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カテゴリ:グルメ(九州)
せっかく九州に越して来たので、今年のGWは小倉を
拠点に九州を楽しんじゃえ、というわけでさっそく 呼子・唐津へ日帰りドライブしてきた。 しか~し。すっかり油断していたのだが、いつも すきすき快適な高速道路がGWは超激混みだった。 普段は片道2時間程度で行けそうなところを、行き 5時間、帰り3時間も掛かり、息も絶え絶えに。 それでもなんとか、当初の目的だった呼子のイカ、 唐津の陶器を楽しむことができたのでご報告。 ![]() イカ釣り漁船が壮観の呼子では、やはりイカの 活作りを食べなくては! 朝9時に家を出て14時に到着するまで殆ど何も 食べられなかった私たちは、意識も朦朧と、ただ ひたすらイカ、イカ、イカはどこじゃーーーと 港に面した通りを俳諧。どこも行列だったが、 少し外れた場所の食堂でようやくイカ活作りと ご対面できたとです。 ![]() 相方が下調べしたところによると、透明なままで 出すのはとても難しいらしく、もちろん活きが よくないとだめだし、漁の時にスミを吹いたやつも 水で洗うときに濁ってしまうそうだ。 多分これは剣先イカだと思うのだが、お皿の柄が 見えるほど透明で、口に入れるとシコシコと柔らかく とろけてしまう。 私は、母が北海道出身なので、小さい頃から北の 噛み応えあるイカに馴染んできたため、九州の イカを初めて食べた時にはその柔らかさにびっくり したものだが、これはこれでおいしいものだ。 下足の部分は、おやっさんが天麩羅にしてくれる。 かりふわっとしていて、これまた美味~。 おやっさんが電話で誰かに、明日の活イカはもう 確保できないかも、と言っていた。最近海水が 濁っていて沢山獲れないところにGWで人が押し 寄せたので、どうやら大変なことになっている らしかった。ぎりぎり食べられてよかった~。 ようやく人間に返ったところで、呼子の港を少し 探索してみる。と言っても、港に沿って南北に 走る数百mの道と、その道と平行に走る裏通り (=朝市通り)を歩いてみただけなのだが、1軒 素晴らしいお店を発見した。 正確なお店の名前は忘れてしまったのだが、 (「さかな市場」か?)上記2本の道のどちらからも 入れるようになっていて、最南端にある魚屋さん である。 この港ではそこいらじゅうにイカの一夜干しが 売っているが、このお店のイカは肉厚で大きくて 他のお店のと全然違う! あと、呼子でイカ以外にもうひとつ外せないウニも、 地元の人が塩だけを入れて丁寧に作った粒ウニ なんかが置いてあるではないですか。 ウニってやつは美味しいのに当たることがなかなか 無くて、みょうばんの臭いがするだけで食べる気が 失せるし、殆どの粒ウニには化学調味料や保存料が 入っているので、好きだけどなかなか手を出すのに 勇気がいるものだ。 しかしこのウニは、塩しか加えていないし、100% バフンウニだという! 100gで1,800円と、ウニに してはお手ごろ価格なのも素晴らしい。 というわけで、買って帰って家で盛り付けたのが こちら。きゅうりと柚子皮を添えてみた。 ![]() ウニの香りと旨みがぎゅぎゅーーっと詰まって 濃厚、なのに繊細。余計な味がしないので、ウニ 本来の味の変化をじっくり堪能できちゃう。最後は 舌の上で甘くとろけて、いつまでも後を引く旨みが、 米臭くて濃い九州の日本酒とマリアージュ! これだけで、渋滞の中を頑張った甲斐があった というものだ。 … 呼子の次は唐津へ陶器探訪、と思っていた のだが、なにしろ行きに5時間掛かってしまった ため、今回は唐津駅周辺だけ寄ってみようという ことにした。 行ってみてちょっとびっくりしたのだが、知名度が 全国区なのに駅前がシャッター街になってしまって いて寂しい雰囲気だった。 それでも、唐津焼のお店がいくつか開いていたので 入ってみたのだが。ううん、なんというのか、 有田や伊万里が高いのは分かるんだけど、こういう 土ものでこの値段、というのが、まだ初心者で 納得いかず。 確かに素敵だし、こんなお皿で料理が出てきたら 高級温泉旅館みたいだよなぁとは思うんだけど、 出会いのようなトキメキみたいなものを感じる ことができない。ううむ、もうちょっと勉強して また来ようか。 せっかく来たので、思い出にお猪口をひとつだけ 買うことにしました。 ![]() どこの釜か聞き逃してしまったけど、ほんのり した色使いがいい感じ(でもこれで1,500円)。 今回は渋滞のおかげで十分に堪能はできなかった けど、大体の地理感覚は分かった気がしたので、 これから時間を見つけては唐津、有田、伊万里を 探検して回りたいと思う。それまでもう少し 焼き物を勉強するぞー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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