2016/10/16(日)09:23
過去と向き合うべく 2
彼女のその一途な思いに一年以上気がつかず、いや気がつかないふりをしていたのかもしれない。
とにかく、自分の意識の外に置くように置くようにとしていた記憶がある。
「旦那さんとラブラブでしょ」とか「他の人が入り込む隙間なんかないわ」
なんて会話を聞くたび胸が締め付けられ、息苦しくなっていた。
もちろん彼女を好きになってフラれて傷つくのも怖かったし、
なによりも昔の彼女との苦い思いがどんどんこみあげてきて、これもまたつらいことに。
ある日、何の気なしに「今度飲みに行こう」と誘ったら二つ返事でOK。
こんなにうまくいくことなんかない、どうせ誰かを誘ってくるんだと思ってたら
彼女は一人で来た。
とめどもない話をしながらも自分の思いを伝えることはせず、笑いばかりの飲み会は終了しそのまま別れた。
帰り道、オレは根性無しだからこれでよかったんだと思っていたら
「実は出会ったころから好きでした」とのメールが。
混乱するばかりで・・・またもや苦しくなってきた。