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小説家わかつきひかるのブログ

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2018年12月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私は小説教室で、「小説家になりたい」「なれたらいいなー」とおっしゃる方に、

◆◆とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話 / 佐倉色/著 / 飛鳥新社​をお貸ししています。作家を長くやってると、↑に出てくるボーノさんみたいな人には、必ず出会うからです。

出版業界はお花畑ではありません。夢も大金も成功も転がっている一方で、闇も絶望も詐欺も業界ゴロもいるごく普通のビジネスです。絶望に足を取られることなく、成功をつかみ取るにはどうすればいいか、それを考えてほしい、そう思っているからです。

この本、久しぶりに手元に戻ってきました。再読して思ったのですが、この本が私たち作家にくれたものは確かにあるなぁと思いました。

だって私、原稿料の未払いや編集者のパワハラセクハラで困り果てていたとき、「編集者が怖い」とミクシイに書き込むと、「あんたがおかしい」「そんな編集いるわけがない」と批難されたんですもん。


作家で十年いきのびる方法【電子書籍】[ 鯨統一郎 ]
を読んで、私が見てきた業界と違うと驚きました。いきなり怒鳴り出す編集者がいない、未払いがない、個人情報をばらまかれない、バイク便が来ない、嘘をつく編集者がいない……驚きです。

編集ガチャでうまく引いた人が鯨先生で、編集ガチャで最悪を引いたのが、佐倉先生なんだろうなぁ。

「編集ガチャなんて偉そうに。不愉快だ」と思う人は、「とある新人漫画家に」と「作家で十年」を読み比べてほしいなー。

いま、私の回りにいる編集者は、まともな社会人です。業界ゴロは暗躍していますが、出版社は確実にまともになっています。「とある新人漫画家に」で、業界は少しだけ、でも、確実に健全化しました。

佐倉色先生は、今も漫画を書き続けておられます。

シロクマはシェーカーを振れません(1) (まんがタイムコミックス) [ 佐倉色 ]
がんばってください。応援しております。





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最終更新日  2018年12月17日 17時10分55秒



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