コロナワクチン 日本がコロナに打ち勝つ日
コロナワクチンの接種がなかなか進まない。先日のコラムで6回接種の注射器調達について書いた。コロナ 注射器調達の重要性今、日本で接種しているファイザー製ワクチン。連休明けの5/10週と5/17週で合計16,000箱程度供給される見通しとのこと。1週間で8,000箱のペースだ。1箱は195バイアルで1バイアルは5回接種で975回接種分、6回接種で1,170接種分となる。8,000箱だと5回接種で7,800,000回接種分、6回接種で9,360,000接種分となる。5/10週から6/28週までの8週間、8,000箱ずつ共有されるとすると、74,880,000回接種分。37,440,000人分になる。日本の総人口はこの3.4倍弱。つまり、11月には全国民の接種に必要なワクチンが供給されることになる。第一のボトルネックであるワクチン供給は遅くとも11月には一区切りだろう。但し、これを達成するために週5日接種するとして1日1,872,000回接種する必要がある。医療従事者の方々の負担がとても重い。その負担を軽減する方法として、ひとつは接種場所を集中して実施するだけでなく、広くかかりつけ医で受けられるようにする方法が考えられる。あるいは、一般の方でも研修を受けることで医療従事者の方の変わってワクチン接種をできるようにする方法もあるようだ。一方で、コロナ患者の増加によりその対応で負担が増えて、ワクチン接種に手が回らなくなる状況もありえる。ワクチン接種が行き渡るまで一人一人の予防行動が重要になる。1年を超えるコロナて対応でわかったことは、人の移動や接触でコロナは広まるということ。卒業と入学で人が移動・接触する3-4月、長期休暇で旅行や帰省するGWの4-5月、お盆で帰省する8月、そしてクリスマス・年末年始の12-1月だ。今年は東京オリンピックが開催されると8月はリスクが高まる。今、第四波と呼ばれる流行に向かっている。8月に予想される第五波を押さえられるかは、ワクチン接種回数の前倒しと医療関係者の負担軽減・平準化にかかっている。このふたつを達成する日が日本がコロナに打ち勝つ日だ。株式ランキング