最低のアドバイス・・・
今いくつかのメーリングリストに参加させてもらっているが先日あるメーリングリストの中で私が尊敬している方が「価値観」に関係することをおっしゃっていた。私もこの件に関しては非常に大きな問題だと思うし、これまでそういった現場を本当にたくさん見てきた。教える立場にある人間が自分の経験や価値観だけで「あなたはこうしたほうが良いよ」「それはこのように考えたほうが良いよ」等ということをアドバイスする。もちろんそれが正解な場合も多々あるだろう。しかしそれがとんでもない方向へ向くことも多々あるということもまた事実だろう。ここ最近、「心」に関するセミナーやワークショップがどんどん増えて来ているがそんな中でもこういったことが行われトレーナーのちょっとした一言が受講者を余計に迷わせたり、違和感を感じるということをたくさん聞く。いろいろな会社で朝礼に参加させてもらったりするがそれは自分の価値観の押し付けではないのかと思うようなアドバイスをしている光景をよく見る・・・そういったところはどうみてもそれを言われた部下は納得していない。そうやってやる気も下がり・・・シーンみたいな昨日もセミナーでいろいろとお話させてもらったが人は簡単に「条件づけ」されてしまうため、会社においても家庭においても相手よりも上の立場にある人間はコミュニケーションには特に注意が必要である。自分では気づいていないが場合によっては良かれと思ったアドバイスがその人にとっては「最悪のアドバイス」にもなりかねない。ティーチングよりもコーチングの時代においてこういった問題が増えてくることには大きな不安を感じる今日この頃・・・