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いつものように駐車場について車を降りると、いつもより妙に回りが明るい。見上げると、月が煌々と光っている。15夜かな?しっとりとした明るさ。そして、薄暗くも、くっきりとした陰影。昼間の暖かさがまだ微妙に残っている空気の中を、冷たい光が降り注いでいる。
松任谷由実の曲で、「14番目の月」というのがある。 ♪次の夜から 欠ける満月より 14番目の月が一番好き♪ 恋の告白寸前の、しかし、もうその結果はOKだと分かっていても、最後の一言はとっておく、。ような。 あと少しで、ピークを迎える、ラストスパート。 一番力が入っていそうなとこ。 いっぱい努力して、あともう少しで目標に手が届きそうな時。 その、一番頂点を迎えてしまったら、後は下るだけと、言う事? すべての事がそうではないにしても、そういうこともありえるような気がします。 童話や、昔話の最後で、「この先、幸せに暮らしました、、。」とか、あるけど、波乱万丈の中からようやっと平静を得た、としても、それで、本当に満足するのかなあ?物足りないんじゃないでしょうか?退屈すぎて、新たな悲劇を起こしそうです。 と、全てを知ってしまったら、もうそれ以上進む事が出来ないから、興味を失う。とか。 う~ん、ジグソーパズルのような物。試行錯誤して組み立てる。組みあがった物も、良いですが、ジグソーパズルが、ジグソーパズルで有るゆえんは、その、行程ではないでしょうか。 その事柄について、自分がアプローチする事で、コミュニケーションが取れる。対話する事で、存在の価値を見出す。 会話が成り立たなくなったらおしまい。 そして、いま、 この場で、何人かの方とお話をさせていただいております。 時事、趣味、悩みなどの話をしたりして、その人となりを察する事もできます。 しかし、決定的に、お相手を知る事は出来ません。言葉を通じてのキャッチボールのみ。 どんな人なんだろうと、想像するのみで、その先へは進めません。 匿名である事意外何も隠してはいない関係? どんなに言葉を駆使しても、15夜を迎える事は出来ません。 まあ、それは、それで、魅力的なのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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