JR津山線、落石で列車脱線
JR西日本岡山で事故が起こった。落石が原因で電車が脱線、25人が病院へ搬送された。不祥事と言えるのかは、未だ分からないが、なんらかの原因があった事に間違いない。今後の調査を見守りたい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~JR津山線 落石で列車脱線、乗客ら25人搬送 岡山19日午前5時半ごろ、岡山市下牧のJR津山線牧山-玉柏駅間(単線)で、津山発岡山行き普通列車(2両編成、乗客25人)が脱線、横転した。運転士と乗客計25人が岡山市内6カ所の病院に搬送され、うち2人は骨折の疑いもある重傷。現場の線路脇に落石とみられる岩があり、レールが十数メートルにわたって湾曲していることから、岡山県警やJR西日本岡山支社は落石によってレールが破損したのが脱線原因とみて調べている。同支社によると、横転した列車は午前4時29分津山駅発の始発。現場手前を時速65~70キロで走行中、運転士(44)が線路を覆ったササの木を発見。非常ブレーキを掛けたが間に合わず、直後に車体が浮いて横転したという。レールの湾曲の手前には亀裂(長さ1センチ)も見つかった。同支社によると、線路西側斜面の高さ200メートル付近に岩盤があり、線路脇の岩(縦4.8メートル、横5メートル、高さ1.8メートル)はそこから割れ落ちたとみられる。斜面中腹には他に数個の岩が残っているという。県警岡山西署にはこの日午前4時前、現場の線路東側を通る県道が陥没しているとの通報があり、全面通行止めとしていた。岡山市内では18日から弱い雨が降っていた。現場付近は04年10月と昨年2月にも土砂崩れがあり、2月の土砂崩れでは回送列車が突っ込み運転士が軽傷を負った。04年10月に崩落した斜面には露出した岩が残っており、同支社はワイヤで固定して防護ネットで覆う措置を取っているが、運転士からは「落石がいつあるか分からない」と、岩の除去など抜本的対策を求める声が上がっていた。今回の現場は同月の崩落斜面の北約1.5キロ。1両目に乗車していた同県建部町の男子高校生(15)は「脱線の衝撃で前の椅子にたたきつけられ、2両目からは助けを求める声が聞こえた。兵庫県尼崎市の脱線事故のことも頭の中にあり、怖かった」と話していた。 (毎日新聞より掲載)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~