東京今昔物語 (写真の世界 http://wakowphoto.world.coocan.jp/ より)

2010/08/31(火)13:21

海から見た東京の夜景

写真1 写真2 写真3 東京は夜も眠らない都会です。宇宙から撮影した地球の写真を見ると、東京はニューヨークなど世界の大都市と同じく夜もキラキラ輝いています。 最近、ある祝賀パーティがクリスタル・ハーモニー号の船上で行われ、招かれて天王洲アイルの品川埠頭からお台場までのクルージングに、初めて参加しました。 夕暮れ時、品川の停泊場を出帆し、レインボーブリッジの下をくぐり、お台場の先まで行って帰ってくる短いクルージングでしたが、海上から不夜城の東京の街をじゅっくり眺めることが出来ました。 日暮れ時の所謂トワイライトが一番写真撮影によい時なのですが、祝賀行事に熱中して肝心な時間帯の写真を取り損ねました。 陽が暮れて暗くなっての夜景は、どうしてもシャッタースピードが遅くなり、他方、船は揺れますので、ぶれた写真が多くなりました。その中から少しは見られる東京の夜景の写真を掲げます。 先ず、全身に装飾ライトをつけた夜のレインボーブリッジを横から見た景色です。橋の名前となった虹型の橋桁よりも、橋を吊る鉄鋼線が描く逆虹型の曲線が見事でした。(写真1) レインボーブリッジは芝浦とお台場を結ぶ位置にありますから、丁度東京の海の玄関口に架かるアーチです。嘗て隅田川の下流に架かっていた永代橋が、その姿形から東京の水の玄関橋と言われていましたが、レインボーブリッジは首都の海のゲートです。夜景で見るゲートは美しい首飾りを掛けて首都を訪問する人々を歓迎します。 隅田川に架かっている橋の高さはどの橋も水面から低いですが、レインボーブリッジは本当に背丈の高い橋です。いつもは遠くから眺めていますので、長い橋というイメージはあっても高さは感じませんでしたが、橋の下を船でくぐるとその高さは良く分かります。(写真2) いずれにしても、陸上では超高層ビルが高く伸びるのに呼応して、海上でもレインボーブリッジが背伸びするのは、東京の都市空間をバランスよく立体化して見せるのに役立ちます。 船上から見る西方の竹芝桟橋、日の出桟橋方面も、北方の汐留、晴海埠頭方面も、明るい高層ビルで埋まっています。手前の海面が暗いだけ、眼前にパノラマ状に建ち並ぶ高層ビルの光は一際美しく見えました。(写真3) (以上)

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