2006/07/19(水)20:04
JRにとって車椅子スペースは“座席”ではない
午後から晴れたので、この機を逃さず郵便局とスーパーへ。
その帰り道。ホラ、またおった、歩道スロープをふさぎ車を駐車してる奴が・・・。
門の銀行は歩道スロープのところが駐車しやすいのか、よく車が止まっている。
銀行も苦情を受けてか、スロープをふさがぬように警鐘の縦看板を置いているが、無視するドライバーは多い。
迂回しても良かったが、3時を過ぎているから多分ATMですぐ帰ってくるだろう。
時間もあるから、注意とイヤミをかねて、車の後ろで待つ。
2分と絶たず30代と見える主婦が銀行から出てきた。
私を見つけると素直に謝り車をどけた。
私は終始無言。あれこれ言わなくても彼女は十分分かったろう。
もう歩道スロープを車でふさげばどうなるか学習できたはずだ。
ところで、全然学習能力が無いのはJR。
先週13日、大阪まで出たついでにJR大阪駅で東京出張往復の切符を買いに行った。
阪急梅田から大阪駅へ渡り、東改札口の「みどりの窓口」はすでに10人以上並んでいた。
付添介助者をとりあえず並ばせ、私は改札口へ。
車椅子対応の窓口はここでよいか確かめるためだ。
改札口の若い駅員はいささか不安げにそこでよいと言ったので行列に戻る。
しかしこの行列、30分では済みそうに無い。
そこに年配の駅員が通りがかったので、もう一度確かめる。
するとやっぱり車椅子対応の窓口はここではなかった。
中央改札口の「みどりの窓口」に行くように言われた。
聞いてよかった。30分以上無駄な時間を費やすところだった。
移動した中央改札口の「みどりの窓口」は入り組んだところにあるせいかガラスキ。
並ぶ事無く窓口へ。
まぁ、いいのはここまで。
このあとが呆れかえるのは3年前経験済み。
そのときのJRの超アナログぶりを3年前のメルマガに書いています。
http://www.wake-do.com/backnum/bnum054.htm
新幹線の車椅子スペースを予約したいと窓口係に言うと「30分ほどかかりますが・・」と前置きしてきた。
「はい、いいですよ」と答えた。それは最初から分かっている。
往復の経路を予めパソコンでプリントして持ってきていた。
係にそれを渡し、このとおりのキップが欲しいと告げた。
係はいったん奥の事務所に行き、紙を取ってきた。
車椅子スペース予約の紙である。この紙に乗る新幹線の列車名や乗車駅下車駅などを書き込み、また奥の事務所へ。
奥で何をやっているかは分かっている。
新幹線を統括しているところへ電話をかけているのである。
そして担当者に<口頭で>さっき紙に書いたことを伝える。
車椅子スペースの予約確認はコンピューターでもなく、FAXでもなく、電話でアナログなやり取りで行なわれるのだ。
伝え終わるとここでいったん電話を切る。そして向こうの担当者から返事の電話がかかってくるのを待つのである。
窓口担当者にしてみれば、この間仕事がサボれるわけだから車椅子の客はさもありがたいだろう。
20分して窓口係が帰ってきた。車椅子スペースは無事予約できた。これでようやく切符の発券である。
切符を差し出し係が言った。「54800円です。」
「へっ?・・」 \(〇_o)/
たしか4万円程度と思っていたが、計算間違いしてたか・・?
確かめてみた。
「これ障害者割引されていますか?」
すると係はこう言った。
「ああ、障害者手帳を見せてもらったら割り引きますよ。」
“あのなぁ・・” Σ( ̄□ ̄|||)
障害者でもないもんが、なんでわざわざ車椅子スペースを予約すんねんっ・・。
最近の映画館なんぞ、車椅子スペースを頼めば、窓口の方から手帳の確認を言ってくるぞっ。
JRというところは、こちらから言わんとなんもしてくれんところか?
結局、障害者割引で1万5千円も安くなりました。
やばかった・・。
切符を受取り、これで終わりって感じ・・。
「あの・・、領収書をもらえますか?」
「ああ、はい。」
ホンマに言わんと何もしてくれんところやなっ。。。
コンビニかて頼まれんでもレシート出すぞっ。 Σ( ̄_ ̄|||)
何で「みどりの窓口」の端末で車椅子スペースが取れない?
200キロ、300キロで走る列車を開発しているなら、それぐらいのプログラム変更できるだろ?
第一、今まで新型車両投入のたび、それなりの座席プログラム変更はしているだろうに。
結局、JRにとって車椅子スペースは“座席”てはないのだ。
なのに車椅子スペースにもしっかり「指定席料金」請求する。
ええかげんにせいっ! (メ-_-)凸
多分今までにも数多く苦情や抗議がJRに来ているはずだが、改善の傾向がみられん。
窓口係の対応といい、JRってまだまだ『国鉄』なんやねぇ。
こういうこと書くと、なんでお前もその場で抗議をせんのだ、と言われるのだろうけど、そんな時間ありません。
私はそのあと、大急ぎで夕飯を食い、中森明菜のコンサートに行かねばならなかった。 (^。^;)
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