『あの公園のベンチには、なぜ仕切りがあるのか?』森達也・編
あの公園のベンチには、なぜ仕切りがあるのか? 知らぬ間に忍び寄る排除と差別の構造 (論創ノンフィクション 44) [ 森達也 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/2/23時点) 楽天で購入 街を歩いていても気づきにくい。目をこらさないと見えない。目に付けば議論になる。それを避けるためにひっそりと、こっそりと進められていく排除のシステム。11人の論客がそれぞれの専門分野の状況を読み解く。 排除したい。だからこそ見えづらくする。街を歩いていても気づきにくい。目をこらさないと見えてこない。こっそりと進められていく排除のシステム。誰が排除されているのか。どうやって排除しているのか。11人の論客がそれぞれの専門分野の状況を読み解く。 本書は、サブタイトルに「知らぬ間に忍び寄る排除と差別の構造」とありますが、「排除」と「差別」をキーワードに各方面の11人が様々な切り口で語るノンフィクション。アート、貧困、公共財など、興味深い内容にはなっていますが、「区別」をあえて「差別」として取り上げている部分が見られる箇所が幾つか見られ、偏りある見方に感じられるところも多く、個人的にはイマイチでした。【満足度】 ★★☆