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First of MAY

First of MAY

2006年1月28日 清少納言「枕草子」
角川文庫からビギナーズ・クラシックスというシリーズが出ている。
現代語訳+原文+寸評という構成は、まさにビギナーズにぴったり。

読み始めたら、面白い!面白い!
清少納言がブロガーだったら、人気ブロガーになっていたでしょう。

「契り深くて語らふ人の、末まで仲良きこと、難し」
(深く親しい間柄でも、最後まで仲が良いということは難しい)
こう清少納言も言っている、人間関係の難しさ、いつの世も変わらない課題なのでしょう。

2006年1月9日 サンデグジュペリ「星の王子さま」
本屋さんでみつけた「星の王子さま」何を今更と思われるでしょうが、私にとっては一大事!

それはね、訳者が池澤夏樹氏だったから。
池澤夏樹ファンとしては、うれしい限りです。
小学生の時に岩波版を読んでいると思いますが
訳者からも「奥行きの深い文体」とある。
新しい発見があるかもしれない。

2005年11月29日 エンデ「はてしない物語」

大人への一歩。この本は、そんな年頃の子に贈りたい。
シルバーの箱の中に、エンジ色の布張りの上質本。
映画「ネバーエンディングストーリー」の原作。

2005年11月28日 漱石全集 草枕 岩波書店版

この岩波書店版 漱石全集(新書サイズ)は、装丁が布張りでとても美しい。
漱石自身の手による装丁である。

ページを開く
智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
の名文が飛び込んでくる。表紙のレトロさとあいまって、いっきに漱石の世界へ

2005年11月24日 ランボオ「地獄の季節」より

俺は自分の理性の囚徒ではない。
  岩波文庫 小林秀雄訳
詩人ランボオの一節。いつ読んでも凄いなぁ、とその迫力に感心する。
弱冠16歳で詩作を始め、19歳には筆を折ってしまうのだから天才以外の何者でもないと思ってしまうのだが、ランボオは信じられないくらい歩いたという、歩きながら内なる自分と戦っていたのかとも思う。

2005年11月16日 つかこうへい「広島に原爆を落とす日」

つかこうへい作品 私が選ぶナンバー1
劇作家であり、演出家でもあり小説家でもある、つかこうへいの作品は笑って泣かされる。「幕末純情伝」「飛龍伝」「蒲田行進曲」どれも泣かされた。
でも何といっても「広島に原爆を落とす日」は忘れられない作品。読んだ日の情景まで思い出す。上巻だけを持って電車に乗り東京へ遊びに行った時だった、家においてきた下巻を待ちきれず、出先で下巻を購入し帰りの電車で夢中で読んだ。だから、下巻が2冊。心臓がドクドクした。

2005年11月16日 村上龍「コインロッカーベイビーズ」

村上龍作品 私が選ぶナンバー1
限りなく透明にちかいブルーで芥川賞受賞、鮮烈なデビュー後も次々話題作を提供し続けており、好きな作家の一人である。最近の作品はあまり読んでいませんが、1990年代に発行された作品はよく読んでいました。「69」も好きだけど、この作品はショッキングな内容にも関わらず、ラストには主人公と同じ気持ちになって走っていると思う。あふれるスピード感。オススメの1冊だ。

2005年10月7日 佐藤さとる「だれもしらない小さな国」

私の中のファンタジーナンバー1
こちらも最初に読んだのが、小学5年。以来何度も読んでいる。
コロボックルという小人と人間が共存するファンタジー。
私が薦めて、三姉妹全員ではまった本。

2005年10月5日 チャンドラー「長いお別れ」

私の中のミステリー不動のナンバー1
最初に読んだのは、小学5年の時だった。
小学生向けに出版された物で、真っ青な表紙で正方形、タイトルも「長かった週末」と訳されていた。
とても気に入り欲しかったのだが、書店では探せなかった。
それから10年以上たった頃に、文庫版の長いお別れを買い。
あぁ、これだ!うれしかった、また出会えた。

2005年9月28日 クレー+谷川俊太郎 クレーの絵本

以前よくプレゼントにしていた本。自分にもプレゼント。
クレーの絵と谷川俊太郎さんのコラボ。
ずっと手元に置いていたい本。

2005年8月30日 重松清「疾走」

今朝5時半に目が覚めた。いつも起きる時間より早いので本を読む事にした。
今日読んだ本は、中学生のおすすめ重松清。エロくて、グロいよと言って渡された。
重い内容で、朝から泣いた。でも不思議と希望がみえてくる。
神父さんの言葉が静かで温かい。


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