電子チケットは便利に思えない

2021.11.27

カテゴリ：徒然

松任谷由実京都公演に行った。この公演ツアー、チケットはすべて電子チケット。
コロナウイルス感染予防と、いま何かと取り上げられるSDGsの観点から紙を使わないというのは理解できるけれど、紙チケットにしてほしいと思うぐらい面倒くさかった。

電子チケットに慣れていないのが一番の原因だとは言え、ウエブサイト掲載の説明が分かりにくいし、スマートフォンが必需であって、その他いろんな制約がある。

　
今回私は電話番号でつまずいた。
会員登録している電話番号は家の固定電話。しかし電子チケット申し込みの時はスマートホンの電話番号を登録した。
このため電話番号が一致しないため、チケット事前販売の抽選に当選したかかわらず、電子チケットを発行してもらえなかった。

早めにサポートセンターに連絡したので、当日までに電子チケットを受け取れたけれど、これをこちらが気をつけるべきこととされるのは合点がゆかない。

同一公演の電子チケットを複数枚買った場合、同行者一人一人に電子チケットを分配しなければいけないのも面倒だった。
別々に入場するなら、それは便利であるけれど、一緒に入るのであれば購入者のスマートフォンに全員分のの電子チケットが入っていても良いのではないか。
柔軟性の無いルールにうんざりした。

公演会場入り口に電子チケットの相談窓口が設けてあった。もちろん行列が出来ていた。
当然そうなるでしょうし、そうなるとわかっていたから主催者もあらかじめ相談窓口を設置していたのでしょう。

非接触という点では電子チケット導入は正しい選択かもしれない。しかし定着にはまだまだ時間がかかりそう。
できれば紙チケットとの二択でどちらか選べるようにしてほしい。

電子チケットはまだしばらく混乱するだろう。でもそれで電子チケットの使い勝手が進化すれば、この混乱も無駄にはならないでしょう。