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カテゴリ:終わったこと
今日は1日中寝ていようと思ったのに、寝ようとすると体が痛い。 顔もすごくむくんでいるような気がするし。 昨日無理して履いたヒールの高いクツのせいで両足に水ぶくれが出来ていて痛い。 心が少しずつ重くなっていく。 昨日のことを思い出して。 まだ、あまり実感出来ていないけど、昨日は本当に最後の日だったんだ、って。 少しずつ理解してきています。 待ち合わせたのは、新幹線にも便利で二人でよく会っていた有楽町。 「今新幹線に乗った」 という彼のメールで計算して、30分も前から改札口で待っていました。 だけど彼は歩いてきたみたいで。 3時30分。 久しぶりに会った彼は髪が少し伸びていて。でも相変わらずという気もして。 お昼を取っていなくてお腹が空いた、と言う彼とコーヒーショップに入ることになって。 並んで歩くのだけど・・・。 いつもすぐ伸びてくる手が来ない。 私はちょんちょん、とわざと手を触って、そしたらやっと手を繋いでくれました。 私は彼の手が好きです。 汗っかきだけど。大きすぎなくて、小さすぎなくて、力強くて、仕事をしているときの手つきは ぴかいちにかっこよかった。 食べ物を食べるとこを見ているのも好きです。 豪快に食べるんだけど下品じゃない。きれいに食べる。 彼はサンドウィチを片付けると、彼はコーヒー。私は紅茶。なんとなく近況を話す。 同じ会社だったから、知っている人の話を聞いたりして笑う。 彼の後輩と一緒に食事してお会計をするときに、後輩がお財布を覗き込んだら ディズニーランドのレシートが入っていて、 「なにディズニーランドなんか行っちゃってるんですか!」って突っ込まれたって話。 それはけっこう前の話だけど、彼はずっと「彼女がいる」とかそういうことは隠していたので。それだけに、そのときの彼の心境を思うと笑える。 そしてその後輩さん(私より仕事は後輩。年は上)を知っているだけに。 でもそれ以来「なにやら彼女がいるらしい」ということになりました。 私も仲良くなった友達のこととか、ブログのこととかを話していました。 もう、二人の関係あらわに書いてるよって。 みんな心配してくれてるよって。 そして夜に行くお店が開くまでぶらぶら歩きました。 「今日別れるまでは恋人?」と、聞いてみると、「うん」と彼が答えてくれました。 ちょっとほっとして、また手をつないで歩きました。 この手が離れてしまうなんて、ちょっと信じられないような気持ちで。 そして5時に決めておいたお店に入ってカツオをホタルイカ(彼の好物)のお刺身を食べ、 ビールを飲み、・・・「今までありがとう」と彼が乾杯するときに言うから、悲しいから、私は 「二人の新しいこれからに」と言いなおして、乾杯。 最近観た映画の話なんかをしました。 今年の秋には「三丁目の夕日」の続編が上映されるから、一緒に観たかったな、なんて話す。 最後に大阪に行ったとき、「絶対彼は気に入るだろう」と思って勧めた映画なのですが、 二人で見て二人で泣けたのがとても良かった。 一緒に2回も観てしまった。 そして昔話。 一緒に神宮球場に行きたい!野球を見たい!と話して、夏だったから新しく買った浴衣を着て 観にいきたいと彼にねだって観にいったことがありました。 ちなみに彼は巨人ファン。(というか松井ファンだった) 私は行け行け○○~!と名前の読みを間違って応援する。彼はたしなめる。あれ・・・。 キヨハラがまだいたので、観客で「とんぼ」を、お~お~お~お~おおお~お~♪と、合唱するのが また楽しくて。 楽しすぎてビールやらチューハイやら飲みすぎて、気付いたら私は完全に酔っ払いになっていました。 もう千鳥足です。 きっとお酒で一番失敗した日。 まず駅の階段ですっころぶ。彼が支えていてくれたので、しりもちくらいで済んだけど。 そして地下鉄に入って気持ちが悪くなりトイレへ・・・。(千鳥足で) 彼が心配して呼ぶ声がするので水を流そうと・・・したら、私は「流れるボタン」だと思っていたのが 「非常用ボタン」を押してしまった。らしい。←気付いていない。 「ウィ~ウィ~」と非常音が鳴っていたらしい・・・。私は気付かない・・・。 彼は相当焦ったと。心配ばっかりかけたなあ・・・。本当に。 近所に美味しいお寿司屋さんがあって、何かいいことのあった日にはフンパツして行っていたのですが、初めてそこに行ったときも日本酒をがぶがぶ飲んで・・・失敗。 彼が「もったいない」と言った。 すみません・・・。こんな私で。 お店は混雑時2時間なので、あっという間にラストオーダー。 今度は彼が知っているバーに行く。「今度1人でバー行くときに来ればいいよ」と言って。 確かにバーらしいし、ちょっと気軽っぽい。 私はチャイナブルー。彼はハイボール。 きっと、これから私はバーに行ったらまずチャイナブルーを頼むと思う。 そして彼を思い出す。甘くて、ちょっぴり苦い、グレープフルーツの味。 「時々会いに行ってもいい?」「たまには電話してもいい?」「もう少しだけ、続けてみない?」 と言っては彼を困らせてしまいました。 タイムリミットが近付いているから。 「返事はなくていいから、メールしてもいい?」と言ったら、「いいよ」って言ってくれました。 彼の乗る新幹線の時間が近付いて・・・。 私は彼に、「ハンカチちょうだい」と言いました。彼のものを何か欲しかったんです。 そして、急いで東京駅へ。タクシーに待っていてもらって、ホームまで見送りたかったけど、 彼は止めて。握手の手を差し出しました。 最後の握手なんて、嫌だ。・・・って思って涙が出てきてしまった。 彼を繋ぎ止めたい。これでもう終わりなんて嫌だ。もう、一緒に行きたい。大阪に。 そう思ったけど、彼の意思がとても強くて想いは跳ね返るばかりだったから。 最後の握手をしました。 彼が、八重洲口の中に、見えなくなるまで見送って・・・。 待ってもらっていたタクシーに乗り込みました。 これで最後。 5年間。ちょうど、私は付き合い始めたときの彼の年になっていました。 今は、手元に彼のハンカチがあります。 まだ彼の匂いがする。 でもいつか消えちゃう。彼の匂いも。 心のどこかで別れを実感しているのだけれど、どこかで信じられていない。 もう、会えないの?声も聞けないの? もしも、もしも、本当に彼と縁があったなら。 いつか、また彼と会えるかもしれない。そう、思うしかないです。 彼の手も声も腕も背中も大好きでした。 もうこんなに、人を好きになることはないと思います。あるとしたら、もっと穏やかな恋。 本当に激しく彼を愛していました。身も削られるくらいに。 最後の日が、終わってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.08 11:21:47
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