる衝動にも似た

それこそ童心に還る位・・・ までは下げなくとも
R15の雑談位の内容を目指して見たいと思いますw



さて、
『新聞記者』と作品賞を競い合った中でも
異彩を放つ異色作として話題となったのが

『翔んで埼玉』のノミネートでした。


この作品は、今更解説するまでも無く
「パタリロ」の作者、魔夜峰央のコミックスが原作の

NHK朝の連ドラ『エール』のヒロインを演じた 二階堂ふみの男装と
人気アーティスト GACKTの華麗な怪演を始めとする


宝塚チックのBL風な個性的キャラクターが毒を吐く
格付けチェック的アングラ劇テイストな非現実な世界観が話題となり


かつて通行手形がなければ東京に出入り出来なかった
格差の時代があったという都市伝説世界の日本を舞台に、

BL、宝塚、ヤンキー、忍者、時代劇、特撮ヒーロー
アニメ、オタク、などの
日本を代表するサブカルチャー文化

TVバラエティー・エンタテインメント系が交差した
極めて日本的な映像とエキセントリックなタッチで
歪んだ埼玉愛が描かれる

奇想天外なエンタテイメントコメディー作品として
国内のみならず欧州でも話題となった映画で

日本アカデミー最優秀作品賞に最も近いと言われた作品でした

・・・が、


玉木宏演じる指揮者を目指すエリートで高慢な音大生と
上野樹里演じる破天荒な天才肌のピアノ科生徒との波乱な恋の行方を描いた
大ヒット音楽エンタテインメントコメディー『のだめカンタービレ』

古代ローマの浴場設計士に扮した阿部寛の、
一糸まとわぬ全裸での体当たりな演技が話題になった
大ヒット温泉娯楽コメディー
『テルマエ・ロマエ』のヒットメーカー

奇才武内英樹監督のタッチが全開の
おバカ映画の部類に入るコメディー映画という性質から


かねてから映画関係者や映画ファン達の間で
疑問視する声が上がっていた

別の意味で曰く付きの、いわゆる「良くない」作品でもありました。



それが、
コミックス既刊累計6400万部を突破し、古代中国史をベースに描いた
歴史時代劇ファンタジーの実写化で
日本映画史上空前のスケールで制作された娯楽アクション大作・・・

有り体に言えば、
正にたけしが苦言する様な大資本で作った映画
『キングダム』のノミネートは まあ さておき・・・w


先程の『新聞記者』の他、

帚木蓬生のベストセラー小説の実写化で
病院の精神科病棟という 世間と隔絶され閉鎖された環境の中で
日々明るく生きる個性的な患者たちと、
その中で起きる殺人事件の意外な結末を描くヒューマンミステリー
『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』


第156回 直木賞受賞した恩田 陸 原作の小説の映像化で
国際ピアノコンクールに挑む若き音楽家たちの葛藤と成長を描いた
青春群像劇『蜜蜂と遠雷』などの様な


「映画人の創意を結集し、
日本映画界にあって最高の権威と栄誉を持つ賞に育成すること」

という
一見して日本アカデミー創設の理念にかなって見える様な

「良い」作品とは違い


武内英樹 監督自身が 最優秀監督賞を受賞したスピーチで
「獲っちゃいけない作品が獲っちゃった」

という自虐的な挨拶から分かる様な、


ある意味『新聞記者』とは別の意味で権威に歯向かう反体制側作品
体制側の作品と肩を並べる事態となり

世の中を驚かせる事になるのでしたw



授賞式当日は、
コロナ問題からの無観客状態での
只でさえ緊迫した空気の中

別の意味で 尋常では無い映画関係者達諸氏からの
「お前が獲るんじゃ無いぞっつ」という無言の圧力が加わり

授賞式中『跳んで埼玉』の関係者達は
正に針のむしろの様な状況で裁判の判決を待つ

生きた心地のしない状況に
追いやられる事になるのですが


『新聞記者』の名前が告げられた時は
日本中の映画ファン、映画関係者に加えて、
何よりも武内監督本人が

胸を撫で下ろす瞬間だったのではないか とW



つまりは『翔んで埼玉』とはそういう映画だった訳ですW



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​​​​​■5.独自基準世界基準での屈辱
上書きする日本映画​​​​​



結果的に昨年の日本アカデミー授賞式は
『新聞記者』が作品賞を受賞し、
それぞれの作品がそれぞれの部門で健闘し、

収まるべきものが収まるべきにして収まった感じに
終了しましたが


日本アカデミー授賞式の前に行われた
本国米国アカデミー授賞式での

韓国映画の『パラサイト』
米国アカデミー作品賞を獲ったというニュースが
日本に飛び込んでからというもの、

「松たか子の授賞式でのパフォーマンスは日本映画史上初の快挙」
というニュースの方にシフトして
現実逃避出来た層・・・以外の、

プロ・アマ誰彼問わず映画ライター達が
一斉に反応し、


「米国アカデミー作品賞を獲った韓国映画は
『パラサイト』の様な世界に誇る作品を輩出しているのに
日本の作品賞が『翔んで埼玉』で良いのか?・・・恥ずかしいっつ」

などや、

「日本アカデミー賞ノミネート作品が
大手映画会社の話題作で占められている事に対して
「キネマ旬報」「映画芸術」等の映画雑誌での選出は
専門的で理に適った作品で占められている事から、
日本は作る側と観る側のみならず
世界に対しても良い映画の基準が異なっている

などの 炎上、というよりも・・・

殆ど世界に通用する映画文化の座を
お隣にカッサラわれた悔しさをぶつける先として

『翔んで埼玉』を槍玉に挙げながら
日本映画界の体たらくぶりを嘆く苦言が一斉に発信され


「映画大国日本はどこに行った?」
「何もかもがお隣に負けている」
「アニメとかオタクを日本文化と言っている場合ではない」


という、
『翔んで埼玉』の様な「良くない」作品が
作品賞を獲るべきではないという

「空気」という名の「圧力」に加え
若干お隣disりが混ざった論議が日本中で巻き起こり

実に笑・・・一時騒然となりました



日本アカデミー協会側がそのような世論(?) の
意思を汲んだのかどうか分かりませんが、


先程お話した、その様な少しばかり深い(逆に浅い?)
事情とは(※世論に対しての忖度とも言う)

そういう事で・・・w


故に、その様な背景から

『翔んで埼玉』は監督賞と脚本賞によって
実質最優秀作品賞として還元され

『新聞記者』の最優秀作品賞受賞は
韓国女優が出演した事で
米国アカデミーの選択に追随した様に語られ

大作映画からは『キングダム』の吉沢亮の助演男優賞で
良しとされ

各映画雑誌の年内ベストにあった
『宮本から君へ』のノミネートが無かった件は
不祥事を起こしたピエール瀧の出演にあったかも
という事で片付けられ

日本映画界には世界基準とは大きく異なった独自の判断基準があり
それに則った実にJapanese Standardとも言える
有意義な受賞内容となった

と、

多くの映画ファン、ライター、関係者達は納得

韓国映画のアカデミー賞作品賞受賞に纏わる屈辱
人々の記憶の忘却の彼方に 消し去られて

行くのでしたW


しかし

過去の栄光を彷彿とさせる作品を
日本が誇る「良い」名作として選出し

『翔んで埼玉』に対しては
「おバカ映画」「恥ずかしい映画」という「良くない」欄外扱いにして

「アニメ、オタクを日本文化と言っている場合ではない」


本当に言っている場合なのか?

という
今回は、そういうお話ですw



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​​​■6.映画放送業界終わりまり​​​


所で、
なぜ最優秀作品賞に『新聞記者』が選ばれたのかという
理由に付いての話に戻りますが、




日本映画が「北野武監督」発言にある
大手映画の持ち回りで賞が決まる状況を
由々しき事態であるとして取り上げられたのが
6年前、

しかし
大作映画は、出資者が制作に寄ってたかってクチ出し
結果、練りに練った制作プランを破壊してダメ映画にし、

ベストセラー小説映画は原作にメスを入れる事に及び腰となり、

人気アニメ作品の劇場作がひとたびヒットすれば、
それに追随する様に制作される実写化作品の

実写化の速報を見る度、只々不安しか無い
蓋を開けてもやはりという

描き方が足りない、掘り下げ方が深くない
凡庸な実写化作品が立ち並ぶ現在、


日本アカデミーのノミネートは
大手映画社の持ち回りどころか、

殆ど、何年か置きにしか生まれ無い傑作と
是枝裕和監督作の持ち回りで
エントリーが決まる様な状況が

実情という事になります。。。w


つまりある意味、北野監督の苦言も岡田会長の反論も

邦画の問題の根深い所には届いておらず
まだまだ楽観的だった と

いう事になりますw


そこで、前回の日本アカデミー賞は
その様な邦画の惨状を鑑みたかの様に、

『カメラを止めるな』の様な
Youtube出身の新勢力が邦画界に参入する前から
映画制作がフィルム撮りからデジタル撮影に移行してから後

小さな事務所が少ない予算で小さいプロダクションを組んで
小規模な映画を少人数で制作して小ぢんまりな公開をするという、

出版社や芸能プロダクションや製作委員会方式のしがらみが無く
出資や作品の公開そのものがNetflixの様なネット配信サイト主導となり

映画会社が映画を制作して配給が映画館で上映するという、
長年その構造で成り立っていた日本の映画界が

邦画の枠組みから外れた自由な映画作りが主流となり
動画配信で公開し映画館で上映すらしない映画が現れた事により

映画産業の仕組みが崩壊を始めた現在において、


その様な風潮の中で、日本アカデミーが

気骨のある昭和の映画作家が撮り下ろした様な
社会派作品の『新聞記者』を大きく取り上げて

既に失われた日本映画の黄金期に思いを巡らせる形で
こういった作品を「良い」映画と称えて

既に始まっている邦画界の終わりの始まり
世の中の目からそらせる目的で与えた賞だった・・・

という事だったのかもしれません。



つまり、映画ライター達が言う「良い映画」というのは
映画関係者達が認めただけの

一般ユーザーが認めたものでは無い
映画関係者の琴線に触れただけのもの

という印象を受けるものがあります。


というのも、
近年、「面白くも何とも無い」と批判を受け続ける
某国営放送が大晦日に放送する、男女歌手を紅白に分けて
それぞれの歌手が持ち前のヒット曲で対抗するという

今の時代にそぐわない、意味消失した様な歌合戦を行い
ラストで野鳥の会に双眼鏡で会場の判定を集計させる

誰も得をしない様な優勝を決めて年越しをする
自称国民的歌謡番組に

「つまらない面白くない」という声が最も高かった
数年前の放送に対して、


某愛知県のとあるラジオ番組で、
番組MCが共演者と共に「紅白歌合戦最高だったねっつ」という発言をし
(※紅白歌合戦と言っちゃってるっつ!!!w)


「はあ?どこが?」と、聴いている私も耳を疑った事があったのですが、
これは何を意味しているのかと言いますと、


某国営放送の制作陣が、最高に面白い紅白歌合戦を
(※紅白歌合戦と言っちゃってるw) 作るつもりで

結果、放送関係者達しか面白みが感じられない様な番組作りとなり、

それを世間が求めていると勘違いしたまま放送されたものを観た
同じ関係者側の人間であるラジオMCの心に刺さり

「面白い」と発言した という



放送関係者達側の独りよがりな番組作りが行われた事情が伺え、
視聴者側が全く求めていない様な放送となった理由が見えてくる、

重要なコメントであり

このラジオ放送とは、
紅白が「つまらない面白くない」という声が上がる事に対し、

視聴者が一体テレビに何を求めているのか、を

放送関係者側が、
もう 分からなくなってしまっている 事を
その発言によって証してくれた

関係者達の生の証言だったものだと分かります。



故に、映画関係者が言う「良い映画」
世間が求めていない様な、独りよがりな評価に過ぎない

可能性を考えると、

放送業界、映画業界全体も、
視聴者が何を求めているのか、分からなくなっている

捉える事になります。



それはつまり、視聴者である私達が、

人気漫画や人気ラノベがアニメ化されると
それが人気が出れば、直様実写化されるという

その様な柳の下の二匹目のドジョウを狙う
棚ぼたヒット目当ての実写作品を乱立させる様な

放送業界制作の実写作品にだんだんと興味が失せて行き
それがネットに向かうという流れを生み出したとするならば、


それは私達が
TV、映画、ラジオに

何も求めていないし何も期待しない
という態度を取っている証しでもあるので


それによって放送業界の迷走が始まった、と捉えると



TV、映画、ラジオ業界が自分達の見解で、
『新聞記者』が「良い映画」で

『翔んで埼玉』が「おバカ映画」「恥ずかしい映画」
と切り捨てて

「良くない映画」として欄外扱いにし
「アニメ、オタクを日本文化と言っている場合ではない」
などと捉えて

「恥ずかしい文化」として無かった事にする
一連の動きの理由が見えてきます。


又、
TV、映画、ラジオ業界が

一体世間が何を求めているのか、
何も分からなくなってしまった事に対しての認識が無い
としたならば、

業界側の勝手な思い込みで、
むしろ「世間の方が作品を正当に評価出来なくなっている」と、
曲解 している現れとも捉える事が出来ます


業界人 評論家達が評価するものが、正当な作品で
世間の誤った評価でヒットする作品を「良くない作品」とする

という

あくまで業界の規範意識に根ざした
「自粛警察」ならぬ「権威警察」が蔓延る様な
誰も望まない風潮が蔓延して


世間の正当な評価を軽視して
業界側の人間が、自分達の自分達による自分達が満足する

そんな映画実写作品や放送制作を
世に送り続けるとするならば、


これはネットが TV、映画、ラジオ業界に取って代わる
「終わりの始まり」に向かっている現れ と捉えるべき事なのかも

しれません。



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​​​​​■7.世界見据えた作品
「凡庸」さに思惑​​​​​




アニメ文化と言えば、『攻殻機動隊』の新作の話題ですがw



というか、結局R15程度の文章にはなりませんでしたwwww



さて、W

士郎正宗原作の人気SFアクション・アニメ『攻殻機動隊SAC』が
これまで手描きとCGのハイブリッドでの制作から

完全3D(CG)アニメとして制作された新作『攻殻機動隊 SAC 2045』が、
Netflixで公開され話題となりました。


しかしこの3D版攻殻がかつての2D版攻殻ファンに
​不評​ な様なのです。(※特にワタシにです)



ちなみにこの「3D」という言葉ですが、
『アバター』の様な作品で専用メガネを掛けて観る
「立体3D映画」も「3D」なので、

ここでは混乱を避ける為、
『アバター』の様な立体3D上映作品を「立体3D」映画 と呼び、

日本での主流となる手描きによるアニメ作品を
「2D」アニメと呼び、


ディズニー作品、ピクサー作品の様な
CGオンリーで制作されるアニメ作品を
「3D」アニメ と呼ぶ事で

統一したいと思います。


それで3D版の攻殻がどう (私の様なファンに) 不評なのかと言いますと
(※あくまで私情の私見ですW)・・・



「押井作品に影響され、日本の漫画カルチャー文化にも精通している
新進気鋭イラストレータのイリヤ・クブシノブのキャラデザインが
美少女過ぎて違和感がある」 とか



「前作『攻殻機動隊SAC』から続投した神谷健治監督の起用は良いとして
駄作と評判の高い『アップルシード』を作った方は要らない」 とか



「超大作ハリウッド作品のクオリティーとまでは行かなくても、
ファイナルファンタジー7がリメイクされ
まさに神ゲーと呼ぶに相応しい
美しく生まれ変わったミッドガルやウォール・マーケットのビジュアルに
称賛のコメントで沸き返る風潮の中で
そのままフィギュアにすれば売れそうな人形ライクのキャラクターが
ツルツルした質感の髪の毛を無為に揺らしながら薄っぺらなセリフを吐く
ゲーム画面クラスのクオリティーにも達していないビジュアルに
心底ガッカリする」 とか



「平成の世にはシニアのアニメマニアの琴線をくすぐり
金銭感覚を緩ませたあの攻殻が
令和の世には変わり果てたオコチャマな姿となって現れて
ボーゼンとする」 とか




「極論を言えばこれまで通りの2Dでやって欲しかった」 とか



苦言を上げればキリがありません




この様なディープなマニアの苦言は(ワタシですW)
今からする話題と、何の関係の無い

どーでも良い話なので


本題に入りますと、



なぜ​​Netflixアニメ​​が、駄作ばかりに なったのは
(※あくまで一部の個人の偏狭な見解です。。。まあ事実ですがw)


単に日本のアニメ現場の実情を知らない、或いは現場の実情を無視した、
Netflixのアニメ担当陣が、

「資本主義的」ハリウッドStandardで
作品を生み出していく都合に合わせた制作を強いた事で

状況が厳しくてもクオリティーを下げない、
日本アニメのプライドは、鳴りを潜ませる結果となり、代わりに

状況が厄介でも、大金を掛けて「楽」な制作が与えられ
日本アニメのそろばんづく的な、状況が勝りw

緊張の糸が緩んだ事による

「大金が転がり楽して儲ける」態度へとスライドさせる。
大阪人気質が内包する日本人の性質を 見誤った結果だと思われます。w


つまり、Netflix側が
必要以上に現場に口出しするハリウッドStandardなやり方を
貫き通した事で

これまで比較的自由な采配でアニメ制作をしてきた
日本アニメの現場の士気をダダ下げてw



ある程度Netflixの言いなりになるのも、
膨大な制作費が入る為なら致し方ない、

と割り切らせる様に仕向けて

いつもは少ない予算で高いクオリティを求められる
日本の地上波放送制作での緊張感から開放された

日本のアニメ制作陣が

いつもよりも予算が豊富な、
普段よりも楽な制作環境が手に入った事で



Netflix側が満足する ​程度​ の造りの、w
いつもよりもした、ある程度大雑把な作品作りするという、



悪く言えば、いつもよりも「手を抜いた」作品を作る
日本の地上波放送よりも低いクオリティーの作品になるのは、


欧米で評価される「日本人の聡明な性質」の​裏​と言える


状況が「楽」なら、物が「タダ」なら、
人目も気にせず我先と群がり争い集まる

「日本人の愚鈍な性質」が露呈した様な作品が作られる事を
つゆ程も想像出来なかった

日本人の性質を理解出来なかった事に加え、
日本のアニメを制作するセンスが全く無かった事が

Netflixが駄作続きのアニメを乱立させた理由だと分かります。



という、お茶濁しはこれくらいにして
本当の本題に入りますと・・・W




この話で重要なのは
ファンから苦言が出る様な出来になった点 (ワタシにですW)


にあるのでは無く


なぜ、ジャパニメーションの代名詞として評価の高かった
2Dアニメを止め、

ピクサー作品やディズニー作品に対して明らかに見劣る
フィギュアの様な見た目のキャラクターをはじめとする
重厚感に欠けるビジュアルで、

制作側はそうなっている事を (少なくとも神山監督は)
十分承知している筈なのにも関わらず、


3Dアニメで制作を行い、


更には、
攻殻の特徴だった溢れるような情報量の、深いセリフ回しで
来たるべき世界を見据えた、哲学的重厚な演出を

止めて

Netflix側が求める
ストレートな言い回しの脚色による軽いタッチの演出で
「シニアのマニアの鑑賞に耐える内容」から、単なる「大衆向け」に

方向を転換し


地上波TV放送を止めて
Netflix配信サービス公開に

踏み切ったのか



という点にあります。




これに付いて制作側が

これまでのマニア向け国内需要から
一般層向け世界展開へ方向性を転換した事から

分かる事は、


世代によって激しく好みが割れながら
望むポイントはそれぞれいつも同じという

偏った極端な嗜好

底知れない刺激と天井知らずのクオリティーを望む声に
応え続けなければならない様な

日本のアニメファン向けハイリスク・ノーリターン
アニメ制作は、止めて


日本で制作するアニメに世界的な需要と将来性は
既に無くなっていると仮定し、

この機会にNetflixの膨大な予算を利用した
ローリスク・ハイリターン

ハリウッドStandardなアニメを試しに作ってみた


という事では無いかという可能性が見えてきます。W



こうなった理由として考えられるのは、
欧米の事情とアニメに対する世界標準にあるのでは無いかと
思われます。



日本でこそアニメは十代のオタクから初老のマニアまで購買層がある
市民権を得たエンタテインメントのひとつとして定着していますが

欧米では、アニメやコミックは子供が観るもので

日本でアニメと呼ばれるものは全て
欧米では「カートゥーン」(cartoon)と呼ばれる低年齢層作品であり

鑑賞も親子連れで観に行くファミリー物が主流という
大人が鑑賞するものでは無いという意識があり

ハリウッドが世界のエンタテイメントの中心という
捉え方からすれば

アニメに対する偏狭な捉え方は
いつの日か解消されるべき欧米の根強い意識というよりは

これが現在の「世界標準」と捉えるべき事ではないかと
言えます。


故に、
たとえ『攻殻機動隊』の様なクオリティーの高い作品が
欧米で高く評価されていたとしても

それは一部のマニア層にとっての話であり

一般層にとっては、
そういう名前の作品があるという程度の認識しか無く
鑑賞すらしていないという 実情 こそが

「世界標準」であるとも捉える事が出来ます。



つまり『攻殻機動隊』が3Dアニメとして
一般層向けに方向を転換したのは


「世界仕様」となって世界の幅広い層の視聴者に観てもらい
『攻殻機動隊』が、それこそ『Star Trek』『STAR WARS』の様に
これから先も世代を超え

世界的なコンテンツとして末永く愛される作品として描かれ続ける事を
目指した所にあるのでは と考えられます。


これは、
世界収益ナンバーワンを成し遂げた
『アベンジャーズ・エンドゲーム』をはじめとする
マーベル映画シリーズにしても


諸事情で撮影途中で降板したザック・スナイダーに代わり
『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが仕上げた
『ジャスティス・リーグ』のファミリー向け公開版とは異なり
(個人的には好みですがw)

元から構想していた「スナイダー・カット」と称する
ディレクターズカット版が最近話題となっている
DCコミック映画シリーズにしても


ハリウッドが大金をかけて制作し
オスカー女優スカーレット・ヨハンソンが草薙素子役で、
日本から北野武が荒巻役で起用され
アニメ版同様の吹替え声優が結集されながら

主演のスカヨハはオファーされるまで 映画『攻殻機動隊』を知らず、
公開された映画もフワッとした内容で、コケた。。。w
ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』にしても


高いクオリティーが世界的に認められた日本の文化産業の一つで
欧米では一般層には浸透していない
一部マニアが支持するエンタメとして語られる
「ジャパニメーション」にしても



制作される作品が子供でも分かる内容を要求され
子供に過度の刺激を与え無い内容に変更され
脚本が2転3転した挙げ句

ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』の様な
凡庸な仕上がりの凡作となる
場合が多々あるとしても・・・w


欧米ではコミック系作品、アニメ作品は
子供向けで無ければ、誰も観ないし相手にもされない

という所に

攻殻が世界が鑑賞するNetflixで
「家族向け3Dアニメ化」をした理由があったのではと

思いました。



次に、
TV放送を止めて、Netflix公開に切り替えた理由ですが、


現在国内のTVアニメ放送は、物品販売の収益を主軸とした
事実上プロモーションと化しており、

「世界標準」の作品を「世界展開」する場合、

現地で定刻にTV放送し、後はそれをヘビーローテーションする
これまでのやり方では効果的に浸透するのは難しく

TV定刻放送から、いつでもどこでも視聴できる
ネット配信へとシフトする、

映像業界の情勢と最大の顧客となる
視聴層の傾向を考慮すれば

世界規模で展開するNetflixで公開するのが、
最も効率的に作品の浸透が望めると考えた事が

一般向け作品に方向転換した大きな理由だと
思うのでした。



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​■8.製作委員会方式餌食​となった​​
『けものフレンズ』​と​
​​監督降板劇「真」真相​​



作品の浸透と言えば今更の『けものフレンズ』ですがw


『けものフレンズ』は、2017年に制作された人気作で
元々大人数のアニメーターが必要な予算のかかるアニメ制作を

CGアニメーションクリエイターの たつき監督を中心に
少数精鋭のCGクリエイター達で制作された

低予算制作を可能にした画期的な作品でしたが

やがてこの小さなCGアニメプロジェクトが
社会現象を引き起こす程の大きな話題作となり

本作終了後も、
メディア展開やグッズ販売などのタイアップ企画が目白押しとなり
その人気は衰える事の無いまま


パート2制作への機運が最高潮に高まった時


作品の中心人物だった たつき監督の突然の降板宣言
アニメファンの間で霜を降らせた事でも


話題になった作品でした。


この『9.25けもフレ事件』と呼ばれる降板劇に付いては、
様々な憶測を呼ぶ中で

終了後に たつき監督が公開した
12.1話「ばすてき」 が、

製作委員会に無許可で制作したのが問題だったのでは
という指摘が有力視されましたが


結局2年後の2019年に、
新たな演出家による他社の制作でパート2が制作され、

真相は分からず終いのままとなるのでした。


これに付いてウチも取り上げた事がありましたが
毎回妄想を交えた力技で理由をねじ伏せて来たウチらしくもない

満足な理由も付けられない様な
体たらくな記事を上げたものでしたw


そして今回、
コロナ禍での自粛期間のお家時間を利用して

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を監督した
ロバート・ゼメキスが制作した

『コンタクト』という映画を久々に観た時の事でした

映画の解説に付いては ​コチラ でご参照いただくとして・・・w


『コンタクト』は

アメリカの天文学者で、日本では80年代にTV放送された
宇宙科学番組『コスモス』の制作でも知られる
カール・セーガンが原作の

SF小説を映像化した1997年に制作されたSF映画で

ジョディ・フォスター演じる主人公
地球外知的生命を調べるプロジェクトのリーダーで
宇宙天文学者のエリーが

理解の無い科学者仲間達に蔑まれ
エリーの研究に懐疑的な天文学の権威で、
トム・スケリット演じるドラムリンからの

学会ぐるみの迫害を受け続け、

天文台の協力も絶たれ、資金が途絶えながらも
独自の探査を続けてきたある日の事、


ヴェガの方向から断続的に発信される電波信号を受信した事で
国家を巻き込んだ前人未到の巨大宇宙探査プロジェクトが動き出し

その運命の渦に巻き込まれていく様をドラマティックに描いた、
SFアドベンチャーミステリー群像劇巨編です。


この映画『コンタクト』で描かれる、
主人公エリーの境遇というのが


「知的生命体」を探査するという事に対して
学会は研究と認めず、同業の研究者達はバカにして

気にも留めていなかったものが

成果を上げて「当たり」を引いた途端、
天文学の権威のドラムリンが手のひらを返す様に研究に興味を示し

学会は人員を派遣し、
研究者達は世紀の発見に色めき立ち、

やがて、マスコミに政府に国家安全保障局に宗教家、
更にはテロリストのカルト集団まで

ありとあらゆる立場の人間達が様々な思惑を抱きながら
エリーの研究に 群がる様に 関わって来る様になり


それに伴い、元々エリーの小規模だった探査研究は、
天文学の権威ドラムリンが中心人物となり

学会の名のもとに国家プロジェクトが組まれ
エリーの預かり知らない様な 巨大なものへと膨れ上がり

それに連れて、エリーの立場も 発言力
だんだんと 弱まって行く 様になり


いつの間にかプロジェクトからも締め出されて
気が付いたらエリーの研究は学会に

「横取り」されていた というもので


本作はそれを柱として描かれる人間ドラマと
主人公エリーを中心とした様々な思惑を抱く
人物達との群像劇が見どころの

非常に見ごたえのある作品となっていますので
機会がありましたら 是非ご覧いただければ・・・ という事で


手柄を寄ってたかって横取りされるというのは
企業間では割と良くある話なのですが、

つまり『けものフレンズ』の場合もコレと同じ事が起こり
結果たつき監督が「のけもの」にされた という事なのでは と

4年越しに思った訳です。


要するに、
この場合のジョディー・フォスターがたつき監督
トム・スケリット率いる学会が 「◯ドカワ」だったという訳ですw


ドラムリンを演じたトム・スケリットは
トム・クルーズの出世作となった『トップガン』では

映画中盤で友を失い挫折する主人公マーベリックを導く
教官ヴァイパーを演じる

洋画ファンの間でもお馴染みのバイプレーヤーで

この映画では主人公の功績を
次々と自分のものにして行く「悪役」として
演じておりますので


それに倣えば「カ◯カワ」​「悪役」​という事で
良いでしょうW


それで実際には何が起こったのかと考えますと

・・・想像というか、これは殆どいつのも妄想ですがw


ヒットしなかったゲームが原作のアニメを
低予算で作る企画が持ち込まれ

(又は最初から見込みがない企画を
限られた予算内で消化しなければならない状況で)


CGなら小規模の低予算で制作が出来るという事でクリアし
上層部にとっては権利と利権が絡んだ

殆ど消化試合の様な気持ちで通した

何の期待もしていなかった弱小プロダクションに丸投げした
『けものフレンズ』が

思わぬ社会現象を巻き起こし、そこに「金」の匂いを感じた


​​「悪役」「カド◯ワ」​​がW


たつき監督を中心に小規模編成で組まれたプロジェクトで作られた
小規模編成ならではの荒削りなビジュアルによる、

たつき監督の個性のみで進められた
マニア絶賛の愉しさに覆われたミステリアスなタッチの物語を


大人数のスタッフによる大規模なプロジェクトを組んで

お金の掛かったクオリティーの高い豪華で見ごたえのある
綺麗で可愛いビジュアルに一掃し

名だたるアニメ作家と脚本家を多数招いて

一般層をターゲットにした子供向けアニメに路線を変更して
大々的にプロモーションを組もうと目論んだ と想像でき、


プロジェクトが進めば進むほど、たつき監督の発言が弱まり

「◯カドカワ」(伏せ字がズレてるっつ?!!!)
が勝手に考えた物語で話が纏まって行き

もはや たつき監督一人の采配で統制するには
不可能な程にプロジェクトが巨大化

いつの間にか制作の中心からも締め出された感じになったのではと思われ


一方の「カドカワ◯」(今度は後ろにズレてるっつ!!!)

「たつき監督」無しで、
けもフレの成功は無い事は分かっている筈なので

まず出資者と外注の立場をはっきりとさせ
「イニシアチブ」を握った後、

外注としての立場をわきまえる様にある程度の洗礼を受けさせてから

痛い思いをした失意の若輩の肩でも叩くつもりで態度を軟化させ
双方の利益になるような妥協点を探る事を持ちかけて


大会社の懐の深さを見せ付ける・・・という


昭和から続いた由緒正しき「カド◯カワ」(真ん中っつ?!!!)
会社道を貫くつもりだった事は


想像に難しくないのですが


そんな昭和の安定した職場環境づくりがデフォルトの
『もしドラ』的イノベーションが、

ゆとり世代ど真ん中(多分)の「たつき監督」に通用するはずも無くw


もはや「カド☆カワ」(つのだ☆ひろみたいになってるっつ!!!W)
に雇われる立場として

いわゆる「総監督」的な状況を受け入れられない 「たつき監督」が

例のSNSの投稿をして、抗議の意思を示した というのが
事の流れだったのではと 想像・・・というか妄想できますw



たつき監督にしてみれば

売れなかったゲーム作品が原作の
特に多大な期待を持たれなかった低予算作品を

下請けに丸投げされる様に
厄介ものを押し付けられた立場を逆手に取り

誰にも口出しされない中で自由な采配を振るい
伸び伸びと作品作りに取り組んで

自分の作品として育て上げたものが

売れて社会現象を起こした途端に
「カド☆カワ」(スター☆にしきのっつ?!!!)

版権と既得権益を盾にされ
全てを持ち去られた 訳であり

そんな訳で、大きなストレスと困難な状況にさらされ
「ストレス耐性が弱く、嫌なことや困難からすぐに逃げ出す」
と言われている

ゆとり世代の「たつき監督」には(多分)
「カド@カワ」(メルアドっつ?!!)腹芸は通用せず

例のSNS投稿で
「☆☆☆カドカワ☆☆☆」(矢沢永吉っつ?!!!) との関係を
更にこじらせて

誰も得しない状況に陥っても
訴えずにはいられなかった

という事だったのでしょうか。


これは大企業と中小企業との間で起こった良くある感情論の末の
顛末と言えますが

今やTV番組の広告収益が
Youtubeの広告収益に負けてしまっている現在、


日本のアニメ業界と言えば・・・


女子高生がバンドやったり、アイドルグループやったり、
自転車乗ったり、バイク乗ったり、サイドカー乗ったり、
戦車乗ったり 戦艦に乗ったり、

野球したり、ライフル競技したり、バドミントンやったり、

ボディビルしたり、山登りしたり、釣りをしたり、キャンプしたり、
南極行ったり、遭難したり

喫茶店をやったり、テーブルゲームをやったり、天体観測をやったり、
アニメ作ったり、漫画を描いたり、映像を作ったり、

麻雀やったり、ラーメン食べたり、駄菓子屋へ行ったり、

荒ぶったり、無駄遣いしたり、天使が舞い降りたり、
まぞくに目覚めたり、干物妹だったり、


パニックになったり、はるか遠い約束を果たしたり、
北の街で無くした記憶を取り戻したり、

演劇部を再建したり、神社が聖地になったり、
SOS団を作ったり、軽音楽を演ったり、

日常を描いたり、高山で謎解きしたり、
中二病だったり、お餅を作ったり、
水泳をやったり(これは男子高生)

異界士だったり、遊園地を助けたり、吹奏楽をやったり、
ファントムを除去したり、

ドラゴンがメイドをやったり(これは違う!!)
自動書記人形が手紙を書いたり(これも違う!!)

又々ドラゴンがメイドをやって 嬉しかったり
(京アニ応援します!)


などの「女子高生ハウツー物」の他は


広告収益の総本山の書店「カドりん」(女子高生かっつ?!!)
主体のアニメ制作は今や、

手変え品変えの、ゲームダンジョン物で延命しながらの

崩壊寸前状態であり

「カドカド」(中二病かっつ?!!)
を含めて日本のアニメ界は、

大きな岐路に立たされている・・・のは20年前の話で


「カードーン」(カートゥーンみたいに言うなっつ!!! 欧米かっつ!!!)
主導の「製作委員会方式」の呪縛から逃れ


自らの道を歩み始めたスタジオが頭角を表し、

ネット社会が生まれてから20年余り
ようやく巨大な世代交代が行われる日が

近いと言う事なのかもしれません。



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​​​​■9.独自国民性価値観
巨大化した中国市場​​​​



さて、

ここでまた、攻殻の話に戻りますが・・・

通常世界展開の場合、海外へ一国づつ売り込みに出掛け
契約した放送局では放送終了後もお茶の間に浸透するまで

再放送を繰り返すしかないという

これまでのTV放送での
余り効率的では無い展開を止め


今や世界中に配信網を持つ動画配信サービス
Netflixを利用し

『攻殻機動隊』をマーベル作品の様な時代を超えて支持される
世界の人々に認識される作品にする為に装いを一新したのが

今回の『攻殻機動隊SAC 2020』なのだと思います。



更にこれらの動きから見えてくるのは

最大のマーケットとなる中国市場を見据えた展開という、
制作側の思惑があるのが分かります。

なぜそれが分かるのか、と言いますと・・・


現在Netflixは世界190カ国以上の国に配信しており

Netflix area
2016年1月現在の提供地域:

赤色がNetflix配信提供国で、黒色が配信未定の国で

シリア、中国他 数カ所以外は、南極でも『攻殻機動隊』が見られるという
全世界に配信網を持っている事が分かります。


ただし、中国の場合は「iQYI(爱奇艺)」という
独自の配信サービスがあって

そこが2017年4月25日にNetflixと
オリジナル作品のライセンス契約を締結しているので


事実上、Netflix作品は中国でも鑑賞可能ということになります。


これは、中国でも『攻殻機動隊』が見られる事を意味しますが
重要なのはそこではありません


今や中国映画界、映像界の規模はとてつもないものになっており


中国国内だけで
『アベンジャーズ エンドゲーム』
42億3000万元、日本円で655億7000万円という

驚異の興行収入を上げているのですが

これで第3位 なのです。


中国史上初のブロックバスター映画と言われる
中国産SF作品『流転の地球』
46億8000万元、日本円で725億4000万円を記録し

第2位。

中国国内興行収入1位を獲った映画は

『ナタ~魔童降臨~』というタイトルの
ディズニー、ピクサー映画の様な中国産3Dアニメ作品で

50億1000万元、日本円で766億6000万円という
メガヒットを記録するなど

今や中国映画市場は年間累計興収が一兆円規模という
北米の市場と肩を並べるまでの地球的規模の巨大市場となっており

その中でも収益の6割が中国映画という、
中国国内での映画バブルが起こっている事が分かります。


この様な市場拡大を遂げたのは、映画館の増大にも理由がある様に思われ

2009年時点で中国全土で映画館が4,723のスクリーンに対して
2019年には68,992スクリーンへと、10年で14倍以上の発展を遂げ

現時点で中国映画界はスクリーン数世界トップの巨大産業へと
躍り出ております


一方で日本映画の中国での興行収入はと言いますと

18年ぶりで公開された『千と千尋の神隠し』
4億8800万元 日本円で75億6000万円で歴代1位
以下は、

2位 (2019年)『天気の子』
2億8800万元、44億6000万円

3位(2019年)『名探偵コナン 紺青の拳』
2億3100万元、35億8000万円

4位 (2019年)『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』
2億400万元、31億6000万円

5位 (2019年)『映画ドラえもん のび太の月面探査記』
1億3100万元、20億3000万円

6位 (2018年)『劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ』
1億1500万元、17億8000万円

7位 (2018年)『祈りの幕が下りる時』
6700万元、10億4000万円

8位 (2018年)『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』
3900万元、6億400万円

9位 (2017年)『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] I. presage flower
3200万元、4億9600万円

10位 (2018年)『ドラゴンボール超 ブロリー』
3100万元、4億8100万円


となっており、
中国は邦画界にとっても重要な市場になっていると言えます。



只、良く見てみますと


阿部寛主演の『祈りの幕が下りる時』以外は、
全てアニメ作品で占められているのが分かります。


対してハリウッド作では

1位「アベンジャーズ エンドゲーム」
42億3000万元(655億7000万円)

2位「ワイルド・スピード スーパーコンボ」
14億3000万元(221億7000万円)

3位「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」
14億2000万元(220億1000万円)


4位「バンブルビー」
11億5000万元(178億3000万円)

5位「キャプテン・マーベル」
10億4000万元(161億2000万円)

6位「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
9億4000万元(145億7000万円)

7位「アリータ バトル・エンジェル」
9億元(139億5000万円)

8位「アナと雪の女王2」8億4000万元(130億2000万円)
9位「ライオン・キング」8億3000万元(128億7000万円)
10位「名探偵ピカチュウ」6億4000万元(99億2000万円)


という、ブロックバスター級の
超特大ヒットを出している事が分かります。


これが意味するのは何かと言いますと



中国ではマニア向けアニメよりも
子供をターゲットにした家族向けアニメ作品の方が

人気があるという、

中国国内での海外の映画に対する傾向が見えてきます。


ちなみにこのランキングの中になぜか
スター・ウォーズ がありませんが


実は、中国でスター・ウォーズが初公開されたのは
2015年の続三部作からなので

その為に我々が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観た時の
「あの」懐かしい感じがあって大ヒットに繋がった事に対して

中国ではいきなり『フォースの覚醒』が最初のスターウォーズだった為
中国の観客には良さが全く理解できず

ヒットを逃し

それに合わせて旧三部作が公開されても
市場形成が40年も遅れた中国では

これまでも何百億円もかけて制作される
ハリウッドVFX作品が次々と公開され

すっかり眼が肥えた中国の観客にとっては

40年前のミニチュア&オプチカル合成の映像は
只々古臭く感じただけで何の魅力も感じられず

金の無駄とばかりに

『スター・ウォーズ』はシリーズ全般に渡って中国では大ゴケをした事が
ランキングに入らなかった理由です。w




一方で、アベンジャーズシリーズは人気が高く

つまり中国の観客は主に
「アベンジャーズシリーズ」と「国内映画」を観に来ている

という事が分かります。


その様な中国マーケットでの日本作品の位置付ですが

数字上は10億単位の大ヒットと言える収益は得ていても
中国での大ヒットの数字は 見て分かる通り

100億単位の収益なので

つまり日本映画は、一部のアニメ映画マニアに好評ではあっても
中国では一般層でのヒット作の対象では無い

という事になります。


そこで、日本映画はアニメが人気があり
人気アニメを中国で公開すれば、

中国市場に置いては大ヒットという訳では無くても
数字上は巨大な収益が見込まれる~☆


という単純なお話には、残念ながらなりません。



実は、中国マーケットでヒットするアニメは
ピクサーやディズニーの様な3DCGアニメ

日本の手描きの2Dアニメは
ハナから無視されているという実情があります。


なぜかと言いますと、


映画バブルの中にある中国では、一部マニアはともかくとして・・・
一般層にとっては

とにかくお金が掛かっている映画が「良い映画」
捉える傾向がある様で

ピクサーやディズニーの様な
巨額の制作費で作られた映画も
日本の手書きのアニメ映画も

同じ料金で公開されている中で、

手描きのアニメは、お金が掛かって無い様に見えるらしく、
一般層の評価では「観るだけ損」という事になる様です。


つまりは、頭で説明した
攻殻が3Dで制作して、一般向け作品に方針を変えたのも

今や地球規模となり世界が注目するまでになった
中国市場に切り込むには

2Dのマニア向け作品では見向きもされない
判断した所に、もう一つの大きな理由があったのではと

思ったのでした。


これは、
映画人が評価する独りよがりな「良い映画」と
一般層が好む、『翔んで埼玉』の様な人気作を「良い映画」と捉える

映画を作る側と観る側とで 文化の「分断」が起こっている日本とは違い、


非常に分かりやすい資本主義的評価と言えものがあり、
経済はおろか文化まで、中国に大きく差を付けられている

一つの現われなのかもしれません。



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​​​■10.『翔んで埼玉』海外ヒット
予測出来ない​​​

​都市型目利き近視眼的思考​


さて、
『翔んで埼玉』の話に戻りますが、

実はこの映画は海外でもヒットし、映画の評価も高く

「なぜか海外でも高評価」という、
海外でのヒットを伝えるニュース記事の見出しからでも分かる様に

この海外での高評価に対して、

「この映画は、日本人以外の人が見ても面白さが (又は事情が)
分かる訳が無いオタク映画なのに、なぜヒットした?」

という

「良い映画」で一般層と評価の分断を起こした映画人が
欧米での好評価とヒットを予見せず、
ヒットする理由を把握出来なかった所に

近年の映画陣達が陥った、

「世界の黒澤明監督を生んだ、映画大国日本」という
栄光という名の「呪縛」を引き合いにした、


既に失いつつある、アジア圏における文化の優位性を声高く唱える様な、
ある種の「島国根性」とも言える「閉鎖性」による見立てが露呈した


出来事だった様な印象がありました。



近年、
中国映画界の地球規模的収益や、
インド映画人のハリウッド進出や、
東南アジア圏映画界の目覚ましい発展を尻目に


今やアジア圏文化における後進国化した日本の映画文化人達の顛末は・・・
置いておき・・・w


なぜ『翔んで埼玉』が欧米で好評だったのか という話ですが、
理由は「愛国心」にあった様です。


何の話かと言いますと


日本の映画関係者の多くは欧米の鑑賞者に対して
『日本の文化を理解できる筈がない』と決めつけていましたが、

それは欧米も同じで、
『日本の文化には欧米の文化でもある「愛国心」は無い』と、
多くの欧米人はそう決め付けていたそうです。


ところが『翔んで埼玉』を観た 欧米の鑑賞者達は
この映画の中に『愛国心』と並ぶ『郷土愛』がある事を知り

そこにシンパシーを感じた事によって、
欧米でのヒットに繋がって行ったという

事情があったそうです。


この話を聞いて、埼玉に郷土愛を感じる様な

草加せんべいとアールスメロン以外
誇れるものがあるのか?

と思った御仁も 少なからず居るかと思いますがw


ここでざっと、
​埼玉出身の文化人​を挙げてみますと


まず、今年の大河ドラマの主人公で、公人実業家の
渋沢栄一

岐阜県神岡町に大規模なニュートリノの観測装置「カミオカンデ」を建設し
ニュートリノ振動の発見でノーベル物理学賞を受賞した物理・天文学者
梶田隆章


​「小説家」​では

『鬼平犯科帳』の 池波正太郎

『IWGP』『GO』などの執筆の他、
TVドラマの脚本家として
超感覚を持つ若きSPを描いた
岡田准一主演作『SP 警視庁警備部警護課第四係』
霊視の能力で事件を解決する刑事を描いた
小栗旬主演作『BORDER』
結婚し主婦となった元スパイが難事件に挑む
綾瀬はるか主演『奥様は取り扱い注意』
などの人気作を手掛けた

直木賞作家 金城一紀

同じく直木賞作家で 日常に潜む謎を描く
「青春ミステリー」の先駆者 北村薫

『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』の出演など、
タレントとしても活躍中の芥川賞作家 羽田圭介

80年代に角川書店制作のミステリー映画『人間の証明』でブレイクした
森村誠一など、


​「映画、演出家」​では

激昂して出演者に灰皿や椅子を投げ付けるリハーサルの激しさで知られ
独自の激しい演劇イメージを持ち「世界のニナガワ」と称賛される演出家
蜷川幸雄

アニメ作家にして宮崎駿の実子としても知られる
宮崎吾朗

『攻殻機動隊SAC』で頭角を表し
21世紀以降のジャパニメーションを牽引するアニメ作家
神山健治など、


​「芸能レポーター、アナウンサー界」​では

80年代から2000年にかけてワイドショーの顔として活躍した
元祖芸能レポーター 梨元勝

特徴的な語り口で、お茶の間を賑わせた 東海林のり子

品のある話術と実直な解説で
アナウンサー界のトップに君臨した 久米宏など


​「音楽界」​では、

鮮烈なデビューの後、その独特の音楽性が話題となり
東京五輪では音楽監督に就任するなど
多義に渡る活動を続ける才人 椎名林檎

90年代に個性的な歌唱で一斉を風靡したCHARA

圧倒的超弩級の歌唱力を持つ実力派 小柳ゆき

アカデミックな音楽性が裏付けた唯一無二のサウンドで
数々のヒット曲を生み出した大スター EXILEのATSUSHI

80年代から90年代における、日本のROCKを牽引してきた
HOUND DOGのボーカリストにして俳優としても活躍する 大友康平

そのライバル的存在で、歌謡曲の文脈でROCKを演奏し一斉を風靡した
THE ALFEEの 高見沢俊彦


「俳優」では

ジャニーズアイドルから俳優に転身して以降
勝新太郎の様な重厚な役柄から軽妙なコメディーまで演じる
日本を代表する俳優にまでに成長した演技派俳優
本木雅弘

国民的人気グループSMAP出身のタレントとしても活躍し
SMAP在籍中、メンバーの誰よりも数多くの映画に出演し
演技にも磨きをかけてきた 確かな演技力を持った俳優 草彅剛

50代を迎え 近年、演技に渋みを増しながらも
ダンディズムの中に少年性を持った演技に定評を持つ俳優
竹野内豊

破天荒ながら一本筋の通った人物を演じると光る
近年水谷豊の相棒としても知られる永遠の反逆児
反町隆史

バラドル出身の女優で、デビューから3年で朝の連ドラの準主役の座を獲得し
ありとあらゆる役柄を演じ分ける「カメレオン 力」の演技力を持つ実力派
菅野美穂

幼少から演技力に秀でて 若手のトップとして君臨し
『君の名は。』で声優として出演した事でも知られる、
若くして数多くのキャリアを積んだ実力派俳優
神木隆之

元は数々のヒット曲を持つ実力派ミュージシャンで
『逃げるは恥だが役に立つ』などの話題作に出演し
最近『逃げ恥』で共演したガッキーこと新垣結衣と入籍し
『リアル逃げ恥』との話題で持ち切りの
俳優としても活躍中の
星野源

10代で演劇界の大御所 蜷川幸雄に見出され、
その後も狂気を演じる性格俳優として
『カイジ』『DEATH NOTE』などの話題作に出演する唯一無二の天才俳優
藤原竜也の他

少女時代から様々な大作映画に主役として抜擢され続けた天才女優で
現在もトップ女優として様々な作品に出演する大家女優
大竹しのぶ

80年代から90年代にかけて劇団四季の看板俳優として活躍し
その後もミュージカル他 様々な舞台で名演技を見せた名ミュージカル俳優で
数々の話題作映画、ドラマにも精力的に出演する日本を代表する俳優
市村正親など


「声優」では

『化物語』戦場ヶ原ひたぎ役としても知られ
叫び芸でも定評のあるベテラン声優
斎藤千和

『涼宮ハルヒの憂鬱』キョン役『銀魂』坂田銀時役として知られ
コメディーからシリアスまで演じる演技派声優
杉田智和など


「タレント」では、

国民的タレント 所ジョージや、爆笑問題の太田光、オードリーの春日俊彰
今や朝の顔でもある メイプル超合金のカズレーザービビる大木

ベース談義の はなわ に バナナマン 設楽統
ハライチ 澤部佑岩井勇気、ザキヤマこと アンタッチャブル 山崎弘也
人気YouTuber としても話題となった 藤田ニコル 等々・・・ 


どーでしょう

埼玉には文化人芸能人だけでも​十分誇れるもの​
あるではありませんか。



これは、

全ての報道、娯楽バラエティー、情報が
日本の都心の東京に集中していた

ネット社会以前の時代の感覚で
多くの映画関係者たちが未だ捉えている

近年の邦画に対する見誤った評価
最たる例だと言えますが、

こうなる理由のひとつに、

右へと言われれば右に、高評価が着けば高評価にして
重厚な作品が良い作品と言われれば、それに倣うしかなくなる

大物への忖度がまかり通る日本の社会の図式
映画関係者達の目利きを近視眼にさせるものが

あるのかもしれません。



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​​​​■11.既得権益行使しながら
文化国日本​​​​



高評価と言えば、日本映画の振興ですが・・・

文化庁は日本映画の振興として「文化芸術振興費補助金」制度を設け、
対象となる映画製作活動に助成する為、広く募集を掛けて

明日の日本映画の為「みんなで、しよう」を合言葉に
映画製作の支援を始めました。

背景としては、
平成に入って底を打った映画館入場者数が

その後一つの施設内に多数のスクリーンを有する「シネコン」方式が普及し
微増傾向に転向した事を受けて

2000年に入り更なる日本映画普及の為に
新たな人材育成とメディアの多様化に対応した映像創作などを見据えた

助成活動に乗り出した・・・


と いうのはあくまで表向きのお話で。。。w



現在、限界に来たと言われる資本主義経済をベースとする世の中で
ことごとく日本の産業が世界の競争から脱落しつつある中、

唯一、世界と立ち向かえる世界的な評価を得てきた
「アニメ」「コミック」というコンテンツを有する事に

平成を何年も過ぎ、
これまで経済社会を廻す事ばかりに気を取られてきた
日本政府がようやくその価値に気付いて

21世紀に入りマルクスが唱えた資本論そのままの社会となっている
経営者が搾取を続け、労働者が報われない

限界に来た資本主義社会の次は、

「国家的」巨大な視点では無く、
文化芸術を主体とした価値観の元に成り立つ

政府が市場に干渉しない自己責任をベースとし
「地方的」低福祉低負担、市場中心主義的狭い経済が主流となる

という

ベストセラー経済学者辺りの言葉を鵜呑みにした様な政策の元、
「文化芸術振興費補助金」を設立し

文化芸術の発展に力を入れている欧米諸国を尻目に
文化芸術育成に消極性が過ぎて、

日本を文化芸術育成後進国に陥らせた政府が

欧米諸国に対して、文化国である事のアピールと
新たな「金脈」育成の為に、重い腰を上げた・・・


というのが 本当の所かもしれません がw



それを裏付ける話として、しばらく前に話題になった
「日本学術会議」への政府による人事介入に抗議するという騒動が

それにあたると思われます。というか、妄想出来ますW


これは、
「会議の自律性とそれによって守られる学問の自由への挑戦」や

「政府に批判的な研究者を狙い撃ちにし、
学問の萎縮効果を狙ったとみられても仕方ない」

などという

江藤祥平上智大学准教授の言動を始めとする
表現の自由への侵害したとする、政府への批判の全てを説明すると
トンデモなく長くなるので、(めんどくさいので)


要点だけを述べますと・・・w


最大唯一のスポンサーでもある「日本政府」が
既得権益を行使して人事介入し、

越権行為を承知の上で都合の悪い人物を排除した事を

「学問の自由」を犯したとして、映画人が抗議した事で騒動になった
というのが一連の流れになる訳なのですが、

ココでは問題となった「学問」の件は置いておき・・・


この話の争点は、
なぜ 映画人が抗議 した点にあると言えます。


つまり、

同じく政府が 日本映画振興 の為に設立した
「文化芸術振興費補助金」制度の方にも

同じ様に口出し
して来るのではないか、と勘ぐった映画人達が、

次は自分達の番だ と危機感を抱いた所に、
この騒動の本当の理由があった様に思われます。



2010年辺りから世界遺産登録ラッシュとなったり
2013年には東京五輪の招致に力を入れたり
2014年に(確か) 文化芸術振興費補助金を設立したりして


促進が停滞する可能性のある懸案事項は
既得権益を行使してまで
(※言葉を選んでるでしょうwww)

ことさら文化国日本を世界にアピールし
文化芸術スポーツの促進に力を入れていたのは

先程説明した
『来たるべき世界』を見据えた日本政府の政策の一貫

という事だったのかもしれません。w



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​​​■12.情報共有する姿勢裏側
個人主義​​​



『来るべき世界』と言えば、中国の下請けの話ですが、


格安で工業製品の下請けを受ける、
「世界の工場」と呼ばれて来た中国製造業は、

日本企業が利益を確保する為のコスト削減に欠かせない存在であった反面


マクドナルドでの「食品消費期限切れ問題」や
1000匹以上の犬を死亡させたと言われる
「ペットフード大量リコール事件」をはじめとする


悪質な事件を引き起こす企業が跡を絶たない、
製品に対する安全性の問題


技術力と人材が不足する企業が大半を占める、
格安故の造りが雑で信頼に置けない

「粗悪品」というイメージが付いてまわる
リスク覚悟の発注という


企業泣かせな下請国でもありましたが、それはもう過去の話で・・・


今や中国の製造業は技術力が劇的に上昇して、
例えば日本の伝統のひとつである「酒造」に於いては

中国の酒造工場を見学に来た日本の老舗酒蔵メーカーが
その設備の充実と製品の本格的な出来栄えに舌を巻く程のものとなり

かつて
事故を起こした新幹線を穴に埋めて隠蔽しようとした国とは思えない

精密で繊細な作業をこなせるまでに大きく成長を果たしています。


元々、中国への外注で「粗悪品」「不良品」が横行したのは

製造現場の整理、整頓、清掃、清潔、しつけの「5S」が徹底されておらず
製品の品質管理、取引先、従業員に対しての配慮に欠ける
人、モノを大事にしない点や


中国人特有の、他人に関わらない国民性に問題があったようで、


本来作業者全員が共有しなければならない情報を、
他の担当者に伝えなかったり

自分の勝手な判断で作業内容を変更するなどの


「ワンチーム」を謳い文句とする日本人とはまるで違う
中国人独特の「個人主義」

これらの問題を引き起こして来た要因と言えます。


これは、中国人が個人判断を重要視する姿勢
これなら同僚に連絡をしなくても問題ないと言った

勝手に個人で判断してしまう所に問題があり


そもそも「問題」とは起こらない事には分からない
「不測の事態」でもあるので


連絡事項を共有し未然に不良を予防するという
ヒューマンエラー対策

人 (Man) 機械 (Machine) 媒体又は環境 (media) 管理 (management)
「4M」の精神が

中国人に理解されにくい所に
大きな理由があったと言われています。


又、日本の製造現場に於ける
高品質な製品を生み出そうとする苛烈な程のモチベーションの高さ

中国人技術者、生産者達に持てと言っても
理解されないのも

それは逆に言えば、モチベーションの高さ故の品質という


いわゆる「団塊の世代」達による『地上の星』的ロマンチシズムに毒された
苦労をしないと長い会議をしないと仕事をした気がしない

日本人特有のいわゆる『巨人の星』的精神論がベースにある為でw

日本の技術者、生産者達が到達した、至高の境地を
中国人技術者、生産者達と共有しようとしても

理解されない溝があるのでした。


他にも、
日本企業が現地の 通訳 にのみ業務の情報を伝えて

その後中国人担当者達に、製品に求めるクオリティーが
理解されない まま

曖昧な状況 で量産に至る様な所にも原因があった様です。


では、

だからといって日本人が情報を重要視し 共有する姿勢
国際産業に於いて中国人よりも 優れていた

言えるかと言えば、



遡ること約50年前の中国国交正常化した田中政権時代の1972年に、
パンダに続いて来日した中国出身のアイドル、アグネス・チャンに対して

日本の芸能界の現場が中国人の食生活を良く知らなかった為
誰かがとりあえず食事は 中華丼 を出せばいいだろうと判断した事で

その後誰もがこぞってそれに倣い
どの現場でもアグネス・チャンに中華丼を出し続けたという

当時のアグネス・チャンも呆れかえったエピソードからも分かる様に


情報を共有しない中国人の無責任さを
けしからんと言うのであれば

情報を共有する事 でこぞって 責任から開放 されようとする
日本人の国民性も

どうだろう、と 思う所でもあります。w



ともあれ、その様な過去があった後、w
中国が巨大産業国として米国を脅かすまでの存在となった今

中国の製造業の活況が続く一方で
コモディティ相場の値上げで、人件費、製造コストの上昇という
問題が起こっているようです。


所で、「コモディティ」って何? という事ですが
Wikipediaで調べると

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
経済学において、完全または実質的な代替可能性を持つ
経済的価値またはサービスである。
誰がそれらを生産したのかに関係なく、
市場はその商品価値を同等かほぼ同じとして扱う。
​​​​​​​​​​​​​(Wikipedia コモディティを一部参照)


という、相変わらず意味不明の「Wiki語」で占められ
記載者はこれで説明した気になっているようですがw


ザックリ言いますと、

この場合の「コモディティ」は
「先物取引」等で使われる「商品」を意味する用語で

主に、鉱物とか貴金属とか穀物とかエネルギー
などを指す時に使用される言葉です。


これらの商品が商品先物取引市場で投資される相場の事を
「コモディティ相場」と言います。


やさしいですね~www


というわけで、
その問題の何が「問題」なのか、というのが

今回の 柱となる話題 となります。



「え?邦画界と世間との価値観の相違の問題をベースにした、
オタク文化を通した今後の日本映画のあり方に付いて が
話題じゃなかったの?」

と、お思いでしょうが、

最後には「オタク文化を通した今後の日本映画のあり方に付いて」
に繋がっていきますので

もう暫く、お付き合いくださいw



▲目次へ▲


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​​​​​■13.「サービス」具現化した
「お・も・て・な・し」うさ​​​​​



さて、

中国国内の製造業の人件費、製造コストの上昇が起こる事で
何が起こったのかと言いますと。


日本がそうであった様に、中国中の製造業者達がコスト削減の為に
自社製造を止めて安価で請け負う

「下請け」に製造を任せる流れを生み出します。


ここで「下請け」に付いて、
一般的なイメージは何か、を 考えてみますと、


メーカーから受注を受けた製品を納品し
メーカーが主となる主従関係にある企業を指す、と

殆どの方がそう思っている と、捉えることが出来ます。が、


良く考えてみますと、
阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』でも描かれた事からも
分かるように、

メーカーから製品を受注する際、新しい技術を開発
それをメーカーが利用するビジネスモデルを築いて来たのが

「下請け」であって、

現在は好調へと奇跡の復活を遂げながらも、
かつて経営危機を乗り切るため欧州辺りから専門家を雇い入れ

関連企業を40以上も持つ会社を存続する理由で
企業の資産とも言えるリソースや権利を

雇われCEOによって次々と売り払われて、
会社の名前は残っても中身を空にされた、

どこかの某巨大企業の様に

もはや「下請け」の技術を利用しなければ 生存出来ない のが
「メーカー」であると言える所から、


メーカーと下請けの主従関係の「逆転劇」が見て取れるものがあります。


つまり、中国産業に於いても、

下請けとして捉えられて来た中国企業の立場も
逆転し始めているという

そういう事になります。


思えば、日本の産業の発展というのは
たとえ 低コスト、低価格の商品化の為に、

低賃金の労働を強いられても

クオリティーの高い製品を生み出してきた

高い技術力に支えられた技術者、生産者達の
「モノ作り」の精神を大切にする国民性に依る所が大きい

日本特有の発展だった様に思われます。


しかし、現在の中国産業の大躍進を見てみますと

近年日本企業が苦戦を強いられ続け、
日本のお家芸だった「高性能の製品」を作るだけでは
もはや世界市場で勝る事が出来なくなっている ばかりか

Amazonの人気格安商品の殆どが
中国製品で占められている事実を考えてみても


そもそも製品がもはや
高性能で高品質である必要が無い という


「商売」が、良い「製品」を造るだけでは

もう成立しない時代になったと
言うべき現実があります。


かつて「モノ作り」を信条に「WALKMAN」
世界的大ヒットを飛ばした SONY

アップルの mp3プレイヤー「ipod」を押しのけて
首位に立ちながらも

長年、

音楽ファイル再生ができるスマートフォン市場
乗り切れなかったのは


後に「iPod」を「iPhone」に移行したアップルが

音楽鑑賞するハードを「iPhone」に、再生ソフトを「iTune」、
その音楽をダウンロードし、サブスプリクション配信サービスする
「iTunes Music Store」などを一体化したビジネスモデル

確立させた事に対して、

「WALKMAN」の高性能化に固執して、
肝心のプレイヤーの中身となる

「音楽ファイル」の商品化や、

それを購入できる「音楽ファイル」の
ダウンロード事業が後手に回り


2000年初頭に 企業の中身となるリソースや権利を売払い
企業の中身を空っぽにして、更なる経営危機を呼んだ企業らしい


中身の無い「ハード」だけしか製品化しなかった事が
(さっきの話がSONYの話だとバレているっつwww)

原因と言われています。w


つまり、この話の「核」

新しいアイデアが新しい技術を通して
新しいビジネスモデルを生む下請け

これが「主 (あるじ)」

その技術を自社の製品に採用して
製造販売するしかないメーカーが「従(けらい)」

「事実上の下請け化」するという

要するに、
阿部寛は吉川晃司の会社のラスボスだった という話でした。



実は、この話は どーでも良くて・・・WWW


日本のメーカーがなぜ中国の下請化するのかという本当の理由

先程話した、再生ソフトを「iTune」、
その音楽をダウンロードしたり、好きなだけ視聴できる
サブスプリクション配信サービス「iTunes Music Store」
の様に、

「ソフト」とか「サービス」の様な
「物体」で無いものに 価値観 を見いだせない所に

理由があり、


ひとたびコンプリートを目指したら、
コンビニで適当な缶コーヒーとポテチ辺りを万札で購入し、

受け取った千円札をチャリ銭に崩し、
ひと目を気にしながら目当てのガチャポンにチャリ銭を投入し
暫くしたら、別のガチャポンエリアに移動するという

連続購入する異様さをわきまえながら湯水の如く金銭を掛けて
街中のガチャポンを回しながらアイテムをゲットする


シニアのマニアの執念にも似た


「ソフト」「サービス」の様な目に見えないモノは価値が分からず
目に見えるモノ、グッズなどの「ハード」に価値を見出す という

「モノ作り」を 崇める 日本人の国民性の他に、


国分太一 辺りが愛知県一宮市の喫茶店激戦区での
「モーニングサービス」を取材して

「これが全部で380円ですかっつ?!!! 儲けはあるんですか?!!」
という問いかけに対して、取材した全ての喫茶店オーナーが

口を合わせた様に

「殆どありませんw」と半笑いで語り

「昔からこの値段でやってますので(ヘラヘラ)w」と
半分他人事の様に語った後


ほぼ爺さん婆さん達が利用客という
「ほぼ老人ホーム」化した店内では


「ココが無くなると行き場がなくなるよぉ~www」という
ゲストの大半を占める後期高齢者達の声に応えるかの様に

「ウチにやって来るお客様の「場」提供する為にやってます」と
社会貢献活動を含めた薄利商売を 誇り気味

満足気に語るオーナーを尻目に、

驚異の「無料サービス」のインサートばかりに眼が行く視聴者が
「今度の休みに行ってみるか?w」という


「音楽ファイルダウンロード」ソフトで (違法だったヤツw)
無料ダウンロードするのと同じ感覚で、


長距離のガソリン代を使って、車で一宮市に向かおうとするのは、


「サービス」「ソフト」の様な
目に 見えないモノは「無料」と感じる

日本人独特の国民性が、

「サービス」「ソフト」「ハード」の三位一体で商品とする
欧米のビジネスモデルを長年 理解出来なかった

大きな理由だったと言えます。


加えて、消費者の一般的な感覚として

「安い値段」で消費者に提供する事が、社会的にも「正しい行い」で、
「高い値段で」儲けを得る事を「常識ある社会人として悖る悪しき行い

の様に捉える

経済学の古典書として知られるアダム・スミス「国富論」にもある、
「国民全体が豊かにならなければ、国は豊かにならない」という

経済学の原理原則に 反する かの国民性がある事で

儲けを得て生活を豊かにする事よりも
良いものを安く提供する事を最大の 目的 とした所に、

コストを削減して人件費を安くして
儲けよりもまず、消費者に 愛され支持される 商法が

日本のスタンダートとなった理由だと言えます。



そんな話がある一方で、
コロナ禍でのこんなご時世下の中

「マスクの無料配布」では

話を聞きつけた多くの人々が押し寄せ
配布と同時に人が殺到し 一瞬で全てのマスクが無くなり
入手できなかった一部の者が激怒し暴れ出し
警察官が出動する騒ぎとなったり

「盗めるアート展」では

夜中の開催であるにも関わらず大勢の人々が押し寄せ
止む無く予定より30分早く開催した途端、ギャラリーに人が殺到し

一瞬で全ての作品が盗まれるという
主催者の「鑑賞者と作品の関係性はどうなるのか?」
というコンセプトを余所に

出展された作品が、持ち去った者達によって
次々とメルカリに出展され。。。

メルカリに出展されるのも一つのアートである という
与太話はさておき・・・w


これら「無料」という言葉に群がる人々の
「品薄で困っていたモノや興味深いモノが無料で手に入り嬉しい」


では無く、


「購入しないで手に入れる」という 目的 に対しての


一部の者達による尋常ではない「浅ましさ」を誘発させた出来事を
目撃してしまうと


果たして、

先程の喫茶店のオーナーの例にもあった様に、

飲食店が儲けを度外視してまで薄利多売で客に奉仕し
企業がコストを削減し、従業員の給付も減らし
結果、世の中にデフレを誘発させてまで貫き通す


「良いものを安く」という商法が
本当に人々の為になっているのか

疑問を感じるものがあります が、


加えて、
もはや日本人は「良いものを安く」売り
「良いものを安く買う」以外

対外的にも商売、消費というものを
理解していないのでは、と

思わざるにはいられないものすら感じます。


これは、

「サービス」という目に見えないモノに価値を見いだせない事が転じて
「ハード」という目に見えるモノを安く「サービス」する

「提供」という行為を通して「サービス」を具現化した

日本人ならではの「お・も・て・な・し」
(※脳内で滝川クリステルの声で読んで下さいw)

の精神が生じたモノなのかもしれません。


そんな「お・も・て・な・し」
(※脳内で滝川クリステルの声で読んで下さいw)

の精神が、

中国の企業に良いように 利用されている
というお話に繋がり

ようやく今回の柱となる話となりましたW



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​​■14.「安い日本」利用する
中国資本​​



つまりは、

中国の製造業が活況ではあっても、
先程説明したコモディティ相場の高騰の影響で

コストと人件費が上昇し、
製品価格への転嫁が避けられない状況にある中で

そんな中国企業が目を付けたのが、

「良いものを安く」提供する
日本企業への下請け発注の流れになって行くという

そんな話ですw



さて、近年中国は2010年代中盤辺りから、
目に見えないモノに価値を見いだせない日本人が眼にも留めなかった

IP(知的財産)に対する認識が芽生えて

コストの高騰化で不振になっている製造業から、
映画、アニメなどの
娯楽産業への関心が高まっている様で


この様な中国国内の潮流が、初めの方で解説した
国産CGアニメ映画の1千億級のメガヒットに繋がった

一連の流れだと言えます。


そんな中、急成長を遂げた中国国内制作のアニメに国が支援し
2兆円規模のマーケットへと拡大する一方で


それに伴い制作会社でのコスト、人件費の上昇を生み出し


加えて日本の様な
「幅広い年齢に応じたコミック市場」が無い事や

日本とは違い
「グッズ作りに長けたデザイナーや工場」が
少ない事により


アニメ市場に多額の資金を投入しても、
何年も続く人気漫画を生み出す仕組みが無く

そんな漫画原作をアニメ化しても人気が続かない問題や

そんな漫画原作のグッズ化もなかなか
イメージ通りに再現できない などで

グッズ収入で回収できるのは
一部の作品のみという問題が

生じる事となります。


又、表現の自由が制限される中国では
BLなどの「同性愛」作品や、
暴力や性的、過激な表現の作品などが規制され

場合によっては「実刑」が課せられるなどの規制も
ブームの拡大にブレーキをかける要因となって行きます。


その打開策として注目されたのが、
先程の中国企業のケースと同様に、

日本のアニメスタジオへの下請け発注をかける動きへと
なるのでした。
​​​

これは日本のアニメ事情が、
正社員として働くアニメーターが1割強程度で

その殆どが委託契約で低賃金、長時間労働、を強いられる
「フリーランス」という労働実態による

アニメーター達の「ワーキングプア化」に要因があり


中国の3分の1の賃金で日本のアニメータを確保できる所に
理由がある様です。


現在、中国の下請けを受注しているスタジオでは
アニメーターを社員登録して、

安定した給与支払いを実現している点でも


「良いものを安く」が消費者にでは無い形で海外資本に利用される
「安い日本」と言われる最たる例だと言えるものがあります。



只、「日本の下請け化」に対しては
中国には 別の思惑 も あった様で



日本のアニメスタジオを抱え込み傘下に置くことで
自社の作品に「日本アニメクオリティー」

謳うことが出来る

日本のアニメスタジオによる制作という「銘柄」を利用した
自社作品の ブランド強化 を目論むという

Audi が Lamborghiniを、
FIAT が FERRARIを傘下に置いた様に

欧州の自動車業界同様の
世界の潮流に沿った流れと言えるものがありました。

それによって、
日本人アニメーターの年収の3倍でも軽く出せる事で
日本を拠点とし、日本人アニメーターを雇い入れる

中国スタジオの動きが増えている様です。


これらの背景には、先程説明した
日本人アニメーターの「ワーキングプア」化が原因の他

日本人アニメーター薄給最大の要因となった
アニメ制作の為、複数のスポンサーから資金を募る

「製作委員会」方式という、
アニメ作品を制作する上で出資者のみが享受する、

構造的問題 にあるように思います。


この「製作委員会」方式は、

アニメが失敗したときのリスクを最小限にする
「資金出資の分散化」のリスクヘッジとして考案された方式なのですが

作品がヒットした時のライセンス利益は出資者に還元されるのみで
原画、動画、一枚100円で受注しているアニメーターには


一切回らないという由々しき問題があり、


「夢を餌にしたやりがい剥取」
「製作委員会の利益搾取」
「代理店の利益中抜き」

という批判を生む要因にもなっています。


この「製作委員会」方式の最たる問題は
例えば中国による出資が10億あったとしても

10億円を1作品に投入し、原画、動画の原価を上げて
更なるクオリティーアップを目指す、と考えずに


10億の予算があれば、1億の作品を10本作るという
1作品に於ける予算の上限を「1億~5億」のように儲けている

「暗黙のルール」にある様で


この あって無い様な「暗黙のルール」を愚直に貫いている所に
救いがたい資本主義的搾取が見て取れる様な、


既存のシステムを壊す新たなルールを作る事に消極的な
日本人の国民性に全ての「元凶」があると言えます。




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​​​​​​■15.アニメ、オタク ​を​
日本文化めない
映像業界斜陽​​​​
「見たこともない景色」
見せられる未来​​



ここで、妄想混じりで「新たなシステム」を
「たとえ話」として唱えるなら・・・


仮に新作アニメに「上限1億」の予算を募るとして、

日本のフリーランスのアニメーター1人ひとりを
事実上の「事務所の社長」と捉えて、

アニメーター1人一口「一万円」で
合計数千万円の「クラウドファンディング」的出資を募り

アニメーター1人ひとりを「受注者」としてだけでなく
「出資者」として登録して

ライセンス利益が「1億円」なら、
出資額の「一万円」が戻るシステムを

構築し

ヒットしなければ、出資額は戻らなくなるという
リスクはあるとしても

それこそ『鬼滅の刃』の様な

「400億」メガヒット作品に投資すれば
実に「400万円」が還元されるという

アニメーター、1人ひとりが
作画者であり出資者でもある状況を構築したと

するならば

アニメーター全員が 搾取側 に回るという
​製作委員会​ への ​逆襲劇 ​が見られる事に

なりますW



などという与太話は置いておき・・・


これまで、

「日本映画作品への政府介入の危惧」や
「中国の国家的事業」や

「配信サービス出資によるオリジナル作品の独創性の希薄化」や
「良い映画に対する関係者と一般層との感覚のギャップ」や

「モノ作り神話を盲信する日本の衰退と
日本を下請け化する中国の躍進」など


主に、アジア随一の先進国としての誉れを
欲しいままにしてきた日本の

もはや先進国とは言えない斜陽の様を語ってきました。



現在世界的な兆候として
「資本主義の限界」という問題は


バブル経済の中にあった日本で例えれば、


それこそ銀行がカレンダーの絵柄に
「ディズニーキャラクター」を使用すべきかどうかの様な
レベルの事まで

どんな事でも常に「国」にお伺いを立てて来た
過保護な中にあった日本の企業が、


「官僚主導から政治主導への転換」
「付加価値を生まないムダを排除」などの


「社会主義的国家運営」からの脱却を図る為に推進され
当時は「グローバルスタンダード」として採用された

「市場中心主義」が持った潜在的な問題

「リーマンショック」という
世界的金融危機という形で浮き彫りとし

主流となる経済活動が 合理的でない と証明した、

経済学的にも破綻し、矛盾を多く抱えた現在の市場を
物語るものがあると言えます。



加えて、
現在のアメリカでも問題となっている「格差の拡大」で

世界の富豪トップ26人の資産総額が
地球上の人口の半分の資産に匹敵するという

国際開発援助NGO「オックスファム」によるデータがあり


どんなに働いても一枚100円の賃金しか貰えない
年収200万円を切るアニメーター達同様に


その様な低収入層が数千万人にも及ぶ現在の日本の社会では
若い世代が将来に希望を抱く未来も希望も持つことなど無く


「搾取」というワードがクローズアップされる中で


今やあのマルクスが『資本論』で描いた
経営者のみが享受し労働者が報われない、搾取される社会が、

2000年を20年も過ぎた現代社会に出現するという


21世紀の社会で壁に突き当った
「資本主義社会」が持つ構造的問題が明るみとなった

最たる例だと言えます。


更に、

米国的資本主義の蔓延で引き起こされた、
気候変動や環境破壊などの深刻な問題や

過剰な「開発」によって引き起こされる
森林破壊による生態系の破壊

それによる生物の多様性の損失によって引き起こされる
人類を震撼する感染症による世界的大流行などの

歴史を変える程の影響を及ぼす
「パンデミック」の原因となっている事など


地球の気候を変動させ、生態系を破壊し、
資源を彫り尽くし、経済活動を続けた

「資本主義」が行き着いた、世紀末を20年過ぎた世界での

「真の世紀末」の訪れとしても

これらの「ツケ」を払うのは、
我々の「子供」である事に震撼すると共に

これらの「顛末」を予想し回避出来なかった、

我々の見立ての甘さを、痛感せざるに負えない心情が
「資本主義の限界」を声高に叫ばれる事に繋がった、


世界的な兆候だと言えます。


日本人の「モノ作り」に拘る余り、

「ハード」「ソフト」「サービス」が
三位一体となったビジネスモデルを理解できないまま、

世界の波に乗り遅れる事となり

「過去の成功体験」に固執する余り
中国に取り込まれて下請け化する現状を生んだ現在、



世界で最も資本主義の恩恵を受け、

それに伴う、
資本主義的システムの問題を平気でなかった事にも出来る

「市場中心主義」の問題が
そのまま国家の特徴とも言える「お隣の国」の

地球規模的資本に対し


最初の話で取り上げた話題として、
日本の業界人達が言い放った、

「日本では良い映画の基準が違う」
「アニメ、オタクを日本文化と言っている場合ではない」
などという、

未だに近視眼的思考停止状態に陥りながら、
念仏の様に ​戯言 ​を唱えている内に


日本の知的財産と言える映画、音楽、アニメまで
「お隣の国」に取り込まれ

これから先、
別の意味で全く想像し得なかった

​「見たこともない景色」​
見せられる未来が

我々の「見立ての甘さ」が原因で
見ることの無い様に


祈るばかりです。




▲目次へ▲




■OUTRO (終幕)

さあ~まとめに入りますよ~wwww


という訳で、本当に「良い」ものは、

歴史を感じるとか、評価が高いとか
安いとか、高級とか、格好良いとか、綺麗とか

高給取りとか、腕っぷしが強いとか
料理上手とか、口喧嘩に強いとか

大きくて威厳があるとか、小さくて可愛いとか
工程が速いとか、じっくり造り込むとか

星野源主題歌で踊るドラマとか、
RADWIMPS主題歌の名前を聞く映画とか

世界的にAndroidが主流である事に対して
日本人だけが主流として皆に合わせる様に愚直に使っている
iPhoneとか、

デザインや内装が退屈でも
何年使っても壊れない国産車とか

何年試合をやってもBクラスとAクラスを行き来して抜け出せない
愛すべき中日ドラゴンズとか

辛いものが苦手な事を忘れ、親の仇の様に激辛で夜まで舌が痺れた
気軽にレンジでチンして食べた
冷凍のスパイシーカレーうどんとか

行楽地に出かけてもご当地のグルメを堪能しないで
結局食べたくなって注文してしまう カツカレーとか

Starbu○ksが市内に出店し、以降 家族の誰も行かなくなっても
単身クーポン使ってツーコインワンコーヒーワンバーガーを嗜む
McD○naldとか

今 流行っている事を iPhoneで検索し
Instagram Tik Tok でバズり
Twitter LINE で拡散したモノを

仲間はずれにならない様に
皆と同じ様に一律好きになる事とか



そういう事ではなくて

何度繰り返して観たり使ったり古くなったりしても
「良い」ものは「良い」と感じるものが

「良い」ものなのであり

オタク文化というものは、

その時代時代の世相を切り取って反映させた
アイテム、音楽、映像作品などを、深くこだわりを持って没入する

一般人に理解できない嗜好を持った、独自文化を指す言葉で

特に、コミュニケーション能力の欠如に、
社会に対しての適応欠如者達による

アニメ、アイドルなどへの過度な没頭ぶりに対する
ネガティブなイメージが

「おたく」という蔑称で呼ばれた事で
一般層に忌み嫌われる事となる所に特徴のあるものでもありました。


しかし
近年、空気系、世界系と呼ばれる作品が評価された事で

動画投稿サイトやソーシャル・ネットワーキングサービスを含めた
多くの「サービス」が産み出されるきっかけを作ったり

企業がアニメとのコラボレーションを企画し、多大な収益を上げるなど
経済社会に於ける認知度が高まった事や、


ネット、SNSの普及により、オタク系嗜好が拡散した事で
一般層もマニアックな話題で盛り上がる様になるなど

「オタク文化」は時代とともに、その評価も定義も
様々な形に変化してきました。


今や「オタク文化」は、
一つのものを深く嗜好する人々による大量消費を含めた

社会経済にも影響を与える、
一大独自文化へと変貌しており、

以前はその論旨が支離滅裂と一笑に付された、
オタク文化を背景に持った言論も

高い知識と、豊富な情報量と、
深い洞察力に支えられた評論と評価されるまでに
なっております。



情報と知識を広く浅く有し、古いものは即座に捨て去って
フットワークを軽く筋肉質にして

世の中を肌で感じて常に新しいモノに敏感になる
次々と新たなものを見出す、時代を見抜く「勘」に秀でた

「狩人」の様な一般的な業界人に対して


知識情報は狭いながらも一つのモノを深く追究し
その様な持ち物が増えて行くという、
フットワークが重い贅肉体質ながら

たとえ古くても「良い」ものは良いとして深く長く愛する
オタク圏人は

時代を超えて愛されるべき「良い」モノを見抜く
「鑑定士」の様な豊かな「眼」を持っており、


時代を見抜く「勘」に秀でながら
バックボーンが浅く、

賞味期限の短い新しさに即座に食い付く、
当たり外れの激しい、殆ど「山師」の様な

近視眼的思考に陥る業界人が認める作品よりも、


いつの時代にも愛されるモノに惹かれる「眼」に長けた、深い背景を持ち
「良い」と感じたものは新旧関係なく愛する事を、意固地なまでに貫く

一つのモノに深い愛情を尽くすオタク圏人が追求する作品は


目まぐるしくランキングが上下し、直様新しいモノに取って変わる
メインストリームの期限付き作品とは異なり


新旧関係なく一つの文化を感じるモノに惹かれる
長く愛される作品を選択する所に

オタク文化の骨頂がある様に思われます。


故に、
オタク文化という「フィルター」を通してみた世界

メインストリームの短くも綺羅びやかに輝き儚く散って行く
秒単位で変化する目まぐるしい都会の刹那な風景では 無く

狭いながらも都会の喧騒から離れた日常とは異なる時間を過ごす
ある意味歴史ある日本の「良い」風景が観られる

という事になる訳です。

すると、
オタク文化を通した景色とは、

たとえ玉石混交のモノがあったとしても
その中に「良い」モノがあればそれが日本を代表する景色となる

世界に通用する風景であり、


それらを素直に「良い」と言える事に
日本映画の行く末が決まるのではないかと

思うのでした。


加えて、

日本人の「良心」と言える「誠実さ」を規範とし、
「良い」モノは偏見なく「良い」と言える

凛とした強い意思を貫く事が、

このコロナ禍の中、
何かあればすかさず、何かのセイにする

自己責任の精神を忘れ、ストレスを転嫁する「餌食」を探す
日本人の「ダークサイド」と言える「浅ましさ」が昂じて

日本が「世界基準」から大きく外れて孤立化した末に
今度は自分達がどこかの国の「餌食」となる未来を

避けることが出来る唯一の方法となり

今後の日本映画の未来も決まると言えるのかも

しれません☆




という訳で、何とか繋がりました~www

それでは次回は何が大量文章の大量消費となって
お見舞いされるでしょうかwww

お楽しみに~☆





​​​​​​​​​​​​​
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最終更新日  2021年10月08日 18時46分20秒
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