陽菜子の日々日々

2006/02/28(火)01:30

落ち込む姑

二世帯住宅(68)

朝から娘を幼稚園へ送り届け帰ってくると、玄関の前に姑が立っていた。 「陽菜子さん、着いてきてくれるんでしょ、病院」と突然言われたって・・・ ちょっと準備しますから、家の中で待っててくださいね、と言って大急ぎで準備して、隣市の総合病院へ。 風邪の季節ってこともあり、内科の診察室の前は溢れそう。 それでも、診察前の問診票を書いて、なんとか座って待つこと30分。 検査伝票をもらい、血液検査・心電図・レントゲン写真等の検査を終え、また待つこと1時間。 その間、姑は一言も発しない、見るからに落ち込んだ顔。 こいつでもこんな顔するんだぁと思わず思ってしまった。 しかし・・・こいつが糖尿なんてことになったら、まさか食事を一緒になんていい出すんじゃなかろうか・・・やだよ・・・糖尿病の三大療法は、運動・食事・薬物だから、まさか一緒に歩くとか言い出さないとも限らない・・・やぁだよ~と、一人で考えてたところで呼び出された。 診察されて、少し肥満・高血圧・高脂血症・そして糖尿は再検査要。 空腹時の血糖から始めて75グラムのブドウ糖飲んでの負荷試験が必要らしい。次回は栄養士の先生による栄養指導もおこなわれるとのこと。 先生から、糖尿病の合併症の話を聞かされ、糖尿病の診断が下された時は、2週間の教育入院があることを説明され、いよいよ落ち込む始末。 病院終わってから、少し時間の余裕があったので、実家によって昼食を共にすることにした。しかし、姑は、食べようともしない。 そんな姑に、実家の母が、 「糖尿病とはお友達になること、糖尿病のおかげで毎日、犬を連れて散歩も出来たし、一病息災で血圧も若い頃からけっこう安定してたし、30年も糖尿病と連れ添ったからか去年の秋ごろから腎臓悪くなったけど、その時は透析ともお友達になろうと決めてる。60も過ぎて、少し休めってことよ。元気出しなさい、クヨクヨしてたら疫病神くっつくよ」 っていわれて、少し、食欲出てきたけど、いつもの元気がない。 娘をお迎えに行かなきゃいけないので、落ち込む姑放り出すわけにもいかないから、連れて帰ってきて、娘を迎えに行って帰ってきたら・・・ 今度は、登山でも行くような格好で玄関前に立ってる。 「どこかお出かけですか?」って聞いたら、 「うん、今から、タラコ(犬)と散歩行って来るから、実家のお母さん、吾郎ちゃん(実家の犬)連れて歩いてたのでしょ。私も今日からタラコ連れて歩くわ」 不思議そうな顔をしてる娘と呆れ顔の私を尻目に姑は出かけて行ったけど、2時間後、タラコから引きずられるようにして姑は帰ってきた 「だって病院の先生が1万歩ぐらいは歩くようにっておっしゃったから・・・」 普段歩きなれてない人が突然、そんな歩いて・・・この調子じゃ夕飯・・・と思っていたら、案の定 「陽菜子さん、なんでもいい、残り物でもインスタントでもいいから何か分けて、買い物にも行けなかったから・・・それに足腰痛くて台所立てない・・・」 やっぱ、2週間の教育入院してもらわないと・・・こいつは自己判断で何をやらかすかわかったものじゃないが・・・姑が入院するとすれば、舅の食事・・・どこか住み込みのアルバイトでも行ってもらおうかしら

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