2012/06/12(火)22:31
講習会の補足の巻☆
先月24日に行った小学校の、お母さんサークルさんの練習に参加してきました☆
…一応、講師みたいな立場だったので、小学校でやった講習会の補足をさせて頂きました。
知っているようで知らない事って多いので、一通りの事をお話させて頂きましたよ。
…忘れないように書いておくと。
1.姿勢が大事。
息で音を出すので、ある程度はコントロールできる事が大事。
吸えることと吐き出すこと。生きている限り止める事ができない動作ですからね。
2.はじめにイメージありき。
やみくもに「吹く」とよろしくありません。
どんな音を出すのかというイメージが大事です。
3.言葉をしゃべるように。
テクニック以前に普通にしゃべる事ができるのは重要な要素です。
「タンギング」という言葉はテクニック論です。
それ以前に普通にしゃべる事ができるというのは気がつかないけれど、重要な事なのです。
4.確実に孔をふさぐこと。
案外、押さえているつもりでもすきまができていたりします。
木管楽器はいくつかの孔をふさぐその組み合わせで音を出すので、いかに孔を正確にふさぐかが重要なポイントです。
キーが付いている楽器は、レバーを押した時にちゃんと孔がふさがっているか。
もしもふさがっていないならば、それは故障です。楽器屋さんに修理に出しましょう。
5-1.補足(その1)。
ソプラノ(と、バス)リコーダーの音域は、記譜音よりも1オクターブ上です。
アルトとテナーは実音表記です。
音楽の先生でも、それに気がついていない人は多いです。
5-2.補足(その2)
リコーダーは、得意な(およそ)1オクターブの音域があります。
ソプラノだったら「ソラシドレミファ♯ソ~♪」が一番得意です。
・・・気がついたら指摘するべきなんだけれども、これは「ト長調」の音階。
ジャーマン式のソプラノリコーダーは得意な音域に、最も苦手なファ♯の音を含んでいます。要注意☆
5-3.補足(その3)
音楽をやる上では常識的な事があって、たとえば文章を読む時には句読点に区切られていたり、ある動作を区切ったりする所の「文節」というものがあるように、音楽には「フレーズ」というものがあります。難しく考えずに素直に音の流れに身を任せましょう♪
5-4.補足(その4)
サミング(第2オクターブでの親指の使い方)はリコーダー演奏の中で数少ない「テクニック」の一つです。
・・・昔、わかめが学校で習った事は「サムホール(0番の指)を半分開けて強く吹く」ですが、これは大間違い!
機械的にテクニックを教えようとしてはまる罠ですが、そんな事で解決する問題ではありません。
「ほんのわずか(・・・たとえば親指の爪と肉の間くらいわずかなすきま)を開けて音が出せるイメージ作り」が大事なテクニックです。
5-5.補足(その5)
アンサンブルというのは、全体でどんな音楽を表現しているのかが「本質」です。
お互いに聴き合って、ステキなアンサンブル(音楽仲間)を作っていきましょう☆
スタンドプレーは必要がないです。
また、自分が足を引っ張っているというような負い目も必要ないです。
素直に、グループの音楽に耳を傾けましょう。
・・・もしも自信が無いならば、ICレコーダーなどを使って録音して、後で客観的に聴き直してみればいいです。
「録音を聴いたってわからない」と思うならば、10回、20回と聴き直してみれば、緊張感やら責任感やらといった、客観性を失うもろもろの要素が無くなって、客観的に聴けます。
今日は、ステキなアンサンブルに出会えた事、嬉しく思っています☆
日本代表がオーストラリアを相手に、アウェーで得点を挙げ尚、勝ち点を得た事に興奮しながらも、ステキな出会いがあった事を誇りに思い、忘れないように大事な事だから日記に書きました☆