怪しいアンビュランス乗り

2006/01/15(日)01:44

一番は、面白い。

積ん読(11)

 定時に会社を出て、帰りの途中の本屋さんに寄る。いつもどうり、車関係の雑誌のコーナーから始まって、コミック、実用書、文芸と一回りする。これと言って、目を引くものが無かったので、そのまま帰ろうと思って出入り口のほうへ向かう。  そこには、壁一面を使って、部門別のベストテンが掲示されている。メジャーな物には興味をそそられる事のない私ですが、そのときは、何故か、「一般、教養」の一番上にある本を手にとって、そのままレジへ向かった。  家に持ち帰ると、みんなが読みたいと言う。私が夕食を食べている間、まっ先に妻が読み始めた。しかし、かたずけをするのに台所に立つと、息子が読み始めた。その間に、お風呂に入っていた娘が上がると、息子がお風呂に入って、娘が読み始めた。大人気である。  そんなことを繰り返し、3人とも、全部読みきることも出来ないまま、子供たちが寝室に行って、妻が、お風呂に入ったので、ようやっと私に番になった。    さすが、ベストセラーだけの事はある。内容的には、そんな濃くないのだが、その、着目点がよかったのか、いや、やはり、彼のセンスの良さ(?)が、一番うけてる理由なのかもしれない。これもまた、インターネット系から火がついたものですから、その全てが、すべてではなく、良い所だけを抜粋したようなもので、面白いにきまっている。  で、内容に対するつっこみより、一番知りたいと思ったことがある。それは、彼の、気持ち。色々寄せられる質問にどのようなテンションで、答えているのだろうかと言う事。業務上の事であれば、単なる仕事として捕らえて処理するだけだと思うのですが、その範ちゅうを超えた所での質問にたいして、どのレベルで、答えているのだろうかと。  引用や、喩え、とか含めて、たまには、的外れな部分もありますが、回答としての形は整っています。が、妙な質問にはそれなりの、不思議な回答で答えたりしてるのですが、それに対する姿勢も、「業務上」の、部分を捨てきれていない感じがするのです。  冗談には「冗談」で返すのが、普通のながれのような気がします。しかし、完全にそのような受け答えにならない彼のまじめ(?)さが、不思議で、面白い所かもしれません。  一時間もしないで、一気読みしてしまいました。

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