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今日はとある海辺の町に来ています。
ワタクシ、毎年この鄙びた街で、 ドコモたちを連れて海水浴をしているのです。 毎年同じ宿、同じ部屋、同じ海水浴場。 ドコモたちも大変楽しみにしており、 もはや夏の恒例行事になっていますね。 実はこの海辺の町は、ワタクシの先祖が居を営んでいた場所。 今はもう、ここには帰るべき家もありませんが(今でも親族はいますが)、 ワタクシ自身、ドコモの頃から兄弟たちと共に、 年に何回となく里帰りした、そんな思い出があります。 あの山にも、沖に見えるあの島にも、 ワタクシや、ワタクシの祖先たちの思い出がそこかしこにあるのです。 生きているうちに、ワタクシのドコモたちにも 自分たちがどこから来たのか、先祖たちがどうやって生きてきたのか。 少しでもワタクシの口からワタクシの言葉で、 そのストーリーを伝えていきたいのです。 人間、いつかは話すことすらできなくなります。 そしてそれは、明日かもしれません。 今日のように先祖の土地で家族一緒に過ごす、その経験の一つ一つが、 いつか彼ら、彼女ら自身のストーリーの中で、 生きることに対する意味付けの助けになると信じています。 このような家族での旅行は、経済的には非合理な行動ですが、 ワタクシにとってはとても尊い、価値のある行動です。 ドコモたちにとっても恐らくそうでしょう。 ドコモたちの表情を見てそう感じます。 尤も、いつかはこのような家族揃っての行動に、 成長した彼ら、彼女らは価値を感じなくなるでしょう。 儚い今を楽しみます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.08.02 23:13:15
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