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カテゴリ:その他いろいろ
スマトラ沖地震から今日で1年。
ああ、まだ爪痕が深く残っているのだな、と思いつつニュースを見てました。 家族を亡くした方は一生その傷を背負っていくのでしょう。 ご冥福をお祈りします。 日本人の、両親と妹を同時に亡くした少年の毅然とした姿、そして堪えきれず 涙にむせぶ姿を思い出します。 あの壮絶な波の来襲、一瞬にして何もかも奪ってしまう。 自然の力には敵わないとはいえ、本当にむごい。 昨日も、脱線事故で4名の乗客が亡くなっている。 養老孟さんがこの間、テレビで言っていたけれども、よく交番の前に死者○名と書いてある。 ひとはそれを見て「今日は増えた」「今日は減った」と、数字の概念よりも考えたりしていない、と。 人の命が○名の数字の中に入ってしまう。命一コ。 それは、最近では人間が生まれるのも死ぬのも病院になっている。 生身の命に触れる機会が少なくなっているからじゃないかとおっしゃっていた。 交番のは、今までも「何かおかしい」と思っていた。 そこにある数字の奥には何も見えないのに。「交通事故気をつけよう」なんて思うのだろうか? 大きな事故や災害や、ニュースにならないところでも、 命が失われて、そしてその周りには必ず悲しみ苦しんでいる人がいるということを、 忘れてはいけない、といつも思う。 しかし、どんどん忘れてゆく。そんな自分も嫌になってしまう。 いつもひとつひとつに思いを馳せていては生きていけないけど。 ただ、命の重さはいつでもどこでも変わらない、ということは忘れないようにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.26 19:21:18
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