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カテゴリ:読書感想文
読もう、読もうと思って読んでいなかった本をやっと買いました。 夕凪の街 桜の国です。 やさしい絵で、まずとっても入っていきやすい。 だけど原爆の痛みや悲しみが、ずっと根底に流れているような印象でした。 「ヒロシマ」に生きた一人の女性が、その悲しみと向き合って生きている。 その姿がとても印象的な物語でした。 言葉のひとつひとつが深くて。深くて。 「あのこと」つまり原爆のことに触れない不自然な街に違和感を覚えて、自分に繋げて苦しんでしまう。 それでも、誰にも苦しみを見せずに朗らかに笑っている彼女がいとおしく思うようになります。 あまり書くとこれから読む方に申し訳ないのですが、 「しあわせだと思うたび 美しいと思うたび・・・」と続く言葉が胸を打ちました。 以上は「夕凪の街」編ですが、続く「桜の国」も時の流れというものを感じるし、今生きている自分たちへ繋がる良い作品だと思いました。 ちなみに映画も観ました。 主人公は麻生久美子さんと田中麗奈さんが演じていますが、「夕凪の街」の麻生久美子さんは 本の中の皆実と随分重なるような気がしました。・・・映画を先に観たせいかもしれないけど。 両方観て、読んでよかったなと思いました。 ちなみに麻生久美子さんはとっても好きな女優さんです。 なぜだろう。どこか惹かれるんですね・・・ ちなみに、今日アルバイトのお給料を頂きに行ったのですが、使った分に全然間に合ってない!! 危ないです・・・。間に合うのか?なんとか自分の力で返済しなければ! あぁなんて小さな悩みなんだろう・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.13 22:59:12
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