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良さんの読書日記

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2014.03.24
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テーマ:お勧めの本(7275)
カテゴリ:ファンタジー
『楽園 』鈴木光司 、角川文庫、第2回ファンタジーノベル大賞優秀賞、単行本初版1990年12月

<あらすじ>

 今から1万年前。モンゴル地方にタンガータという種族が、移動しながら暮らしていた。ボグドは種族の中で一番魅力的なファヤウと結婚した。
 しかし、北の部族から襲われ、ファヤウは略奪された。彼らは北を目指した。数百年に1回姿を現すという北の回廊を通って、その先に待っているといわれる楽園に行くのだ。
  ボグドは、北の部族の後を追ったが、逆に捕まり、海に流された。
 なんとかタンガータに帰ったボグドは、長老のタネフの助言に従い、南から楽園を目指すことにした。
 ボグドはファヤウを取り返すことができるか。

 

良さんのコメント>

 人類は、アフリカで猿から進化し、世界に広がっていったといわれている。ところで、アフリカとユーラシア大陸は地続きだが、アメリカ大陸は海を隔てている。どのようにして彼らはアメリカに行きついたのか。
 本書『楽園』は、アメリカ大陸にいたる彼らの長い旅を大きな柱にしている。 
 キーワードは「赤い鹿」。タンガータでは13歳になると男は、一人で狩りに出るという習慣があった。ボグドは伝説の赤い鹿を仕留めて帰った。絵が上手だったボグドは赤い鹿が飛び立とうとする絵を石に描くのが好きだった。
 赤い鹿が現代によみがえり、1万年の時空を超えて2人は再会を果たす。
 人類の歴史と本書のストーリーが重なり、夢とロマンを感じさせてくれる。

 
ホーム・ぺージ『推理小説を作家ごとに読む』も御覧ください。
http://bestbook.ife.coocan.jp







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Last updated  2017.04.17 19:41:14
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