Kimono Ponchoのブログ

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さて、本日は古人（いにしえびと）が見ていたにっぽんの色シリーズの第7回としまして、～太陽の色は「絶対禁色：ぜったいきんじき」～「黄丹：おうに」のご紹介をさせて頂きたいと思います

これまでに紫や赤など朝廷の階級色は「禁色：きんじき」といって、その階級の者以外は着てはならなかった、というお話をさせて頂きましたが、今回ご紹介するのは、禁色中の禁色、「絶対禁色」です

まずは一つ目の絶対禁色、「黄丹：おうに」をご覧下さい


なんとも鮮やかな色ですよね～

この色は、今まさに昇らんとする日の出の太陽の色なんだそうです・・・と言えば、もうお解りですね

そう、「東から昇る太陽」である東宮、皇太子ですね「黄丹」は、皇太子以外は絶対に着てはならない色、ということです

（参考：ウィキペディア「黄丹袍（おうにのほう）」のページ）


では、天皇の絶対禁色はどんな色なのかと言いますと、「真昼の太陽」を表す「黄櫨染：こうろぜん」という黄土色に近い色だそうですが、この「黄櫨染」という色名は都羽根には無く、お見せすることができません（参考：ウィキペディア「黄櫨染御袍」のページ）

ですが、特に重要な儀式の日以外は、?塵袍（きくじんのほう）を着用されるそうで、こちらは都羽根にもあります


「?塵：きくじん」は、コウジカビの色だそうで、絶対禁色ではなかったようですまた、この色は「青白橡：あおしろつるばみ」と同色で、「青色」と呼ばれることもあったそうです（参考：ウィキペディア「?塵袍」のページ）

またまた「青」の不思議が登場しましたね～

ますます面白く感じている今日この頃です


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