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カテゴリ:タイ
タイでは、7月1日より、多くの公立学校で新年度が始まります。 すでに、私は、中1、中2、高1、高2、高3を担当することが決まっています。 新中1、新高1は、まだ、どんな生徒たちを担当するか、分かりません。 あとは、持ち上がりです。新中2、新高2は、去年、珍しく支持されていたので、今年は全く心配していません。問題は、新高3です。私にとって、対応がうまくいっていない生徒たちがいます。 思えば、2年前、彼らが高1だった頃、2018年度が始まって間もない時期に、授業中、ある男子高生たちが、いきなりバスケットボールを始めました。自分が背中を向けると、ロングパスも始めました。バスケットボールって、思ったより重いです。真面目に勉強している生徒の後頭部に当たったら、危険です。 私は、頭にきて、「お前ら、出ていけ」と、言いました。 授業終了後、ある女子高生がやってきて、「せんせー、私たちのクラスには、うるさい生徒たちがいるけれど、私たちのことを嫌いにならないでください」と、言われました。また、別の日、相変わらず騒いでいた同じ生徒たちに、急にあるおとなしい女子高生が立ち上がり、「あんたたち、静かにしなさいよ、今、せんせーが教えているでしょ」と、言いました。彼らは、静かになりました。 二人の女子高生の言動を見て、自分自身、「もっとしっかりしなければ」と、思いました。 でも、うまくいきませんでした。授業に平気で遅刻、授業中に教科書を開くこともなく、途中退出。配ったプリントが落ちても拾うこともなく、それが踏まれているのを見て、「だめだこりゃ」と、思いました。2年間勉強してこなかったのに、新高3になって、勉強するとは考えられません。 また、教師との暑苦しい関係を求めているわけでもありません。 自分も、そのような生徒たちに、情熱をもって日本語を教えようという気力もありません。 まだ、受け入れる気持ちはあるものの、たぶん、うまくいかないでしょう。 そんな中、新年度の目標を定めました。 笑われるかもしれませんが、新年度の目標は、授業中、 「怒らないこと」 タイの場合、優しく注意しても、意味も効果もありません。 ただ、お互い傷つかなくて済むという利点もあります。 生徒が不正を働いているのに怒らないとなると、教師が逃げているような気がします。 生徒は、土壇場になると、優しい先生よりも、厳しい先生を頼りにするような気がします。 厳しい先生、イコール、怒る先生、というわけではありません。 「怒る」と「叱る」は、違うよ、と言う人もいます。 でも、授業が妨害されるレベルまで達すると、「怒る」と「叱る」の違いなんか、考慮する余裕すらなくなってしまうのです。 でも、今年は、「怒らない」を最優先にして、やっていこうと思います。 ふと、思いついただけではあるものの、ブログで宣言したので、実践していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.06.20 23:42:02
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