「死ぬまでにしたい10のこと」
私が打ち消してしまったのだけど、彼が会う前にもう一度電話で話をしたい、というメールがあったので、やっぱり気になって昨日「電話してもいい?」とメール送りました。でも、彼は遅くなる、明日でいい?ということでおあずけ。会うときには、ただただ楽しみたいと思うのです。無理かな?でも、別れるなんて嘘みたいに、くだらない話をしたり世間話をしたいと思うのです。彼はいつの間にかジムに入会していて、プールに行っていたのだそうです。彼は彼だけの生活が、いつの間にか進んでいるんだな、と当り前だけど思う。で、昨晩はやけ映画鑑賞してました。1本目は思っていたのとちょっと違う・・・。ん~ジョニー・デップは好きだけど良さが出てないんじゃないの~?と中途半端な気分になり2本目。これが良かったです。「死ぬまでにしたい10のこと」です。 このHPがなかなかいいです↑主人公のアンを演じるサラ・ポーリー。ほとんどすっぴんだそうですが、すごくキュートです。彼女の演じるアンは、17で女の子を産んで今は夫ともう一人の女の子と実家の敷地内にある小さなトレーラーハウスで暮らしています。ビーズのカーテンとかインテリアもトレーラーハウスなのにかわいい。夫は失業中だし、貧乏なのだけど楽しんで暮らしている雰囲気が伝わってきていいです。そして夫と子供たちとの関係もラブリー。しかし、トレーラーハウスで倒れたアンが病院へ行き、検査を受けてみると余命2,3ヶ月しかないという事実を知ります。アンはまだ23歳。雨の中にびしょぬれになって立ち尽くすシーン。アンは絶望して、そして自分の過去を振り返り、これからを考えて、決意する。そんなイメージを持つシーンがひとつあって。それからは、残された時間をどう過ごすか考え始める。そしてノートに書き付ける。「死ぬまでにしたい10のこと」これが日本の上映のタイトルになっているのですが、原題は「My life without me」キュートな二人の娘。優しくて愛してくれる夫。いつも何か憎んでいる母。ダイエット中毒の友達。ある日隣に引っ越してくる女性は同じ名前のアン。夫以外と初めて恋をしたリー。死の宣告を向かい合って出来ない主治医の先生は、アンの意思を尊重してくれる。それぞれとっても魅力的なキャラクター。ストーリーがきらきらと輝いて、でも痛みももちろんある。23歳にして、立派なお母さんで、妻で、娘で、一人の女性。涙は出るけど本当に強い女性。もしかしたら嘘っぽくて現実味がなくなりそうな役柄だけど、サラだとしっくりはまる。女性って、誰にも言わずにこんなことが出来るくらいの強さがあるのだって。たぶん。絶望して家族と共に泣き暮らすのではなくて、日常の一片一片を大切にして最後に向かう。オススメです!