竹内マリアの 「人生の扉」 という曲のことを 少し前のブログ に書いた。
その歌は、歳を重ねることの貴重さや素晴らしさに触れている。
看護ステーションの所長が、
「若い時と違って、何を観ても、しても感動しなくなった」 と言うので、
「私は逆に、年齢を重ねるほど感じるものが増えた」 と話した。
もちろん、子供の頃の新鮮な驚き、というのを失ったとも思う。
だが、目にする自然や、人が造った建物、器など、
若い頃には退屈でしかなかったものにも、どんどん心が動くようになってきていた。
音楽とかにも、より敏感に反応するようになったし。
食事やお酒も、歳とってからのほうが美味しさを知ったなー
身体の衰えと引き換えに、経験や感受性が豊かになっていく喜びを感じて、
歳を重ねるのって、けっこういいじゃないか、と思っていた。
さて、今はどうだろう。
病気になって、失ったものを書き始めるとトメドもないが、
知らなかった世界に足を踏み入れて、
驚くほど素敵な仲間に出会ったり、
今まで何気なく見過ごしたことに気づいたり。
感覚や感受性は、豊かと言うより・・・ 過敏になった(笑)
日々が大事なことも以前よりは強く意識している。
人生の意味や定義に正解なんてない、そもそも意味云々ではない、
と若い頃からおぼろげに考えていたものが確信に変わったり。
おぉーー こうしてみると、
大変な病気になったのも、まんざらじゃぁない!
なんて、そこまで達観してませーーーん。 とても無理
ただね、『悲観だけ』 ではない! ということ。
こんな身体だって心があるさ! と感じていられる。
今のところはネ