2014/03/01(土)07:11
3月の歳時記
おはようございます
3月もよろしくお願いします
MIZUNOカレンダーは、
元水泳選手 寺川 綾さんは、こちら
以下、仏壇屋 滝田商店さんのメルマガから転載させて頂きます。
◆もくじ
◇今月の一口法話
◇三月 <弥生(やよい)>
◇歳時記 <桃の節句>
◇仏事の豆知識 <お彼岸>
◇三月の節季と満月
◇春の名句 <正岡子規・高浜虚子・杉田久女>
◇今月の一口法話====================================================
己がやらで 誰がやる
今やらなくて いつできる
◇三月=============================================================
<弥生(やよい)>
「やよい」の由来は、春の暖かい陽気に恵まれて、全ての草木が生い茂る月
「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」
これが詰まって「やよい」となったといわれています。
◇歳時記===========================================================
<桃の節句>
もともと五節句(正月、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日)は
総じて「女性のための日」でした。
女性は普段よく働いているから、この時くらいは十分に休養するという意味が
込められていました。
いつもは、あまり行き来のできない家などを訪問したりして楽しんでいました。
普段食べられないものも食べ、野や山にも遊びに出かけました。
ちなみに、「ひなあられ」も、その際の携帯食料だったといわれています。
節句とは、いわば「外に出ていく」遊楽の日だったのです。
1.桃は、「生命力」「不老」の象徴でもあります。
「桃」の文字は「木」へんに「兆」と書きます。
日本では、これが「兆ほどもたくさんの実(子供)をならせる」と解釈され、
安産をはじめ「強い生命力」の象徴とされました。
また桃の実は栄養価も高く、病魔を退散させると考えられていました。
1.桃は、また「平和」の象徴でもあります。
有名な中国の「桃源郷」は、秦の世の戦乱を避けて、桃または桃に囲まれた
別天地に隠れ、五百年以上も平和に暮らしていた人々の物語です。
このように、「桃の節句」には、「遊楽」「生命力」「平和」の意義があります。
その意義において、この日は楽しい1日であり、この日を迎える1年ごとに
若々しくありますよう願っております。
◇仏事の豆知識======================================================
<お彼岸>
お彼岸のお参りは「お中日」にしなければいけませんか?
四季の豊かな日本ですが、とりわけ春は万人に好まれる季節です。
その春を待つ心から、「春は三度来る」ともいわれています。
つまり、新しい年を迎えての「初春」、二月の節分の後の「暦の上での春」、
そして、「暑さ寒さ」といわれる、お彼岸を境にやってくる「季節の春」です。
雪や氷も溶け、自然の気候も本当の春を迎える春のお彼岸。
その「お中日」である「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」
として、国民の祝日に指定されています。
「お中日」が、昼夜の時間が等しく、太陽が真東から昇り真西に沈む
「春分の日」に置かれているのは、仏教の基本的な考え方「中道」
(かたよらない心)によるものです。
ですから、「お中日」がお彼岸の中心の日であることは間違いありません。
しかし、前後三日ずつ、合計七日間の「修養習慣」であることも忘れてはなりません。
菩提寺で特別な「彼岸法要」などが行われる場合は別として、「お中日」に
特にこだわることはないでしょう。
混雑を避けて、平日にゆっくりお参りして下さい。
◇三月の節季と満月==================================================
<平成二十六年三月の節季>
「啓蟄(けいちつ)」 3月6日(木)
土中の穴で冬眠していた虫が春の陽気を感じ
地上に姿を現す時期。
「春分(しゅんぶん)」 3月21日(金)
昼と夜の長さが同じで春を分ける意味。
花が咲き始め春爛漫(らんまん)な季節。
<平成二十六年三月の満月>
今月は3月17日(月)が満月です。
◇春の名句=========================================================
「 毎年よ 彼岸の入に 寒いのは 」
~ 正岡 子規 ~
「 大寺を 包みてわめく 木の芽かな 」
~ 高浜 虚子 ~
「 ゆるゆると 児の手を引いて 春の泥 」
~ 杉田 久女 ~
「 毎年よ 彼岸の入に 寒いのは 」
~ 正岡 子規 ~
それでも、いよいよ 待ちに待った3月がやって来ました