小説家わかつきひかるのブログ

だめだ。合わない……。無理……。

録画予約をやめて、溜まっていた録画をばっさり消しました。

イケメン大集合で楽しいのですが、たくさんのキャラが出たせいで、どうにもみんなキャラが薄くて、はまるところまで行かず……。ストーリーもいまひとつスッキリせず。テンション高くて頭の悪そうなお姉ちゃん（しかも編集者！）への嫌悪感が募ってしまって……。

前作の仮面ライダーゼロワンは、令和の仮面ライダーらしい新しさを感じたんですよ。とくに良かったのはヒロインたちで、ロボット秘書のイズはかわいくて有能だったし、冷静沈着なシェスタさんは見とれるぐらいに綺麗だった。仮面ライダーバルキリーに変身して戦う刃唯阿さんの、かっこよさと言ったらなかったんです。

私は小学生の頃、「いじめられてかなんから、空手を習いたい。いじめっこを殴りたい。自分であいつらをぶっとばしたいんや」と母に言って、「あほうなことをお言いやすな。下品になりますえ。日舞習いよし」と言われて日舞を習わされたという体験をしています。興味のない習いごとが続くわけもなく、三ヶ月でやめて、母に、「せっかく身体を使う習いごとを探してあげたのに、あんたは気まぐれや。いいかげんや」と怒られました。

私は戦いたかった。なのに戦い方もわからず、ひたすら我慢するだけ。仮面ライダーを見ながら、私も変身ベルトが欲しいと思っていた。

アームズの最高責任者でありながら、仮面ライダーバルキリーに変身して戦う刃さんは、子供の頃の私の夢が、令和になってようやく実現されたんだって思ってじーんとしていた。ヒロインたちはみんな有能で、仕事ができて、ああ、そうか、これが令和なんだってそう思った。

なのに、セイバーは、ヒロインの造詣が昔に戻ってしまった。綺麗な女優さんだから見た目だけはかわいいけど、編集者なのに働いているシーンがほとんどなくて、仕事ができなさそうに見える。うるさく騒いでバカそうだ。

私は昭和生まれだけど昭和の悪いところは切り捨てたい。令和に持って来たくないと思っています。私が味わった苦労を、今の若い人はしてほしくないと思っている。だって、しなくていい苦労だし、人間が歪むから。

キラメイジャーは敵方の女幹部がかっこよくて（僕っ娘だし！）、令和の戦隊なのになぁ……。

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これぞ令和だ！　みたいなお話を楽しみたいものです。