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わきさんの日々に新たなり(農業支援)

わきさんの日々に新たなり(農業支援)

この国の農業について(多分その3)


(さて、本日も徒然なるままに)

今日は、減反についてちょこっと。

減反政策っていうのは1970年代から始まった米の生産調整政策で、まぁ詳しい事情は省くが、何故始まったかっていうと、政府支配による米価コントロールが失敗したということ。
生産するお米が余ってきたからお米を作る製造現場=田んぼを減らすという短絡的なロジックは一見正しそうにみえる。が、本当はどうか?やり方にもちょっと難があり、各地域ごとに目標値を割当てなんかしたり、奨励金を出したりと・・・。まぁ、経済の原理を無視して、この部分では社会主義国家的発想になっている。

欠落しているのは、原点に戻って(マーケッティングの基本ね)本当にお客様のほしいお米を適切な価格で提供できているのかの検討が不足している。
とった社会主義国家的発想の政策が本当に自助努力を促すとこまでにつながったかどうかの検証とその対策ができているかっていうとこも不足したかな。だから上記に書いたようにやり方に難ありの手法となっている。

でも最近は少し、売れるお米を生産するために農業法人が自助努力をするための手を打つこと、そのためには大規模になって競争力をつけないと生き残っていけない流れは少し見えてきたかな。ごく当たり前のことだけど・・。
また今後は、もっと輸入米が、関税の部分的な規制緩和とともに増加せざるを得ない傾向にあるし・・・。
(どうすれば日本の「食」を守れるのかの視点を短絡的ではなく、皆が忘れてはならない。⇒自戒でもあるな)

後継者のいないところはすっぱりと止めれ、そして地域としてその所有する田んぼ(でも、最近はちょっとややこしいのよ、遺産相続とかで、ここにこそ行政の何らかの介入が必要だな)を生かせる力のある農業法人に貸す仕組みづくりが必要。中途半端に奨励金をもらって休耕田にしてしまうとその場所が歯抜けになって生産効率は落ちるし、一度休耕田にしちゃうと元の様に生産できる田にするためには2~3年は覚悟しないといけない。

兼業農家さん、特に第2種兼業農家(農業以外の収入の方が多いとこ)は今後、政府の買い上げを当てにするスタンスでなく、特色のあるお米づくり(これをしちゃうと手間がかかってロスが多いのでやりたくない?)か、もしあれば周辺の力のある専業農家の協力農家として参加し、ここに流通を任せてしまうのは結構ラクに継続していける手段。(私の知っている方は結構この手法で、公務員と両立し、ダブルインカムで稼いでいる。まぁ、本人も働くのが好きな方で当然か)  そうかいっそ割り切って生業にしてしまう。(多分今までどおり) まぁ、兼業農家さんはその地域特性によるな。

なんて徒然なるままで書いちゃったけど、次はトレーサビリティについて・・・書くかも、多分。



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