Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます


さて、本日も、新企画「洋服地を使ったカジュアル着物で秋の街歩きを楽しもう」の続きをご紹介させて頂きたいと思います

今日は、昨日ご紹介致しました通り、「衣紋抜き」の付け方をご紹介したいと思います

お着物をよく着られる方は、すでにご存じと思いますが、「衣紋抜き」は、その名の通り、きれいに衣紋を抜くための小道具です

着物に縁がない方のために少しだけご説明致しますと、「衣紋を抜く」というのは、着物の衿を背中の方へ引っ張って、わざと衿をたわませることです舞妓さんや芸妓さんなどは、とても大きく衣紋を抜いておられますよね

舞妓さんの後ろ姿の画像：Pinterestより

ただし、一般の方はここまで大きく衣紋を抜くことはありません(^_^;)

どのくらい衣紋を抜きたいかは、個人の好みですここでは、衣紋抜きを付ける方法をご紹介致しますが、付ける位置は、ご自分で調節なさって下さい

肝心なことは、半衿を付ける前に、お襦袢の衿にしっかりと縫い付ける、ということだけです半衿は柔らかいですし、生地も強くないので、衣紋抜きで引っ張ると傷んでしまいますし、半衿の洗濯のたびに衣紋抜きまで付け直すことになってしまうからです

一方、襦袢の衿は、とても丈夫な綿素材ですので、引っ張っても傷みません

衣紋抜きの中心と襦袢の背中心が合うように待ち針でとめて・・・


しっかりと（できれば返し縫いで）襦袢の衿に縫い付けます


衣紋抜きが付いたら、半衿を付けますこちらは、かなりざっくりと大きい縫い目でも大丈夫です


できれば、衣紋抜きの付いているところも、襦袢の衿まですくった方がベターです（無理なら、衣紋抜きだけすくっても問題ないです）


衣紋抜きのわっかに紐かコーリンベルトを通して、下へ引っ張ります


一説によると、衣紋抜きの付け根（半衿との境目）から、最初のわっかの上までの距離を12ｃｍにすると、とても綺麗に衣紋が抜ける、ということですので、よろしければお試しくださいませ

次回は、今回帯揚げにもちょっと工夫をしてみましたので、そちらをご紹介させて頂きたいと思います

ご覧頂きありがとうございました


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