いいで いい酒 若乃井酒造日記

2012/08/14(火)15:41

生老ね(なまひね)

しておりました アハハ コヤツです 純米無濾過生 原酒 味がノリノリで夜路零歩~♪ でした。  もちろん飲んだ一口目は「ありゃ、コレ生老ねじゃね?」なのですが 嫌な感じはなく、むしろ味が乗って 旨みを感じ いい具合に熟成しておりました。 「生老ね」というと、どうもマイナスのイメージが大きいように思いますが、ウチの酒のようなカプロンサンの数値の低い酒は、飲んで「うっ!!!」という嫌な感じがありません。 逆に「カプ老ね」の強い酒は飲めたもんじゃあーりません。香り系のお酒全てではないでしょうけど、カプロンサンの数値の高い生酒はこれから秋にかけて、この「カプ老ね」に注意しなければならんでしょな。 最近の香系、フレッシュ系のお酒は、搾った後にいかに早く火入れ急冷するかが 息の長い酒質を保つ秘訣みたいですから、フレッシュ感があって香も高く、冷やしておいしい生酒のような感じがしますが、実は火入れというのが多いでしょうな。 蔵元には 酒をワザと枯らしてら出荷する なんていう蔵もありますし、マニアの方などは酸が2.0以上ある酒をお燗で飲むのがサイコー という人もいますし、辛口よりも甘いのが好き という人もいます。 酒は常に熟成して味に変化が生じるものです。 ですからこういう事なのです 「世の中色んな味だらけ!」 ですから 我々蔵元は色んな人から様々な味の評価を受けます。同じ造りで同じ種類の酒でも飲み手によって違う味の評価を受けたりするのです。 ですから、日本酒の「味」の追求というのは難しいのだな 逆に、変化があるから 日本酒というのは おもしろいのでしゅけどね~ でも、基本 生老ねは 無いな~  人気ブログランキング

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