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カテゴリ:地デジ
ブログカテゴリ「地デジ」にて、地デジ難視聴地域の問題点を書いてきていますが、今日はうちの自治会での難視聴問題で分かったことを書いていきます。
僕の住む自治会の約8割は、ビルの建物障害によってアナログ放送を受信できない難視聴世帯だということは繰り返し書いてきましたが、それぞれ別の2つの建物障害により都市受信障害共聴施設を余儀なくされています。 そのうちの1つのビルで、一昨日と昨日の2日間で、専用車を使って、現在共聴施設でアナログ放送を受信している各世帯の電波確認を行ってもらいましたが、結論を書きますと、これまで都市受信障害共聴施設でアナログ放送を視聴していた世帯は、アンテナを設置しても地デジ放送を受信することができないため、地デジ放送も引き続き都市受信障害共聴施設での視聴を余儀なくされそうです。 なお、細かく書きますと、その都市受信障害共聴施設のエリアの端の世帯は、アンテナ設置により、地デジ放送の受信は可能なものの、地デジの受信電波が安定していないとのことで、地デジの場合は一定レベルの受信レベルがないと、受信することができませんが、そのレベルが不安定な状態で、都市受信障害共聴施設のエリア内でも、アンテナ設置をすれば地デジを受信するところはあるものの、エリア全体を考えると、そのまま都市受信障害共聴施設での視聴とするしかないとのことでした。 この後で、建物の所有者との金銭的負担の応分について話をしなければならないところでもありますが、都市受信障害共聴施設が一部の世帯だけで、住民側の負担が莫大に大きくなることを心配していましたが、負担があったとしても、現在の状況では、それほど負担額は大きくならないとも思いますから、まだ良いとは思うものの、専用車を使っての電波確認をして下さった業者の方へ話を聞くと、どうも総務省の出している地デジ説明は嘘の表記が多いのではないかという疑問も感じました。 といいますのも、電波確認をして下さった業者の方と話をした際に「ビルの建物障害の場合であれば、地デジが受信できるところは多いですか?」と尋ねた際に、業者の方は「アナログと地デジとでは電波の質が違っているようですが、これまで道内でのビル障害での調査をしてきた中では、アナログ受信できないところの殆どが地デジ受信ができない」とも言っていました。 ちなみに、総務省の説明では、次のように書かれています 地上デジタルテレビ放送は受信障害に強い方式をとっているため、都市受信障害は大幅に改善されることが見込まれています。 しかしながら、うちの自治会内での都市受信障害では大幅に改善どころか、全く障害は改善されておらず、総務省が嘘を付いているとは言いませんが、これでは全国の難視聴地域は、多額の負担を強いられて、施設の改修・改善工事を行わなければなりません。 そして、総務省は地デジ放送を直接受信ができない場合は 受信障害対策共同受信施設のデジタル放送対応にかかわる対処(改修方法や費用負担など)については、所有者と受信者とを当事者とする協議による自治的処理が原則となります。 とし、その負担費用については、民事協議でもあるために、対応はマチマチにもなりますし、住民側で理解していなければ、お金がかかる問題でもありますから、細かなトラブルが発展することにもなるでしょう。 うちの自治会の場合は、僕の方で電波調査の依頼なども他よりも早く依頼をしていますから、少しは早い対応にはなっていますが、同じ町内での都市受信障害共聴施設のところは調査依頼も何も、全く動いていないところも多く、対象住民側に理解や知識がなければ、対応も大きく遅くなるだろうし、こうしたところは全国的にも多いだろうと思いますから、2011年までにアナログ放送を強制的に終了するのは相当難しいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 6, 2009 02:48:26 PM
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