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カテゴリ:グルメ(九州)
九州のお酒は濃い。
料理の味付けが甘く、南方ならではの脂の乗った魚が 多いので、そういう九州の味には濃いお酒が合う。 初めて小倉でお寿司を食べた時は刺身醤油の甘さに 驚いたものだが、今ではこれが九州の味なんだと よく分かる。 芋焼酎の甘い香りと、すきっと切れる味は、この 脂っこくて甘い九州の味付けとぴったりだ。というか、 この味に合わせて美味しいお酒が発展してきたのだろう。 ただし、九州はどこも焼酎が盛んなのかと思っては いけないらしい。同じ九州でも北部の方は、昔から 日本酒圏だったそうだ。 というわけで、小倉の蔵元を今回はご紹介。 <無法松酒造> ![]() 実は、ここの山家靖子さんという女性杜氏の方を かげながら応援させていただいている。 蔵元店によく出ているので、勝手に「靖子ちゃん♪」 と心で呼びかけつつお酒を買うのだが、その初々しさと ひたむきさにぞっこんだ。 ここのお酒は、九州らしい濃さのある米臭さと、最後に すきっとまとめる辛さがあり、日本の南北のよさを 合わせた感じがして美味しい。 ただしやはり南のお酒なので、大吟醸になるほどすっきり という訳ではなく、むしろ香りと味が濃くなるのが面白い。 東北のお酒だったら、私は大吟醸より純米が美味しいと 感じることが多いのだが、無法松の場合は断然大吟醸が いいと思う。 脂の乗ったブリやサバの刺身と合わせたら、それはもう 極楽である。 最近、靖子ちゃんはいろんなことに挑戦しているようで、 古代米を使った、ワイン色の日本酒を作っているらしい。 もちろん、さっそくうちでも予約してみた。電話を 掛けたら、多分靖子ちゃんと思われる女性が丁寧に対応 してくれて、ますますファンに。6月に届くのが楽しみ! ここのお酒は、小倉では大体どの酒屋さんでも売って いると思うが、東京ではあまり見ない気がする。 なぜか楽天でも扱いが無いようなので、どうしても 飲んでみたい方はこちらからメールで注文して みてください。九州らしくて楽しいですよ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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